前作Migrationで演っていたピアノレス2サックス編成でライブをやっていたんですね。
あのトラックはかなり良かったと思います。
このライブ盤は尺の自由さもあって更にはっちゃけた演奏が繰り広げられていますね。
色々凄いんですが、これだけボスとフロントが暴れまわってる中でのScott Colleyの存在感が凄い。
ピアノが居ないだけでは説明が付かない存在感。静かな曲では音色の美しさでも魅了。
曲はかなり長いのですが、だれたところが無く聴けるのは中身が濃い証拠でしょうか。
全8曲ということでむしろ曲が少なめと感じるくらい。
しかし不思議な曲が多く、情景としては都市や乗り物が浮かんできますね(ジャケそのままか)。
ただしずーっと何か書き切れないものを抱えていました。
先日久々にMigrationを聴いたのですが、私はこちらでの2テナーの演奏の方がしっくりきます。
まずAntonio Sanchezのいつもながらの繊細かつツボを抑えた的確な、ある意味クールなドラミングが気持ちいいです。
あと何でもかんでもこの人っていうのはどうなんだと思いつつ、「Chris Potterすげぇ」って再確認してしまいました。
サックスで描いている物の次元が違うのか、表現力が別格です。
同じ編成なのですが何かぶっとい芯がドーンとそびえている演奏。別構造。
これを聴いていたから何か大絶賛したくても戸惑っておりました。それに気付いたのは先日。
Miguel Zenonだって凄いじゃんと聴いていて思うんですが、聴いているうちに同じくらいすごいんじゃないかと思ったりするんですが、
でもどこかであのバンドの音空間ごと鷲掴みにしてブン回すようなChris Potterのパワーが頭に焼きついていてしまっているのです。
なのでこのライブ盤で一番印象的なのはScott Colley。彼のベースをたらふく聴けるだけで幸せです。相当すごいプレイを終始テンションを維持したままやっている。このバンドにボスに負けないくらい手応えを感じているのが伝わります。
そんな訳でバランスとしてはリズム隊が勝っている様な気がしますが、これはこれでリズム隊天国的な愛聴盤になっています。
お好み度:●●●●● ●●●○○
Disc 1
1. Greedy Silence
2. H and H
3. Ballade
4. Revelation
Disc 2
1. It will be better
2. Did you get it
3. The Forgottoen Ones
4. Challenge within
David Sanchez-Tenor Sax
Miguel Zenon-Alto Sax
Scott Colley-Bass
Antonio Sanchez-Drums
2010年作品
このアルバムはすごかったですねぇ。聞くのに体力使うほどでした。最初に聞いたときはDisc1だけでおなかいっぱいになってDisc2までいきませんでした。
細かいところを見ても色々すごいでしょうが、とにかく全体的な熱気というか濃さがものすごいですよね。やられました。
私はこのアルバムを全面的に支持しているわけではないですが,現代のジャズの断片は確実に切り取っていると思います。
まぁ,私にはちょっと濃厚過ぎるかなって気がします。いずれにしても,私は前作"Migration"の方が好きですね。
ということでTBさせて頂きます。
でも、ライブの熱さがその差を凌駕させるだけのパワー感になっていると思っています。
なので、"Migration"のメンツでのライブ盤だったらとか妄想もふくらむのですが..(^^;;
TB入らないようなので、URL貼らせていただきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/59985118.html#59996498
サンチェスのリーダー作なので、こちらの2人のフロントの方が、個人的には好みではありますが。
トラバはいりませんか。すみません、、、。
こうした一流の人を比較するのってつまらないことだと、それぞれの魅力ということで語るべきだと思うのですが、感じてしまったことは避けて書けないので、、、。アップしながらやだなぁ自分と思ってしまいました。
サンチェスのリーダー作なので、なるほど。そうですね。potterはさらって行ってた気がします。でもsanchezも更に集中しているように感じたんですよね。うーん、、、。
熱狂度はライブが上ですね。車での爆音は音が漏れ漏れだとわかりつつまだやっています(笑)