トレッキングのち山笠、一時釣りですが、元々はラグビー

物忘れが酷くなってきました。日々の出来事を書き残します。

奥穂高山行2015(総括)

2015-09-29 03:04:57 | トレッキング
9月23日(水)5日目


信州・松本を前夜に出発し、北九州の自宅に無事帰りつきました


3年前に山登りを始めた時は、富士山に一度は登りたい!がキッカケでした
山を知るたびに、アルプス山系の山々に魅了されていきました
上高地~涸沢~奥穂高は1年前から計画し、実行することが出来ました



九重/坊ガツルでテント泊を試行し、持ち物チェック
全員が大型ザックを購入し…ソーラランタンを購入し…ドライフーズを試食し…
これもまた、穂高山行の一部であろう



穂高岳山荘のフリーペーパー「山歩のみち」の一節を拝借して…



奥穂高岳に登る
奥穂高岳に登るということは、「初心者」の壁を破ること。
体力・技術・経験を伴う奥穂高登山を通じて、3年計画で本物の登山者をめざしてみませんか。

いつかは奥穂高岳に登ってみたい。
その目標を実現するにはいくつかのステップがあります。
登山を始めてまだ1年なら、まずは涸沢を目指します。
涸沢までなら、初心者だけでもOK。
涸沢カールから切り立つ穂高連峰の岩肌を眺めてみてください。
きっと、翌年以降のモチベーションにつながります。

ある程度の経験・体力・技術が身に付いた2年目。
今度は、穂高岳山荘をめざしてみましょう。
穂高岳山荘に至るルートはいくつかありますが、初めてなら前年に経験がある涸沢からザイテングラートを登るコースがおすすめ。
山荘に泊まり、太陽のロビーでくつろぎながら、夕景を眺める。
そんな少し贅沢な山旅を通じて、穂高という山域に慣れてみてください。

3年目。今度こそ、日本第三の高峰、奥穂高岳山頂をめざしましょう。
奥穂に至るルートは大きく涸沢、白出沢、岳沢(重太郎新道)の3つがありますが、慣れとルート状況を考えて、3年目もやはり涸沢から入山するのがおすすめです。
穂高岳山荘から上は岩稜地帯。
登山前には岩、ハシゴ登りにも慣れておくとよいでしょう。
初めて奥穂高の山頂に登るなら、日中に登ること。
そこは富士山の夜間登山とは別世界。
体調を整え、しっかりと朝食をとり、ベストコンディションで臨みましょう。
それと、天気が悪いときにはムリしないこと。
山は来年もあるのです。
焦らず、一歩ずつ、じっくりと。

~以上第4章より抜粋


1年目は富士山(吉田ルート)
2年目は白馬岳-鑓温泉(猿倉荘起点)
3年目は奥穂高岳(涸沢ルート)

さて、4年目は……・




今回の装備

ザック…トレッキングパック80L(モンベル)
テント…クロノス」ドーム2~3人用(モンベル)
マット…コンフォートマット150(モンベル)
シェラフ…#3(モンベル)
レインウエア…LIPNER
防寒着…ウインドブレーカー(Marmot)、ライトダウン(ナイキ)
CAP…アンダーアーマーRUN
ヘルメット…OGK KABUTO(自転車用)
サングラス…OAKLEY
ヘッドライト…GENTOS
ランタン…SOLAR PUFF
グローブ…全天候タイプ(モンベル)
サブザック…アディダス
JET BOIL、フライパン…モンベル
時計…SUUNTO ベクター
カメラ…LUMIX
サニタリー…携帯トイレ×3、デオドラントシート、ウエットテッシュ(キレイキレイ)、歯ブラシ、ペーパータオル、アンダーウェア(テント用=ヒートテック上下、登山用=上下、靴下1セット)※靴下は日数分準備したほうが良い
ファーストエイド…ガーゼ、三角巾、馬油、クロマイ軟膏、虫刺され軟膏、バンドエイド、テーピング、整腸剤、爪切り、ハサミ、ライター、アルミシート、コンビニ袋
エマージェン…エマージェンシート、予備靴紐、予備乾電池、テーピング、スリング(ロープ)


日程

5泊6日(内2泊は車中移動、3日はテント泊)


費用

交通費…\125,000/5人(レンタカー・高速・燃料・駐車場・タクシー代)
野営費…\2,700/1人
食費(涸沢小屋)…\2,200/1人(21日夜)
打上費(おぶー入浴料含む)…約\5,000

行動食・食料その他諸々を含めて、1人あたり40,000円程度でした



全日程が好天に恵まれ、事故もなく、憧れの穂高を満喫しました(終)




奥穂高山行2015(その4)

