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WAVEが日頃気付いたこと、
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朋あり、遠方より来る

2013-07-31 00:44:41 | Weblog
先日遠くから友人が泊まりがけで遊びに来てくれました。
泊まりに来たその日と、次の日の夕方まで、の短い間でしたが女二人で東京巡りをするのがここ数年の習いで、とても楽しいひと時です。

以前彼女とは数人で旅行に行った際、ほとんど初対面だったのですが話したりする中でとても仲良くなりました。私よりも何歳か年上なのですがとても自由奔放で(笑)でも人生の先輩として、また二人の共通項の先輩として私の目標でありお手本です。

自分一人で色々考えることも大切ですが、時には一緒に語り合える友人と膝を付き合わせて意見を交わすことも大いに勉強になります。

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先日母とメールで話していて、考える、ということについて発見がありました。

考えることは悪いことなのか。
悩むことは悪いことなのか。
迷ったり考える、ということは自分の置かれている状況に対して「NO」を提言することだから、良しとしない人がいると思います。
例えばとある会社の方針に「賛成してくれるよね」と言われた時、「うーん・・・・」と考え始める人がいたら、上司は怒りますよね。上からの命令なんだから考えるな!と。考えたってこの方針は変わらないんだ!なんで考えるんだ。と言うでしょう。
これが国だって同じこと。

躊躇する、ということをある意味「否定」と捉える人が多々いるということです。

でも、多分何も考えないでいることのほうが容易い。頭の悪い人は何も考えません。動物は考えません。

世界の偉人と呼ばれる人たちも同じで、「本当にこの世の中はこのままでいいのだろうか」と考えたからこそ行動に移し、大きな運動となったのです。マザー・テレサしかりマハトマ・ガンジーしかり、キング牧師しかり。

あるいは日常生活において「今の世の中本当にこれで良いのか」なんて子供が喋ったらあなたは馬鹿だと罵りますか?そんなことは政治家が考えていればいいのであって、お前は勉強でもしてろ、と諭しますか?私たちはその日の暮らしを精一杯やっていれば良いのだと。
確かにそうなのかもしれませんが、私は違うと思います。

どんな状況の人でも、どんなに好景気の会社だろうと、性格の良い人たちの集まりだろうと、改善点はあるものです。問題点と言ってもいいと思います。そこを放っておけばいつかは腐るのです。物でも物じゃなくても。
「これじゃいけない」と初めに思った人、それを行動に移した人は必ず最初叩かれますし、悪口も言われ存在自体を否定されます。何故か。大多数の人たちの考えに沿って動かない少数のものを排除しようとするのは人間の性だからです。自分たちの方が多数意見にも関わらず「本当にそれで良いの?」と言われた瞬間怖くなるからです。否定されていると思うからです。それは、自分たちのしていることに100%自信が無いからです。だれかにお墨付きをもらいたいから。

別に本当に「良い」と思っているなら、堂々としていればいいのに「考える人」を壊しにかかる。中高年の頭の固い人々に多いですね。(まれに若い人にもいますが)

その組織の中で「考えて」もしかたない、と思えば離脱したって私は構わないと思います。その組織そのものを変えたいなら大きな運動になるよう工夫することもありますが、組織の根本が腐っているのなら救いようがありません。あるいは外から刺激を与えるしかない。

私は最近ジャーナリストの池上彰さんの本をよく読みますが、まず間違いなく池上さんは外側から国や政治家に対して書籍で、あるいは取材して、質問をすることによって刺激を与えようとして戦っているように思います。
内側から政治家として立身して政治を変えようとする人もいます。でもそうやって外側から辛辣な意見を投げかけて戦う、という選択もあるのだなとすごく勉強になります。

歴史は繰り返す

2013-07-30 00:03:01 | Weblog
先ごろ行われたサッカー東アジアカップ最終戦、日本と韓国との一戦。
両チームとも死力を尽くして戦ったいい試合だったように思います。ただ、恒例の(?)試合会場におけるハングル語の政治的メッセージ横断幕を見て、ほとほと残念な気持ちになりました。半分韓国の血をもらっている身としては、こういうニュースを見るとほんとに胸の痛む思いです。

もちろん一部の人たちのする行為であって、韓国の人たちの多くの人は日本に対して好意を持ってくれています。歴史的背景はそれはそれとして、今現在経済的にも文化的にもお互いに支えあっているのが事実であり、それによってお互い生活が成り立っていたり交流したりしているからです。

ただ、テレビや雑誌等から反日と受け取れるニュースが流れることで(あるいは政府の見解が日本にとって及び日本国民にとって気分を害するような態度であることで)胸クソ悪くなることがあります。今回も「またか、ここでもか」と憤りを感じてしまいます。

