佐山音楽事務所

ミュージカル俳優の佐山陽規
ソプラノ歌手の佐山真知子
の活動をご案内します。

メッセージ(2014年9月)

2014年09月25日 | 佐山陽規からのメッセージ
すっかり更新をサボってしまいました。気が付いたらもうすぐ10月ですね。

5月から6月にかけての「ウレシパモシリ」はおかげさまで無事終了しました。
1回のステージで12曲歌う、しかも中には1日3ステージ、週12ステージという、飛んでもないスケジュールもありましたが、出演した30回の公演をなんとか乗り越えることができました。有難うございました。

この秋は4年連続でこんにゃく座の「森は生きている」の旅に出ます。主に文化庁主催の「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」として小、中学校での公演。
昨年までは千葉、茨城など関東近県でしたが、今年は滋賀、大阪、和歌山など、関西を回ります。
とてもありがたい事に、こんにゃく座は私の我が儘を聞いてくれ、桐朋学園での授業がある月曜日は、私の代わりにこの作品の演出家でもある大石哲史さんが出演してくれます。ですから私は月曜の学校が終わってから関西に向かい金曜日の公演終了後、帰京します。
大石さんは私と入れ代りで日曜に現場へ入り、月曜の公演後帰京する。ご苦労をおかけしています。

更新をサボっている間にも様々なことが起こりました。
広島の土砂災害、
各地の台風被害、
桐朋学園のある仙川では季節はずれのゲリラ雹。
度々のゲリラ豪雨。
日本のみならず世界中で異常気象が起こっています。地球が、自然が、人類に警告を発しているようです。

そして、どうにも我慢ならないのが安倍首相、政権のやり方。
独善的で国民を馬鹿にしているとしか思えません!何故こんな男を首相にしてしまったのか、と腹立たしくて仕方ありません。
閣議決定だけで憲法の根幹を揺るがそうとするなど、以ての外ではないですか!秘密保護法に集団的自衛権の行使容認、前のめりの原発再稼働や、辺野古での強引な掘削調査に対する市民らの抗議行動を、警察や海上保安庁が厳戒体制¬で阻止し、取材活動にも制限を加えるなど、国会での議席数をたてにやりたい放題ではありませんか?2012年の衆院選で自民党は過半数を大きく上回りましたが、全有権者に占める得票率は小選挙区24.67%、比例代表は15.99%と,有権者の4分の1の支持も得られていないというのに!
とにかくこの政権の目指している方向には、大きな危惧を感じてなりません。
その意味でも、朝日新聞の誤報騒動は残念でなりません。我が家では私が物心付いた時からずっと朝日を購読してきました。
誤報は決してあってはならないことですが、政権側を始め、マスコミがこぞって朝日新聞バッシングに走っている姿は一体何なのでしょう。
まるで<慰安婦>の存在も<強制連行>も朝日の捏造というような論調は、明らかに変ではありませんか?
<慰安婦>は存在したし、日本国内の労働力の為に、大陸から多くの人々が強制的に連れてこられたという事は間違いのない事実なのではありませんか?思い込みに基づいた結論ありきの取材や誤報は決してあってはなりませんが、権力に擦り寄らない姿勢は決してなくして欲しくないものです。

佐山 陽規