花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

映画「あなたへ」

2012年09月07日 | 諏訪商店街振興組合のこと
奥様のお供で、高倉健の「あなたへ」を観に出かけました。
「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」以来の降旗監督と組んだ作品。妻の遺骨を散骨するため冨山の刑務所に勤務する倉島英二(高倉健)は、亡くなった妻(田中裕子)の骨を抱いて九州へ向かう・・・・。
存在だけで大きい名優 高倉健。むっつり押し黙ったままだけで、演技に釘付けされる。長い人生を経てきた人間から醸し出される重厚な雰囲気。
     
健さんって、演技派なのだろうか?大根役者か?そんな疑問が湧く。
脇役に良い役者が揃った。佐藤浩市・余貴美子・三浦貴大(山口百恵の息子)・綾瀬はるか・原田美枝子・大滝秀治・浅野忠信・ビートたけし等のみなさん。
ただ、健さんの存在が強すぎて、脇役の黙したままの演技が鼻に付く。何か意味があるんじゃないか?と勘ぐってしまう。(最後に意味のあるところもあって納得するが・・・) しかし、話がうまく出来すぎているような気もしました。
大滝秀治はすごいデス。昔観た映画で、左翼活動家の学生に向かって吐く「学生さん 煩悩だよ 煩悩」のせりふが忘れられません。
     
これは所謂“ロードムービー”です。“昭和キネマの集い”で12月上映予定の“有がたうさん”(清水宏監督・1936年製作)は、日本ロードムービーの原点といわれています。
伊豆の山中を走る乗り合いバス。運転手(上原謙)は、道行く人や出会った人に「ありがとう」と声をかける。その運転手を、人々は“ありがとうさん”と呼んだ。
製作された当時は昭和不況の中、戦争のきな臭さが濃くなってきた頃です。身売りされていく娘を送り出す母親や、土木工事に従事する朝鮮人の娘など、世相背景が濃厚な作品となっています。
古い フルイ 映画ですが、ご期待ください  マセ。

追記
9月8日午後7時30分 NHKプロフェショナル 高倉健の特集をみました
健さんの、役にかける生き方に感激しました。大根役者と言ったこと お詫び申し上げます。
どうも すみませんでした!
尚、10日月曜日 午後10時より またまた健さん特集がありますゾ!
・大滝秀治(おおたき ひでじ)は、やっぱりすごい役者デシタ。
コメント
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