私はサッカーのルールも分からないし、別に日本代表の試合だからってテレビをわざわざ見たり録画したり応援したりってことはまずありません。スポーツニュースでやってたら観るくらいです。ただ単純に柿谷選手の2ゴールは素晴らしいなあと思うし素直に感動します。ああいう緊張する場面で2シュート放ってどっちもゴールするなんてどんだけメンタルが強いんだろうとため息が出ます。

韓国の選手だってメンタルは強いわ、体力面だって決して劣らないはずだし、負けじとシュート数やボールの保持率では頑張ったけど今回は残念ながら負けてしまっただけのことで、もっとひどい日本代表の試合だって過去にあったはずで。またお互いに頑張ろう、ってそれでいいじゃないか、と素人の私は思ってしまうわけですけどね。

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韓国と日本とは顔は似ているところもあるけど、似て非なるもの、で。気質とか周りの環境が全然違いますね。食文化も全然違う。
それはやはり土地柄が違うことがあるんでしょう、日本は国の周りが海に面している。韓国(大きく言うと朝鮮半島ですか)は大陸とつながっている。もちろん戦争があって今は北朝鮮と韓国で分断されていますが、いつも大陸からの脅威があった。
昔は侵略されたり戦で負ければそれはイコール民族ごと殺戮されたりするわけです。自分の身は自分で守る、言いたいことも主張していかないと一族もろとも消えかねない。もちろん日本も織田信長とか強行姿勢で国をまとめようとする信念を持つ人もいたわけですけど、日本と外国じゃモノの考え方の根本が絶対的に何か違う。人々の考え方の違いって歴史と深く結びついているんじゃないかと思うわけです。

もちろん私は研究者でも歴史学者でもないんで好き勝手思ったことを言ってるだけなんですけどね。ブログってそういう場所であると思いますし、思想や発言の自由をここで論じようと思ってるわけじゃないんですけど。韓国の人って(私の周りの友人や親族に限ってですけど)素直でサバサバしてて一度思い込むととことんだし、心を許すと他人でも家族のように愛情持って接してくれます。また人生を大いに楽しもうよ、みたいな人が多くて。自分が良いと思うことも悪いと思うこともその場で言う。そして後腐れがない、みたいな人たち。そして何故か私の周りにはそんな日本人もたくさんいます(笑)

話がそれましたが、↑そういう日本人て少数派というか。たぶん多くの日本人てあまり自分の欲求は表に出さないですよね。本音と建前の社会。でも国際社会で本音と建前は通じません。駆け引きはあっても、あくまで自分たちの主張は先に言わないと。そして行動しないと。

今回のサッカーにしたって、まず日本だったらああいう横断幕は誰もやりませんね。政府もさせないだろうし。「こいつ何言ってんの?」って、サッカーと政治関係ないでしょお門違いでしょ、って言われたらすごい恥ずかしいし。

ただ、自分の主張を言っていい場所で堂々と披露するのと、サッカーの試合見に来て、対戦国の選手にもその国の人々にも失礼な言葉を書いた横断幕下げて場を白けさせて帰るのは違うと思うんですけどね。まだ横断幕広げるだけならせせら笑って終わりますけど、政府が加担してテロみたいな暴動反日運動に持っていくことないようにくれぐれも注意して欲しいものです。

晴れのち豪雨

2013-07-28 00:15:04 | Weblog
今日も東南アジアのような奇妙な天気でした。
ここ数日間は天気予報が見事に外れている感じで、予報する方も大変だろうとは思うのですが、晴れだと言われて夜洗濯物を干して起きたら土砂降りだったり、雨が降ると聞いて洗濯物を干さずに出かけたら一度も雨が降らずにいたり・・・。

今日も正午過ぎには雨が降ると聞いていて雲行きが何度か怪しくなりつつもふらず・・・帰る頃に急に突風が吹いたと思ったらスコールのように土砂降りの雨。さんざん集中豪雨(カミナリもビカビカ☆)が降ったあと、夜は嘘のように晴れ上がりました。

変になってきたのは人も自然も・・・なのかもしれません。

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何年に一度の割合で数年ごとに「論語」にハマる時があります。
その度に気に入った言葉を暗誦しようと思うのですが、何ヶ月か立つとすっかり忘れ、忘れ切った頃また読みたくなる(笑)という、良い読者と化しています。
おすすめの言葉を記します。

♪誰かに聞かせたい言葉♫
「子曰わく、巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すく)なし仁」
・孔子がいわれた。「人の顔色を見ながらうまいことをいう人間には、人を思いやる仁の心、真心などないものだ」

「人の為めに謀(はか)りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか」
・曾子がいった「私は毎日自分自身の行いについて反省をしている。人のために真心から働いただろうか、友人と心のこもったつきあいをしただろうか、まだ身につけていないことを、知ったかぶって人に教えたりしなかっただろうか」

