音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

Julian Lage Group/Gladwell

2011-05-16 01:00:41 | ジャズ



おおよそ前作同様の路線です。
ジャズというよりは民族音楽?Al Di Meolaっぽい振れ幅という印象。


曲は結構作り込まれていて、チェロも入っているので一般的に言うところのジャズ度は低い。
しかしジャズから抜け出そうとか新しい音楽を作ろうといった気負いは感じられない。

相変わらずアコースティックギターを心地よく聴かせてくれる音楽で、
さらにはテナーやチェロもJulian Lageの音楽にしっかりと応えているようで聴き所が多い。

パーカッションもパターンに捕われない自由な発想で音を投げ込んできており、これもまたこのバンドの音に大きく貢献している。

ほぼ知らないメンツながら、特にテナーとドラマーは凄く気に入ってしまいました。良いバンドです。グループか。この舵がしっかり取れている感じはPMGに近いとも言えそうです。

曲は結構作り込まれていながらいびつな所がなく非常に情景豊か。作り込む必要性を感じさせられるもの。演奏技術のみならず作曲、編曲能力の高さも要注目です。



その他よく聴くとギターソロの曲は多重録音っぽいですが、シレッと枯葉とか弾いてますが、とにかく自然に流れていくのでいちいち考える必要なし。

ただただこの美しく心地いい音楽に浸っていれば良い時間が得られるということです。
そんな分かりやすい図式に乗らない手は無いという感じでヘビーローテーション中。



前作も引っ張り出しつつ、改めてこの人の音楽は凄く好きだなぁと感じています。




Julian Lage Group/Gladwell
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1. 233 Butler
2. Margaret
3. Point The Way
4. However
5. Freight Train
6. Cathedral
7. Listening Walk
8. Cocoon
9. Autumn Leaves
10. Iowa Taken
11. Listen Darkly
12. Telegram



Julian Lage-acoustic,electric guitars
Dan Blake-Tenor Saxophone,Melodica
Aristides Rivas-cello
Jorge Roeder-acoustic bass
Tupac Mantilla-drums and percussion



2011年作品





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