不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

こんにちは!高知県議・細木りょうです。

2023年高知県議選で初当選(日本共産党公認)
携帯090-8972-1478

9月定例会が閉会 「児童クラブ利用料値上げ」を可決

2013-09-30 17:08:03 | 日記
 9月定例会は9月27日閉会しました。保護者への説明不足が大きな問題となった「放課後児童クラブの保護者負担額を引き上げる条例改正議案」は共産党市議団6名とみどりの会1名の7名が反対しましたが、賛成多数で可決しました。議案採決にあたって共産党市議団は、拙速に採決するのではなく、次の12月議会までの間に、丁寧な説明をするべきとの議案の継続を求める動議を提出しましたが、否決されました。
 (*動議に対する下元博司議員の提案理由説明は下記①参照ください。)
 また、共産党市議団が提出した、国民の知る権利を侵害する「特定秘密保護法案に反対する意見書」、高齢化が進んでいる被爆者を早急に援護する観点からの「原爆認定制度の抜本的改善を求める意見書」、
防災の名を借りた、危険なオスプレイ飛行が予定されている「日米共同防災訓練へのオスプレイ参加中止を求める意見書」はそれぞれ賛成少数で否決となりました。
 (*私が行った”オスプレイ”の意見書に対する賛成討論は下記②参照ください。)
 昨年度の決算認定議案については、
 国保特別会計(障害者・高齢者・寡婦への高知市独自軽減廃止、国保料引き下げの努力がないことで反対。基金枯渇により、県下で最も高い保険料が来年度値上げの可能性も)、人権施策(こども会、デイサービス、向け住宅の各施策の問題)、水道事業会計(いの町への取水協力金を毎年約7500万円計上)などの理由で反対しました。


 
①市第97号高知市放課後児童健全育成条例の一部改正する条例議案の継続審議を求める動議の提案説明

 本条例改正案は、放課後児童クラブの利用料を月額800円引き上げするものです。
 児童クラブ保護者会連合会(保護連)は、数年前から市教委に、「保護者負担金に関しては、必ず話し合いの場を設定すること」を求めており、市教委は「必要に応じて説明会を行いたい」と回答しています。
しかし、今回の引き上げ提案の経過は、(保護連の資料によると)市教委は保護連に対し8月30日、電話で、引き上げについて新聞報道されるという事前連絡をしています。驚くことに事前連絡の中で、引き上げのことは口外しないでほしい(「口止め」)旨伝えています。
このため結果として、引き上げについて保護者が知ったのは、9月4日の突然の新聞報道であり、保護連は6日、役員会を開き、異議を唱えるため(議案取り下げを求め)9日に教育長に申し入れを行ないましたが、想いを汲み取ってもらえず、議会提案されました。
 本会議個人質問初日、この問題について市長は「丁寧な説明をさせていただく」、教育長は「説明会の機会を模索したが、会を設けるには至らなかった。改めて丁寧な説明の場を設ける」旨の答弁をしました。説明会は結局、閉会日の2日前の25日に行われましたが、保護者側は納得できず、引き続き説明会を求め、市教委も再度説明会を持つと答えて、散会しています。
このことを見ても、引き上げ提案は保護者に対し、十分で丁寧な説明がされ、理解が得られたとはいえず、再度説明会を持つということは、市教委も同じ認識にあると考えるものです。
 昨日の経済文教委員会で教育委員会は、「議会に提案する前に関係者に事前説明はできない」との考えを示しました。これは詭弁であり、議会や保護者を愚弄するものであるといわなければなりません。
なぜなら、過去、高知市は、財政再建問題で、固定資産税率引き上げの考え方について、議会提案をする前に、市長自ら市内全地域に足を運び懇談会を開催し、丁寧な説明を行ってきました。ごみ処理有料化でも、各地域で説明会を開き、丁寧な説明を行ない、市民の意見を聞きました。結果として固定資産税率引き上げは、議会に提案する前に撤回し、ゴミ処理有料化は議会に提案しましたが、否決された経過があります。執行部が、ルール無視の対応をとったことになるのでしょうか。
今議会に提案されている第106号の「高知市職員給与条例の一部を改正する条例議案」は、当該の職員組合との交渉が妥結した後に、議会提案されています。
このことをみても、市教委の答弁は、ごまかし、その場しのぎと言わなければなりません。
このようなルールがあるという執行部の答弁を鵜呑みにしては、議会の対応が疑われます。
 継続審議の動議の理由は、市教委が、「必要に応じて説明会を行いたい」との回答を誠実に履行せず、わずか1回の、それも議会閉会間際の保護者への説明会で説明責任を果たしとは言えません。保護者に対し市教委はしっかりと説明責任を果たさなければならないこと、議会においても今議会での性急な結論を行うべきでないと考えるからです。
 今議会に保護連から提出された、「保護者負担金に関する」陳情は、保護者負担金について「保護者説明会後の改正」に最大限の配慮し、慎重かつ十分な審議を求めています。陳情は経済文教委員会において、全会一致で採択されました。採択した陳情の趣旨に沿うのであれば議会は、保護者が納得し得ていないたったわずか1回の説明で由とせず、市教委に対して、陳情に基づき、誠実に説明を行っていくことを求めることが、陳情者に対する議会の信義則であり、責務であると考えます。
 高知市と市教委、そしてチェック機関である市議会は今、市民への説明責任のあり方が、また、市政運営手法の民主主義の有り様が厳しく問われています。
 電気料金、食料品などなど、諸物価の値上がりは顕著に現れており、市民の暮らしはだんだん厳しさを増しています。加えて消費税の増税(一方では企業優遇減税)がされようとしている状況下、「たかが月額800円の引き上げ(約11%)ではないか」と軽く考えるわけにはいきません。
 市民の暮らし、想いに心を寄せる高知市議会であること願って、提案説明を終わります。