♪思わずほほう、と思った言葉♫
「子貢(しこう)、君子を問う。子曰わく、先ず其の言を行ない、而して後にこれに従う」
・子貢が君子について孔子にたずねた。孔子がいわれた。"まず言おうとすることを実行してから、その後に言うのが君子である"

「子曰わく、雍(よう)や南面せしむべし」
・孔子がいわれた「雍は南面にしてもいいほどの人物だ」天子や諸侯は南に向いて政治を行っていた。立派な政治家や指導者は衆星が向かう北辰に因んで南面する南向きがよいという。現在も、指南という言葉が残っている

※ピエ・ブックス発行 ビジュアル古典文学 論語―君子たちへ より抜粋

孔子が好きかって言われると、そうでもないんです。好きな言葉もあるけど、「え、そうかなあ?」と思う言葉もたくさんあります(笑)ただ、その言葉のテンポが好きです。昔は教養で論語を素読するというカリキュラムがありました。(昔正岡子規にはまったときに大岡信さんの著書で知って、それが論語に興味の湧くきっかけとなりました)
閑話休題
意味は分からないけどとにかく読む、先生の後に沿って読む、体に叩き込む、そうやって明治人の教養は出来上がったんだと(もちろんある一定の比較的高い地位の家庭の教育環境ということですけど)。特に松山は教育水準が高い地域でしたから、10歳に満たない内から何時間も素読をやらされる訳で、論語をすらすら読むんです。今みたいに振り仮名も送り仮名も無しで、漢詩の状態で引っかからずにさらさらーっと読み下すんです。

よし、私も挑戦しよう、と高校生の時に無謀なことに挑戦しましたが5分でそれは無理だと痛感しました(笑)

正岡子規の話になると長くなりますので話を戻します。
私は親だから、年上だから、目上の者だから無条件に敬うというのは基本的に否定の意見です。もちろん自分を育ててくれた親、周りのお世話になった(と自分が確信している人)には礼節をもって接するのは当たり前だと思います。でも、年が上だという理由だけで上からの物言いをする人、「世話してやった」と勝手に偉そうにふるまう人、お年を召しているだけで厚かましい人、人からの敬意を受けて当然ヅラしてる人には頭など下げる気にはならない性格です。

子供だろうと甘やかさない、というのなら年寄だって自分と同等に扱うべきです。その人の人間性を見てつきあうべきです。どんな人間にも親切にするのが道徳であれば、私は非道徳者なんだと思います。

孔子もそうだし、仏陀の言葉や教えだって、もう大昔の人の言葉で、もう正確に今の世には伝わってないと思います。最初の人の考えはおそらく原液ではなく、何倍にも希釈されているんでしょう。でも、その希釈された水の中に残るとてもシンプルな味に、現代でも心惹かれ感銘を受けるからこそ経文にしても書物にしても残っている。逆に言えばそんだけ薄まった中で唯一残る基本的なメソッドがいまだに多くの人に影響を及ぼすなんてすごいな・・・。と思ったりして。

たぶん良い弟子がいたから今に残っているんではないでしょうか。新しい言い回しや広くいろんな人に読んでもらえるよう翻訳したり?詳しいことは分かりませんが古くて腐ったつまらないものにならないよう改良を加え、柔軟性をもって後世につなげていく。そのような賢い姿勢があり現在に生きる私たちの目や心に触れているんだと思うとその悠久の時と人々の努力に感銘を受けて仕方がありません。

久しぶりに新書を買う

2013-07-25 08:24:28 | Weblog
最近のお気に入りの本を紹介します。
池上彰さんの著作です。
「池上彰の政治の学校」基礎の基礎から政治の仕組みを解説してくださっています。
お恥ずかしい話、衆議院と参議院の違いや小選挙区制度、比例代表制度などもよく分からなかった私にとって政治の根本的な仕組みを示してくれたような本です。

「聞かないマスコミ答えない政治家」
政治が悪くなった、政治家の能力が下がった、という批判は果たしてそうなのか。その政治家に質問し報道する側が「良い質問」を政治家に投げかけることで政治家を育てることになる、今その記者たちの質問能力・取材力が落ちているのではないか。という観点から書かれた本です。池上さんが選挙特番で次々と厳しい(というか当たり前の質問)を著名な政治家に問いかけ、ある人は怒り、ある人は閉口し、ある人は質問に質問で返して本来の答えにならないことも。そうすることで政治家は公の立場で話すには勉強や心構えが必要なのだ、という当たり前のことに気づく。もちろん池上さんの質問に見事に答える姿勢を持つ政治家もいるようで、特番を思い出しながら読むととても面白いです。