2015-09-27 03:00:46 | トレッキング
9月22日(火)4日目 快晴

涸沢最後の朝を迎えた
多くのテントが見える。それぞれの今日が始まるんやな
この間で、紅葉はかなり広がったように感じる。時の流れ、諸行無常だ




帰り仕度を整えます
荷物をパッキングして、一旦テントの外に出します
寝袋・マット・ジェットボイル一式・フライパン&調理器具・雨具・防寒着・アンダーウェア・ヘルメット・ソーラーランタン・ファーストエイドキット・ヘッドライト・グローブ・エマージェンセットそしてテントをザックに詰め込みます
この素晴らしい時空を支えてくれた道具たちに感謝です




涸沢カールも見納めになりました
上のテントの方も灌漑深そうに眺めています
目に焼き付けます




07:30 さあ、非日常の世界から日常の世界に向けて出発です





本谷橋から横尾に向かう樹林帯の中で、右足首を捻挫
数歩行ってみたが、足を着くと痛みが走る
我慢できる程度の痛みだが、再度ひねると大事に至りそう
メンバーには先に行ってもらい、エマージェンセットからテーピングを取り出し、自身にて施術
何とか行けそうだ
岩場を抜けていたのが、不幸中の幸いだった
気の緩みが原因か



12:15 上高地BTに到着

13:30 沢渡駐車場

15:00 松本市内「おぶーの湯」にて反省会

19:00 N君を松本駅に見送り。お世話になりました




松本ICから一路九州へ。のつもりが広島で大和ミュージアム に寄り道して帰着しました。


総括につづく


奥穂高山行2015(その3)

2015-09-26 21:07:16 | トレッキング
9月21日(月)3日目 晴れ

涸沢の朝は早い
午前4時頃から仕度の物音が聞こえ、山頂に向かって出発している
こちらはテントの中でうたた寝

04:50 ヒュッテのトイレは長蛇の列。男子の小は空いていた。待ち列の先頭が「小は空いてますよ」と、一声掛ければ列の解消になるのに、気の利かない輩が多い。結局、小のために30分も並んだ。

05:20 展望テラスでは、モルゲンロート待ちの人々で一杯でした。小生もその一団に身を埋めます。
東側の山稜が朝焼けで浮かんでいます。


05:30 穂高連峰が朝焼けで赤く染まり始めました。モルゲンロートです
見れてラッキーです。好天のおかげです

シャッター音が絶え間なく続きます。

モルゲンロートを堪能して、ヒュッテでヘルメットをレンタルしてテント場に戻ります。1000円/1個
小生は自転車用ヘルメットを持参

さて、朝食の準備に取り掛かります。
お湯を沸かしてアルファ米を炊き、お湯を沸かしてレトルトカレー(LEE 黒カレー)を温めるだけですが…
嫁が残した野菜カレーまで平らげて満腹です。これが、あとあと厳しい局面を迎えることに…

07:30 奥穂高岳に向けてテント場を出発です。
ルートは涸沢小屋からザイテングラート。最もポピュラーなコースです。


涸沢小屋からテント場を望みます。
雪渓に幕営しているテントもあります。


07:55 トイレを済ませて小屋を出発です。奥穂高岳を背景に紅葉が美しい。


08:20 ザイテングラートを望みます。パノラマコースとの合流地点前です。

ここで異変が…
カレーが逆流してきます。食べ過ぎのタタリだ
汗が吹き出します。
体力が落ちているのも否めません。
腰痛のため、6月~7月はまともに歩いてませんでした。
明らかなペースダウンです。
メンバー にはペースを保って先に行ってもらい、マイペースで一歩一歩登っていきます。

08:50 ザイテングラートを目前に渋滞してます。おかげでメンバーに追いつきました。


09:10 ザイテングラートに出たところで休憩しました。
両足がつりそうです。
ストレッチするが、根本的な解決には至らない。
メンバーを見送り、後から騙しだまし登ことにした。


10:10 穂高岳山荘に到着。何とか足を騙しきれました。


涸沢のテント場が小さく見えます。
標高2900mは肌寒い。ライトシェルを着込みます。


10:30 たっぷり休憩し、息を整えたところで出発です。
山頂を見上げます。
ここでO君が登頂を断念しました。彼は数年前の交通事故で頭部内出血を起こしており、頭が「キーン」とするということ。
ここまで来て、勇気ある決断をしたと思う。見習うべき決断だ。
山は逃げない


奥穂高岳へのルートはハシゴ場で渋滞してます。片側交互通行のためです。
上と下で声を掛け合って、譲り合いで進みます。
上から「下を切って!5人通します。」
山の経験豊富なN君が、すれ違いできる場所に留まっている人に指示を出します。
「そこから後ろは待って!上を通して」
お互い様ですね。


