Jose Jamesは初聴き、という訳でもないんですが、たしか一枚は持っているのですが聴きこんだことはありません。
そもそもジャズボーカルでしかも男というのは普段ほとんど聞かないです。
最近ブロガーの方々の推しているRobert Glasperがようやく面白く思えてきたところで、このJose Jamesも一緒に上がってきたので過去の「No Beginning No End」などを聴いていたところで本作が来ました。
バックはピアノトリオです。
Jason MoranとEric Harlandまでは想定内としてベースがPatitucciですよ。
普通にこのトリオで聴きたいというところですが、歌が乗ってても仕方ないか、というのが本音(コラ)。
「No Beginning No End」が生でありながら特にリズム面で斬新、最高に刺激的な作品だったのに対し、本作はかなりシンプルでオーソドックスなジャズ。
そしてこれが良い。かなり良い。
特に演奏に奥行と深みを与えているのはJason Moran。
この人のピアノは、ジャズですねぇー。
血が通っているし、展開が読めないし、ミスタッチしまくりですがそんなことはお構いなしだし。
Jose Jamesもシンプルに歌います。
PatitucciもHarlandも余計なことはしない。
この音密度が自分の好きな世界だなぁと幸せな気分になります。
ジャケも雰囲気ありますね。
ところで先の「No Beginning No End」にしろ前作にあたる「While You Were Sleeping」にしろ、各アルバムで結構アプローチが違うJose Jamesですが、今聴くとどれもかなりイケています。
最近この人ブームです。本作はそれに拍車を掛けました。
Jose James / Yesterday I Had the Blues: Music of Billie Holiday
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1.Good Morning Heartache
2.Body and Soul
3.Fine and Mellow
4.I Thought About You
5.What a Little Moonlight Can Do
6. Tenderly
7. Lover Man
8. God Bless the Child
9. Strange Fruit
vocal-Jose James
piano-Jason Moran
bass-John Patitucci
drum-Eric Harland
2015年作品
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