番組は前回の衆議院選挙の際の特番で、元東京都知事がとある質問でいきなり怒鳴りだしたり、とある党首が全く質問の答えになっていない発言を繰り返す中、それを見た視聴者からたくさんの反響が寄せられたそうで、選挙特番としては異例の「再放送はないか」「DVDで発売しないのか」といった意見が寄せられたそうです。その池上さんの質問の内容や応答、その質問に至った経緯など裏話が伺えて読み応えがあります。

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政治だけではありません、学校の教師や役所の方、あらゆる会社で人を管理する管理者の方々が、厳しい質問に晒された時にどの程度まで答えられるかというのはその人自身を映し出し、その職についてどの程度勉強を重ねているかが浮き彫りになってしまいます。

であればこそ、質問する側にも相当な勉強と下調べが必要になります。単に対象者に恥をかかせようとする攻撃的な口調であったり、場を荒らしたいだけのてんで的はずれな質問をすればただのケンカですし、質問に答えようという気がなくなります。
要は「子供でも疑問に思いそうな誰でも感じている質問」にするどく突っ込めるかどうか。誰もが「あれはどうなっているんだろう?」と思っているのに、「そんなこと聞かなくてもわかるだろう」という先入観から誰も聞かないこと、があるはずです。

でも、対象者は意外にもそういう基本的なことを理解していない場合も多々あるということです。政治なら政治の、教育なら教育の、技術なら技術の、基本的な勉強をせずに高い位置の役職に就いている・緊張感もなく人前で失言したりする・人が横行するひとつの理由です。公の場所でそのような事が判明すれば、それを見た人は「なんだ、この人は偉そうにしているけど、そんなことも知らないのか」と思ってしまいます。そうならないように、質問される側は相当準備して質問に答えよう、という気になる。ひいてはそれが「質問によって育てる」ことになると。

全くその通りだなと思います。

間違った意味で「他人の目を気にする」ことが多いような気がします。自分の自尊心を傷つけないよう、なめられないよう、威圧的にしたりさも自分は権力を持っているんだぞ、と振舞う人。あるいは上位者、自分より上の立場の人間に好かれよう、褒められようとしすぎてその評価ばかりが気になる人。

客商売も同じように、お客に媚びてはいけない気がします。自分の店の商品に自信を持ち、あるいは素材や製法について自分なりの見解を持つ。その上で人々に物・サービスを提供するのと、ただ単に儲けにひた走る人・店とはその姿勢も違いますし、お客に対する発言や考え方も違うはずです。

そして、常に自分の仕事なり考え方に疑問符を持ち勉強している人、向上心のある人・緊張感のある人は質問や疑問を投げかけられた際動じないし逃げることなく答えるはずだと思います。それによって、その人の気概・どれほどの覚悟でその仕事に望んでいるか、が分かるはずです。

自分たちに合う文化

2013-07-23 09:09:28 | Weblog
今年の夏は、定番の日本の食を意識して取り入れようと思っています。
麦茶・スイカ・うなぎ(安いものですが)・桃・そうめん・うどん・わさび・・・特に夏と言えばこれ、というものを意識しています。きゅうりやナスは火照った体を冷やす効果もあると言います。
今年はそのおかげか、今のところ夏バテの症状が全然出ていなくて体調もすこぶる良いです。
あと、毎日かかさず味噌汁を飲んでいます。

以前テレビで韓国人女性の肌やスタイルが良いので、韓国料理を食べる日本女性が増えているというニュースがあり、それについて専門家が話をしているのを観ました。確かに韓国料理は実は野菜が多く、私も小さい頃からよく食べていましたが、日本人の胃腸には韓国の香辛料は強すぎることがあって、胃腸の動きを悪くしてしまう場合もあるとのこと。日本人の胃腸にはなにはともあれ「味噌」が一番あっているそうです。イソフラボンに始まり、美容に良い成分がたくさん入っている味噌を取ることで、日本人本来の肌の美しさが保たれるとか。今に始まったことではないとはいえ、理論立てて聞くと納得してしまいます。

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国政選挙がひと段落した途端、福島第一原発からの海への放射線物質流出を東電が認めました(最近のものについて)。あの腐った体制は死んでも治らないんでしょうか。

ねじれが解決されて、良い法案がスムーズに通るのみとは限りません。確かに国会が低迷したり、重要法案が先送りになったり廃案になったりするよりは・・・という想いもあるかと思いますが、政治家に丸投げにしてはいけないと思います。「きっと偉い政治家の先生が(この悪い状況を)なんとかしてくれる」というのでは虫が良すぎます。これから正に国民は政治について目を離してはいけないと思います。

