「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの『四季を楽しむ』: 春めいてきた新宿御苑

2018年02月24日 | 四季の植物と風景



 
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 2月18日(日)、気温は低めでしたが、太陽の日差しの下では温かさを感じる日曜日。小学3年生の娘と、新宿御苑を散歩しました。

 ロウバイスイセンの花は見頃が終わり、梅の花が咲き始め、寒桜が開花していました。マンサクの花やサンシュユの花は、まだ蕾でした。白木蓮の蕾も膨らみ始めていました。フクジュソウの花は、見ごろを迎えていました。

 フクジュソウは、夏になると地上部が枯れます。つまり初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、典型的なスプリングエフェメラルです。











 寒桜は、満開状態でした。下の画像のように、カメラを片手に多くの人が桜の木の周りを取り囲んでいました。寒桜は、2月ころ、葉の出る前に、淡紅色の5弁花が咲きます。カンヒザクラオオシマザクラの雑種といわれています。近くの公園の河津桜の蕾も、幾つか開き始めています。桜が咲き始めると、春の到来を感じます。寒緋桜の遺伝的な影響でしょうか、ソメイヨシノよりも桃色が濃いように感じます。





プラタナス並木は、下の画像のように冬枯れた状態です。プラタナスの幹の文様は、絵画的な美しさを持っています。ミツマタの花も咲き始めていました。気温的には、冬と春の両方をくり返していますが、太陽光線は確実に春めいてきました。それを人間よりも確実に感知しているのが、植物でしょう。








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マッキーの随想:公立小学校制服にアルマーニ

2018年02月15日 | 時事随想



 
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 中央区公立小学校・泰明小学校の制服に、高級ブランド・アルマーニが指定されたという報道で、巷では様々な議論がありました。私の教室は、同じ中央区にありますので、泰明小学校に在籍する生徒も通塾することがあります。私の認識では、校長が言うように泰明小学校が特別な学校であるといったことはなく、他の中央区の公立小学校と差を感じません。

 今回のアルマーニの制服騒動は、保護者や児童の要望があった訳ではなく、学校長の独り相撲だったようです。自分は特別な公立小学校の校長なのだという思い込みが強い人物のようです。この学校に通う児童の保護者であれば、8万円を超える制服代さえも、違和感なく払えるだろうという思い込み。学区以外からも通ってくる子どもたちが多い学校であるにもかかわらず、バブリーな感覚で制服を選定しています。

 私立や国立の小学校と異なり、地元の学区内から決められた小学校に通ってくる公立小学校は、保護者や子どもが選択した学校ではありません。教育費に負担がかかる行為は、出来るだけ避けなければなりません。そうした観点というものが、すっぽりと抜け落ちている決定だったと思われます。

 学校のOBや地元の期待を耳にする機会が、校長は多いと思われますが、そうした環境の中で、特別な学校という認識が形成されたのでしょう。私立では、制服が好評で、志望者が増えるといったことは多々あります。通学する児童が希望するのではなく、学区として指定された公立小学校に、機能を越えて制服に過大の期待を込める必要はありません。ましてや、高価な制服を選定する必要はありません。

 選定した高価な制服は、保護者や児童の要望や満足を得るのではなく、この校長やその取り巻きの自尊心を満たしてくれるアイテムとなるだけでしょう。習字で墨を制服に付けて通ってくる生徒が私の教室にもいます。アルマーニの制服を着た児童は、服を汚さないように、かなり気を遣うことになるでしょう。子どもは、決して今回の決定の恩恵にあずかることはありません。貧富の差が拡大する問題ある世相の中で、アルマーニの制服を着こんだ児童に対して、この校長や教職員は、どんな教育をしようとしているのでしょう。

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