いつ たれが
季節のそとにあるのか
ぼくではない
垂れこめる
気抜け雨のなかで
水晶のように
透明になるミミズたち
刑死した花ざくろ
存在たちの
影と
幼児の笑い声
そして
蓋のない壜の口から
溢れおちる水たち
それに手を触れるな!
□安藤次男「鎮魂歌(五月)」(駒井哲郎・画『からんどりえ』(ユリイカ、1960))
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【詩歌】安藤次男「球根たち」」
季節のそとにあるのか
ぼくではない
垂れこめる
気抜け雨のなかで
水晶のように
透明になるミミズたち
刑死した花ざくろ
存在たちの
影と
幼児の笑い声
そして
蓋のない壜の口から
溢れおちる水たち
それに手を触れるな!
□安藤次男「鎮魂歌(五月)」(駒井哲郎・画『からんどりえ』(ユリイカ、1960))
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【詩歌】安藤次男「球根たち」」