私たちの生活の中でもそうだと思います。親が、上司が、会社が、自治体が、自分たちの尻拭いをしてくれる。自分たちはそれにぶら下がっていればいい、という考えではこの世の中生きていけません。もうそういう時代じゃないんです。各人がしっかりとした視野を持って自立した考えを持って行動しなければ単なるお荷物です。

そんなこと言われなくたって自分は国のため、親のため、周りの人間のためにせいいっぱいやってる、という人もいるかと思います。そう思ってるなら勝手にそう思ってれば良いと思います。問題はその弊害がその組織全体にどう及ぼすかどうかであって、個人の「自分はちゃんとやっている」という自尊心を満たすかどうかというちっぽけな問題ではない、ということです。

「必要とされたい」というのは人間のエゴです。私だって親や兄弟、友人や大切な人、思い出のある場所、気に入っている物など大事な物はたくさんありますし、守っていきたいという思いとそれらを必要とする時はあります。でもその大事な者たちから常に「必要とされたい」かと言うと、そうは思いません。むしろその大事な人たち・物に対して何ができるかと言ったことをまず考えます。
自分のことを必要とするのは自分自身です。まず私そのものが自分というものに対して自信と尊厳を持って生きなければ、他人に対してやさしくもなれないだろうし生き生きと生活したり仕事したりできませんから。
自分に自信のない人は他人からの評価を常に気にしているんではないでしょうか。特に上からの評価。自分はこんなにも上から評価されている、信用されている、だから今の地位が守られていて必要とされているんだ。こういう感情があるんじゃないでしょうか。

別にその感情は悪くはないと思いますが、多分長続きする安心じゃないでしょう。自分の身の内から湧き出る安心感とは違い、常に意識は外に向いていますから常時評価されていないとイライラしたり、ちょっと怒られただけでキレたり暴言を吐いたりすると思います。「評価されていない」不安感からまた新たに失敗を招き、怒られ、またフラストレーションが溜まりまた失敗する。といった具合。

日本全体がもしかしたらそのような連鎖かもしれません。評価=お金で考えてみるとしっくり来ます。
上=国際社会、もしくはアメリカ。

国も人も、歳を重ねたり成熟してくると、今度は子供じみてきたりひがんだりすることもあるのかもしれませんね。

夏の音続々

2013-07-21 19:30:09 | Weblog
午前中に投票を済ませ、図書館に行って本とCDを返し、食料を買出しして一旦帰宅。部屋の掃除をしたらあっという間に午後になっていました(笑)それから新宿ギャラリーブリコラージュさんに行ってこの前の展示会に使っていただいた絵を回収に行ったりもしました。万歩計付けていたら結構な歩数になっていたこと請け合い・・・。帰り道吉祥寺駅で降り、ブラブラしてたまには歩いて帰ろうと思って歩いたら、結構な距離があって足が痛くなってしまいました(涙)

井の頭公園を横切り、玉川上水沿いをてくてく歩いていると、セミや夕焼けを背景にひぐらしの鳴き声まで聞こえてきます。音でもすっかり夏景色になっています。外国の文化では、虫の声は全てノイズらしいですね。虫の音で風情を感じる心はやはり日本の文化なんだと思います。

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年を取る、という事を最近よく考えます。自分も20代前半の頃と比べて色んな弊害が・・・出てきていますが、これが倍、さらに倍、と年を取っていくと一体体も心もどう変わっていくのか・・・想像も出来ません。
でも年を取るというのはそんなに悪くは無いと思います。もちろん物忘れも激しくなり、シワも増え、白髪だらけになり、トイレも近くなり、頭も固くなり、動きも遅くなり、昔のことはよく覚えているのに新しいことは覚えられない・・・とか、よく聞く話です。でもそれに抗っているうちはその人自身はつらいだろうなあと思います。「自分は年寄りなんだ」と自覚してどうあがいても若い頃とは変わってきた自分の脳みそと身体を受け入れ、その年齢を迎え入れる覚悟を持つこと。そんな衰えた自分を愛おしく思い、出来なくなった事はさっさと手放す。意外とそういう方って少ないんだろうなと思います。

お店のレジで「ごめんなさいね、とろくて」と言いながら散々焦って小銭を落とし、周りの人に謝り続けるお年寄りを見ると、もっと堂々としていればいいのになあ、誰も責めてないのに・・・。と思います。ときにはその謝る言葉は、大人しく待ってあげている若いレジ係の店員さんに向かって「こんだけ下手に出てるんだから文句言わないでよね」という風に聞こえるときもあります。

こんだけお年寄りにやさしい社会にあっても、なおも日本のお年寄りはやさしくしてもらいたがっているんだなあと感じる時があります。

沖縄のお年寄りのエピソードは有名で、「オジイ」「オバあ」と愛称で親しまれているぐらいです。その独特のゆったりとした考え方やライフスタイルの紹介本やコラムは数多くあります。沖縄の中ではお年寄りは「守られる存在」であると同時に、沖縄の人々の精神性を司る「人々の精神のよりどころ」であり守り神のような存在なのかもしれません。(ご存命ですでに守り神っていうのもおかしいですけど)