続いて鎖場が現れました。
小生の後ろは、大先輩(75歳くらいか?)達のグループでした。
基本どおり、鎖に対して1人ずつ渡ります。
ここは軽快に渡り、待ちの下山者に「ありがとうございました」と、お礼を述べて登って行った。
後続の大先輩達が来ない。何度振り返っても来ない。
気になってしょうがない…
待ちの人に「後続がいます」とか「私が最後です」と言うべきだった。反省


11:20 山頂が近づきました。
右手には西穂高岳への稜線ジャンダルムが見えます。若い人のパーティーが進んでいます。
我々は見てるだけです。(当たり前のこと)


山頂が見えました。
記念撮影の列が出来ています。暗黙の了解で1グループ1ショットです。
次の次の人がシャッター係です。
見ず知らずの者同士なのに、統制がとれています。富士山の剣が峰も同様でした。


11:40 山頂での記念撮影です。
「奥穂高岳 3190m、登ったぞ~~!」
撮影後はお賽銭して拝礼し、速やかに撤退します。


記念写真を撮れば、そそくさと下山開始です。
12:40 最後の難所をクリアして山荘に到着です。


下山は登ったルートを戻りましたが、O君と女性3人はパノラマコース経由ヒュッテでヘルメットを返却


N君と小生は涸沢小屋へ、夕食の予約に立ち寄る
前金(2200円/1人)です。二人とも財布をテントに残してました。
N君が取りに行く。申し訳ない…
前金を支払い、予約完了
18:45から制限時間は30分間
これだけの人数が食事するため、時間交代制は当然だろうね

夕食前に軽く一杯ひっかけたので、食事の後はおとなしく就寝zzzzz

涸沢最後の夜です

その4につづく

奥穂高山行2015(その2)

2015-09-26 09:40:04 | トレッキング
9月20日(日)2日目 晴れ

02:00 トイレで目覚めた時にスマホfbをチェックしてみると、ラグビーワールドカップ日本が南アに勝利!マジっすか?!メッセージのやり取りすること1時間。Japan Rugbyにとって歴史的な日を徳沢で迎えるとは・・・Liveで観たかったものだ。サッカーで言えばブラジルに勝利するようなもの。興奮が冷めやらない

2日目の朝を徳沢のテント場で迎える。明神岳が鎮座している
初日の野営地は運転疲れがあるので、標準タイム2時間の徳沢にしました。
トイレは水洗で臭くない。飲み水も取れます。
山の暮らしは被災時の予行演習みたいなものです。
必要なモノ、モノのありがたみが分かります。


07:30 徳沢を出発し横尾に向います。荷物の重さは20kg程度です。


08:12 横尾までの中間地点です。
平坦な林道ですが、ザックが肩に食い込みます。首が痛む


08:37 横尾に到着しました。ここは穂高岳と槍ヶ岳の分岐点になっています。


横尾大橋です。


08:53 縦1列になって出発します。左側に寄って、すれ違いや追い抜きが出来るようにします。山笠と同じです。先頭はN君でシンガリは小生。樹林帯の登山道に変わりました。


09:14 屏風岩を左手に見ながら、巻いていきます。


10:03 本谷橋に到着です。涸沢まで2.4km


ここではたっぷり休憩。水分と行動食を摂ります。


ここから登りがキツクなります。

出発の仕度が遅れ、前と空いてしまいました。ペースアップしたのが命取り。息が上がってしまいました。

11:08 登山道がガレ場に変わりました。

30分ほど経過して、メンバーから休憩のリクエストがありましたが、6人がザックを降ろして休むスペースなどありません。広いところまで頑張れ!と、要求を却下。鬼に思われただろうが、仕方ない。

11:51 樹林帯を抜けて、やっと広いスペースに出ました。やったね!ザックを降ろして、腰をかけて休憩です。涸沢のテントが見えました。
ガイド本で見て憧れていた光景が、目の前に広がっています。「ヤッホー!!!!!」心の中で叫びました。

穂高の山並みが顔をのぞかせています。

12:04 日差しを遮るものはありません。白馬の葱平みたいです。
急登です。足が思うように上がりません。汗が吹き出します。


12:10 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐点に着きました。
「テント場はどっちだ??」誰ともなく尋ねてみると「小屋に向かうといいよ!」と、返ってくる。ありがたい

分岐から間もなく、テント場に到着します。

岩場での幕営です。高度のせいか、疲れがドットでます。辛抱してテントを張ります。
幕営が終わり、O君がヒュッテまで水汲みに出かけてくれたその時、N君が
「携帯が無い!」
11:51の休憩ポイントに置き忘れてきたようだ
2人で捜索に出かける。
不思議なもので、先程の疲れを感じない
現場を5分ほど捜索して携帯を発見
思わず「やった~!」ガッツポーズと共に大声を上げた。
大勢の登山者に注目される。お騒がせしてすみませんでした。

