◎タッチングスピーチの19(牡 父ロードカナロア 手塚厩舎 3月2日生)
2021年01月08日 NF早来 現在は週3日は屋内周回ダートコースでハロン20秒のキャンターを2700m、週3日は屋内周回ダートコースでハロン20秒のキャンターを1800mを乗ってから、屋内坂路コースで3ハロン46~48秒のキャンターを1本のメニューを消化しています。脚元、体調面は問題なく、負荷をかけて運動できています。背中の筋肉がつきづらく、成長待ちの部分はあるものの、騎乗者によると背中の感触はかなり良いとのことです。良いフットワークで走ることからも、素質はかなりあるのでは予見しています。気性は大人しく、落ち着いています。体つきには幼さが残るので、引き続き成長を促しながら進めます。現在の馬体重は453kgです。
◎ハープスターの19(牡 父ロードカナロア 木村厩舎 4月9日生)
20/12/28 NF空港 馬体重:469kg 現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本登坂しています。冬毛は伸びてきていますが、体調面に不安はなく、カイバもしっかりと食べることができています。ブレのない、安定感のある走りで背中の使い方自体は悪くないものの、もう少し柔らかさが増して、ストライドが伸びてくれば更に良くなってきそうな印象を受けます。
◎アビラの19(メス 父モーリス 安田隆厩舎 3月11日生)
20/12/28 NF空港 馬体重:474kg現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本登坂しています。まだ全体的に頼りないところは残っていますが、前向きな気性を持ち合わせていることで坂路では自ら前へと進むことができています。トモに緩さを感じさせる馬なので、しっかり後肢を使わせることで強化を図っていきたいところです。
◎プルメリアスターの19(メス 父モーリス 矢作厩舎 3月23日生)
20/12/28 NF早来 馬体重:418kgカイバ食いはこの馬なり安定していますが、なかなか馬体が膨らんでこない状況にあります。また、この中間は坂路でハロン17秒程度のキャンターも行っていますが、まだ力がつき切っておらず、登坂後は背腰に疲れが溜まりやすい傾向にもあるため、週によっては周回コースのみの調整に留めたり、登坂する場合も週1本にするなど、負荷が掛かり過ぎないように努めています。それ以外にも日によっては日中放牧を取り入れるなど、リラックスできる環境を設けるなど、馬体の成長を第一に取り組んでいきたいと考えています。
明けまして2歳になりました。タッチングスピーチの19が血統通り晩成型っぽいのは想定の範囲内ですが、それでも調教メニューはしっかりこなせていてなかなか良い感じで将来が楽しみです。背中の感触が良い馬というのは、言い換えると身体全体を使える馬です。身体全体を使える=収縮する、すなわち後脚を踏み込める時間が長くなり深く踏み込めるということです。結果として強い推進力を生みだすことになり速く走れます。ハープスターの19とアビラの19も概ね順調で、気になる点もなくはないですが、まだこの時期ですので、まぁいいでしょう。心配なのはプルメリアスターの19です。体重も軽いですし、まだまだ体力もなさそうです。ひと夏を越えて成長を見守るくらいのゆとりが必要かもしれません。昨年の同時期と比べると、確かにモントライゼはいい感じでしたが、グランメテオールも結構いい感じでしたので、単にダイワメジャーが早かっただけかもしれません。まずは順調に行って欲しいです。