沖縄のお年寄りは本土のお年寄りのように弱々しくありません。飲食店で働くおばあが、そばの中に指を入れながらお客に商品を出して「おばあ、指がそばの汁にはいってるよ」と言えば、「あぁ、そうだねぇ、熱くないよ」とにっこり。あぁ、そうか、火傷しないね。よかったよかった・・・。何故かそれで許されてしまう。東京じゃお客が激怒して悪態をついて出て行くかもしれません。

地方と都心じゃ違うから、と言うことかもしれません。でも、街中バリアフリーで守られ、シルバーパスや特典を利用でき、少ないかもしれませんが年金で生活出来、いい薬を出してくれる病院もたくさんあります。電話一本で食事も食材も家まで届けてくれるシステムもあります。それでも、幸せそうに街を歩いているお年寄りが何人いるでしょうか。

お年寄りに対して、別に若い人と同じ動作や考え方を誰も期待してないと思います。さっと小銭を出してスマートに買い物を済ませるお年寄りなんて望んでいませんしね。急いでいるんならゆったり買い物しているおばあちゃん突き飛ばして買うんじゃなくて別のレジにさっさと並ぶか、もう少し早めに買い物に来ればいいだけの話です。
お年寄りに出来るのは、もっと悠々と余生を楽しみ、毎日を生き生きと過ごすことです。若い人が「将来年を取ったらあぁいう風に生きたいな」と思うような物腰でいることです。

これは決して経済的に裕福かそうでないか、ということではありません。その人個々人の精神の成熟度だと思います。
今は良い歳をして子供みたいな人もいます。すごく高齢なのに言う事や考えがすごく子供じみている人もいます。逆に、若くしてすごく自立した大人な考えを持っている人もいます。「大人」と「子供」、「高齢者」と「若者」というのは見た目もありますが、結局はどれだけその人の精神が発達し成熟しているかなのでしょうか。

私も顔に少しずつできてきたシワを、精神の成熟だと捉えて気にしないことに・・・出来たらいいなと思います(笑)

最近見ているドラマの話から

2013-07-20 23:20:01 | Weblog
今いくつかはまっているドラマがあります。この夏のドラマは家族ドラマが面白いですね。

水曜日に日テレでやっている「Woman」というドラマは作りが丁寧だし話も面白いです。
主人公の満島ひかりさんしかり、田中裕子さんや小林薫さんなど、周りの役者さんも素晴らしい演技で引き込まれます。
特に主人公はシングルマザーで、まがりなりにも私も母親の腕一本で育ちましたからなんとなく昔を思い出してしまう設定なのも興味をそそられるところではあります。(主人公の二人の子供が姉と弟、という設定なのもうちと一緒ですし)

まだまだ日本はシングルマザーや子育てについて本当に支援が足りないというか政策が遅れていて歯がゆいばかりです。今の高齢者は若いうちに年金を収めていたから給付される、というのはわかりますが、お腹にいるあいだに金を積み立てられない子供に厚い手当てがないというのは当たり前のことなんでしょうか?子供に金を給付すると、親や周りの大人がかすめとる、というのなら医療費や教育費を免除するべきなのではないのでしょうか。
「昔はもっと子育てが大変だった」というのは、あぁそりゃ大変でしたね、という感じですが今の親にも同じように大変な思いをしろ、という方がどうかしていると思います。もっと楽に子供を育てられる、子供を育てるのに負担が少ない、経済的にも保育園などの施設を利用するにも。そんな世の中になっていかなければ日本には子供も若者もいなくなり、あとには足腰の立たない年寄りが残るだけです。

今のところこのドラマで私が気に入らないのは、女医さんのキャラクターが劇中出てきます。夫婦仲があまり良くなく、一人息子を夫の元に置いたまま家を出てしまいます。夫は公務員で役所勤め。子供を預けるところに苦労し、奥さんのいる病院に行っては「それでも母親か」と罵って喧嘩になる場面があります。奥さんは「女は子供に縛られるんじゃない、男に縛られるのよ」(ちょっとセリフは違いますが)といって家に戻ろうとはしません。
そんな奥さんがちょっと嫌な役回りで描かれているもんですから、まだまだ日本では「女は母親になったら仕事をもってても子育て中心でいるべき」という考えが大多数なのかな、とちょっと頭をかしげます。まあこのあとの展開がどうなるか分かりませんが。