14:31 何だかんだあって昼食を摂れたのは、2時過ぎでした。

雲が悠々と流れています。しばし自然の中に身を委ねます。

15:30 ヒュッテに立ち寄ってみました。
混雑を想像してたので野営を選びました。ヒュッテでは布団1枚に3人の超過密ぶりです。寝れんやろな


野営場の申し込みです。こちらも長蛇の列です。

1人1泊1000円なので6人で12000円の支払いです。

早速、テントに許可証を掲示します。


一休みしてからまたまた宴会スタートです

19:45 ヒュッテで用を足して、テントの灯りを観覧します。
安物のコンパクトデジカメでは、これが限界です。
実物はもっと、もっとキレイです。


20:00 就寝zzzzzz
テントの床にはコンフォートマットを敷いていますが、ゴツゴツ感は残ります。
でも、爆睡。

その3につづく

奥穂高山行2015(その1)

2015-09-25 02:43:10 | トレッキング
シルバーウィークを利用して、北アルプスに行ってきました。
半年前から企画し、3か月前に腰痛を再発してしまい、通常歩行ができなくなったので『無理かな?」と思いましたが、7月16日から徐々に回復し、奥穂高岳の山頂に立つことが出来ました。

メンバーは、O田、Y子、K子、嫁、そして東京からN根が合流

山の行程は3泊4日
上高地BT-河童橋-穂高神社・明神池-徳沢(テン泊)-横尾-涸沢(テン泊)-涸沢小屋-ザイテングラート-穂高岳山荘-奥穂高岳-ピストン-涸沢(テン泊)-横尾-上高地BT

アクセスは車(日産セレナ)
小倉南IC--飛騨清見IC--沢渡駐車場--(タクシー)--上高地BT---山行---上高地BT--沢渡駐車場--松本駅--松本IC--呉(大和ミュージアム)--門司IC--山路IC


9月17日(木)
帰宅が午後11時
国勢調査の入力で零時を過ぎてからバッグパック開始
午前3時を回ってしまう


9月18日(金)
午後から休暇を取っているものの、SWを前に残務処理のため会社を出たのが14:00を回ってしまった。
16:00 レンタカーを引取、メンバーを迎えに回りファミレスで夕食
21:00 九州道を東に向かいます。眠いが心はウキウキだ!
運転を交代しながら沢渡を目指します。

9月19日(土)
7:00 高速 ひるがの高原SAで洗面。朝の空気が澄みきって、運転疲れを一掃してくれる。


高速道路を出て、平湯方面に進みます。最後のコンビニ「デイリーヤマザキ」で昼食を調達です。
安房トンネルを抜けたT字路で、上高地方面は観光道路で一般車は立ち入り禁止のため右折です。

9:30 沢渡で最初の駐車場に入り、タクシーに乗り換えです。
荷物を含め5人乗れました。ラッキーです。
車窓から北アルプスの深い山々見えます。来たぞ!憧れの穂高だ


10:10 上高地BT(バスターミナル)は大勢の人々で賑わっています。ビジターセンターで情報収集して出発します。心が逸ります

案内板で本日のルートを確認します。


10:08 上高地の象徴「河童橋」で記念撮影です。N君は徳沢合流のため姿がありません。

梓川の水は澄みきって透明です。


河童橋を渡り、穂高神社・明神池に向かいます。
10:34 森の香りを身体じゅうに浴びながら、自然歩道を進みます。しばし仕事を忘れてリフレッシュです。


11:10 穂高神社に到着し、まずは安全祈願の参拝です。

社務所の許可をもらい、休憩所のベンチで昼食です。もちろん火は使っていません。
拝観料300円を支払い明神池の散策に回ります。
水面に映る山肌と静寂に包まれた、神秘的な空間です。


12:26 明神橋を渡り徳沢に向かいます。

平坦な道が続きますが、運動不足のためしんどい・・・
メンバーについて行くのがやっとです。

13:15 見晴らしの良い河原で一休止。明神岳を正面に望みます。
それにしても、あっ晴れな天気です。


14:00 徳沢キャンプ場に到着。既にテントの華が咲いています。

早速テント張りです。幕営が終わったころ、東京からのN君と合流しました。彼は山岳部のOBで世界の山々を巡っている猛者です。

15:00 明るいうちから宴会スタート
まずは缶ビールで乾杯!(500mlが550円)
焼肉をはじめチーズ、グリーンカレーなどなど…立派な酒盛りです。

20:00 山のルールに従い、静かに就寝zzzzz
1日目の夜は爆睡で更けていきました

その2へ つづく