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「役」がつく、と言います。ある一定の組織の中で責任ある立場を任されたり、ヒラではなく管理する立場、監督する立場になったりすることがあります。実績や経験を買われてなることもあるため、良いことのように思える場合もあります。
ただ、「母親だから(父親だから)こうあるべき」「女だから(あるいは男だから)こうあるべき」というのは好きになれません。頭から押さえつけられたり強制させられたりすることがこの上なく嫌な性分ですから、決めつけられることを想像するだけで虫唾が走ります。

上のような考えは単なる先入観を飛び出し、自分より下に思っていた人間に頭を越されれば「あいつのくせに」と嫉妬を買うことにもなります。上下関係が原因です。日本は昔から上下の関係を大切にしてきました。師匠と弟子、親と子、先輩と後輩、上司と部下、それらは全てお互いの信頼関係の上に成り立っています。

役がついているからって「自分は信頼されている」「必要とされている」そう思うのは猿山の大将にしか過ぎません。人は、「人」に付くんです。その人の事が好きだから、あるいは惹かれるから敬意を払うんです。であればこそ、その「役」でなくなったとしても信頼は続くんです。遠く離れたとしてもその気持ちは続きます。

昨今の「いじめ」の問題もそうです。いじめる側は信頼して欲しいんです。自分の事を認めさせて服従させたいんです。「僕(あるいは私)の事を大事にして」「もっと敬って」「自分より幸せにならないで」という嫉妬心や焦りから暴力(あるいは言葉などの暴力)を振るうんだと思います。暴力に走るのはその人が幸せそうに見えるから、に他なりません。いじめを働く人間は頭が悪く、弱くみっともない人間です。表面的に繕っていてもわかる人にはバレてしまうものです。

上に立つのにふさわしい人間は決しておごらず、偉そうな態度を見せず、人の話に耳を傾け、自分の信念をしっかりと持ち、柔軟な考えと学ぶ姿勢を持っています。あくまで謙虚に、でも媚びることなく常に向上心を抱いている。そして必ず行動し実行に移す。
そんな人に今まで数人出会いました。私もそうありたいと思っています。
もちろんその反対は最悪です(笑)

今の日本にはそんな政治家は・・・いるかどうか分かりませんが、私たち国民は諦めてはいけません。政治家をそのような人に育ててやるためにも、政治に参加し、あるいは選挙を通じて政治家に道を教えてやらねばいけないのです。口先だけではもうダメなのだということを。
この前知人の外国人通訳の人に言われました。
「中国・韓国・日本は今、あまり仲が良くないように思える。(中略)私は日本の幕末の歴史が好きだが、薩長の仲をとりもち、薩長同盟に導いた坂本龍馬という偉人が大好きだ。今の日本に坂本龍馬のような人がいたら、アジアはもっと良くなるだろうにね」
外国の人にこんなことを言ってもらい、日本の政治家の姿はなんてお粗末なんだろう、と悔しくなりました。
私の一票がどれだけの力になるかなんて考えても答えは出ませんが、少しでも日本を良くしたい思いを込めて、明日投票に行ってきます。

毎日の努力

2013-07-17 19:22:27 | Weblog
最近走ることにはまっている、とかきました。走ることだけじゃなくて仕事においても何においても毎日の積み重ね、と言うのは大事です。
私は昔からはまるとそればかり考えて一途になってしまい、それ以外のことは頭になくなってしまう性格です。逆にいえば、複数のことを手際よく配分しながら器用にこなす、ということが出来ません(笑)

新しいこと、やりなれないことは習得するまでに時間がかかり、基本的に不器用です。ただ、時間がかかる分、一度手に入れた技術やコツはずっと忘れません。

人間関係もそうで、幼い頃から初対面の人にはなかなか心を許しませんが、一度心を許した人にはずっとその縁を大事にしようと努力します。

ただ、心を許せる関係を築いた相手でも、中には不義理をしたり裏切られたりすることだってあります。お互いに人間ですし、私自身だって誰かにそう思われるようなことをしているかもしれませんしね。
なので信頼をおいてた相手を一度見限ると、ほとんどの場合絶対にその関係が戻ることはありません。絶対に。

それから、心から信頼を寄せ、私の人生をかけて信じようと思う友人や家族には、何が何でも命をかけてでも守ろうと思うし、それらを壊そうとするものがいたら木っ端微塵になるまで叩きのめすか、そうなるまで攻撃の手をゆるめることはないでしょう。
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そう考えた瞬間、愛国心ってそういう気持ちと一緒なんじゃないかと思いました。誰かに言われたり、偉い人の顔色伺ってすることじゃなくて、自然と心から湧き上がるもの、大事にしたい、守りたいと思うことなんであって。国だけじゃなく会社にいたり、家族や団体に対してもそうです。大事に思っていれば自然と行動に移すはずです。行動にしないのは、その気持ちの表れです。

もちろん遠く離れて暮らす家族もあるし、条件は様々だし色んな事情を抱えてる場合もありますが、命を賭けたい、と思うくらいの気持ちがあれば行動が伴わないのは嘘だと思います。そしてそれは、第三者から強制されるものではありません。

愛国心と言う言葉はあまり好きじゃありませんし、うるさくそういう人の気持ちがどれだけのもんだかしれたもんではありません。そんなことは個々人の勝手であって、外野でとやかく言うのはお門違いだと思います。

私は日本と言う国は素晴らしいと思うし、大好きです。変な意味でなく。
自然がたくさんあって、温かい人々がたくたんいて、食べ物は美味しいし水も美味しいし、気候は四季おりおりで美しいし、文化も素晴らしいし住みやすくて良い所がたくさんあります。

でもたくさん嫌な部分や困ることも多いし、困っている人もいるし、問題もたくさんあります。もっと良くなるようにするには政治をする人たちにある意味託さなければならない部分があるのは確かです。でも、その人たちに依存したり、ある意味信じ切ってしまってはいけないように思います。

選挙で選ばれた人がちゃんと仕事するように見張って、監視する必要があります。ただなんとなく景気が悪いのは国や政治家のせいだ、じゃなくてどう悪いのか、どうするべきなのかを勉強するべきです。

合同展START!

2013-07-14 09:39:57 | Weblog
昨日合同展に顔を出してきました。やはり暖かい色のライトが当たると作品は変わるなあ、と思いました。他の作家さんの作品も暗い所で見るよりキラキラと輝いている気がしました。(*´∀`*)

オーナーさんとお話している中で壁画や大きな作品の話題になり、なんだか大きい作品に挑戦したい気持ちがふつふつと湧いてきました。今までちまちまと細かい作業するのが好きだった私ですが、今年個展をやってみて大きいキャンバスに絵の具をぶつけて作品に仕上げる良さを知って、表現の幅が広がったような気がしています。

今日は友人を連れ立ってこようかなと思っています。

皆さんもお時間がありましたら新宿三丁目 ギャラリーブリコラージュまで。暑い夏を一時忘れて、アート鑑賞はいかがですか?



最近のお気に入り

2013-07-13 00:39:21 | Weblog
ここんところ真面目な(?)記事ばかり続いていたので久しぶりに最近のお気に入りを紹介します。

最近は暑いので、紙を後ろに束ねても首が暑いです。そのため、垂れた髪をねじり上げて最終的にヘアクリップで留めるのが楽チンではまっています。ヘアクリップは去年もはまってしまい、何十個も集めてしまいましたので引っ張り出して使っています。良く使うのは和風の柄とアジアンチックな緑のヘアクリップです。

それと、最近2日~3日おきに10km走るのに凝っています。わざと炎天下の中、水分と保冷剤をたっぷり持って公園に出かけます。休みを15分ごとに入れて1時間弱かけてマイペースに走ります。昼の2時3時に走るなんてキチガイは私ぐらいのものなので、プライベートビーチならぬプライベートトラック状態(笑)思い切り汗をかくってやはり良いものですね。昔に比べて体力が落ちたような気がするので、最近は10km走ったあと自宅で体幹トレーニングを行ってます。
私が通う整体の先生から習うトレーニングなのですが、きちんとやると目標の半分もいかないぐらいきついメニューです。あとストレッチもたっぷり行うので行なった後は体がすっきりして調子が良いです(・∀・)

あと最近ネイルシールに挑戦しました。
世の中こんな便利なもんがあるんだなーと、今更ながら感動(笑)ネイルに関しては本当に不器用で、昔から好きなのに上手く出来なくていつも悔しい思いをしていたのですが、ネイルシールは自分の爪の形に沿って切り取って貼り付けるだけだから簡単で、とても綺麗なネイルがすぐ出来ちゃいます。
私が10代の頃はこんなの無かったよ~゜(゜´Д`゜)゜

あと、まだまだ読書熱が冷めません。
今はまっているのは図書館で借りてきた池上彰の「世界がわかる!」国際ニュースななめ読み と、以前買った池上彰の政治の学校 という本です。参議院選が近いのもあり、選挙や政治について自分が調べた範囲ですが復習もかねて読んでいます。
あと新刊が出ているので近日買いたいと思っています。

ただ、この週末は原稿を仕上げなければいけないのであまり余裕は無いのですが、土日は合同展の方に顔を出したいと思っています。早くライトアップされたギャラリーを見たいものです!

是非皆さんもお近くの際はお立ち寄りください。

新宿ギャラリーブリコラージュ合同展示会(イラストレーター南姫他多数作家が参加中!)
7月12~17日まで開催。
新宿三丁目駅より徒歩3分
落語の「末広亭」斜め向かい
11:00~19:00