②日米共同防災訓練オスプレイ参加中止を求める意見書に対する賛成討論

 南海トラフ巨大地震想定をした日米共同統合防災訓練が、本県の陸自高知駐屯地、空自土佐清水通信所、室戸市中央公園、および四国沖において、10月25日から3日間行われる予定である。
災害時の復旧において、自衛隊が大きな役割を発揮していることは周知の事実であり、そのための訓練は重要である。しかしこの訓練において、米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが参加することが予想されている。
 オスプレイは、今年アメリカ本土において、6月、8月に墜落、炎上など最も深刻な「クラスA」に分類される事故が発生し、さらに今月20日にもアリゾナ州において、火災警報が誤作動し、民間空港に緊急着陸する事態が発生している。昨日付地元新聞では、高知市出身の元ジャンボ機長が専門家の立場から安全性について指摘しているが、これらの事故および故障についての原因はいまだに明らかにされない中での訓練参加は重大な問題であり、安全性に強い懸念のあるオスプレイの本県での運用については、到底市民、県民の納得を得られるものではない。
 日本政府は1990年頃、海上救難のため、オスプレイ導入を検討したものの、「下降気流が強いとの理由で導入断念した」ことも明らかになっており、がれきの飛散など災害救助には適当とは言えない。
また今回の防災訓練は、元防衛庁長官である県選出の国会議員は、地元新聞のインタビューにおいて、防災訓練の名を借りた「防衛・飛行訓練」であることや、墜落のリスクを県民も引き受けるべきという驚くべきことを語っているが、米軍との基地の共同使用化、オスプレイ飛行の全土化に向かうものであり、断じて許せるものではない。沖縄の負担軽減というのであれば、地位協定の見直しや、米軍基地撤去こそすべきである。
 おりしも訓練期間は、県民市民がこぞって全国のみなさんを「おもてなし」の心で迎える『ねんりんピックよさこい高知2013』の開催と重なっている。危険なオスプレイが飛行する空の下での開催は、世界語ともなった「おもてなし」とは真逆のものである。以上の理由により、日米共同防災訓練へのオスプレイ参加中止を求めるものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厚生委員会報告

2013-09-27 12:40:25 | 日記
 私の所属する厚生委員会において、9月補正予算、2012年度決算への対応についてお知らせします。27日採決、閉会予定です。

●9月補正予算について
来年4月から実施「予定」の70歳~74歳の医療費窓口負担を2割(現行1割)に引き上げるシステム改修予算について反対しました。まだ正式決定でないこと、国からの財政措置が不透明なことが理由です。この5年間、国民の運動により押しとどめていた2倍もの負担増は、医療をさらに遠ざけるものであり許せません。

●2012年度決算について
国保の保険料について、中核市で唯一一般会計からの繰り出しが行われていないなど、保険料引き下げの努力がされていないことから国保特別会計に反対しました。
その他討論では、指導監査業務が県から移管されたことに伴う体制、不妊治療年齢制限への対応、特定健診受診率向上と国保財政に対するペナルティ対応、ひとり親家庭での職業訓練促進給付事業の拡充など発言しました。

●報告事項について
・新点字図書館の検討事項について
建設費約4億9000万円の県・市負担割合が5:5であること、維持管理費用も不透明な点について、そもそも点字図書館は県が設置すべき施設であることを指摘しました。
・介護支援ボランティア制度愛称について
来春運用開始となるボランティアポイント制度の愛称募集の結果、高知市の矢野さん応募の「こうち笑顔マイレージ」に決定したとのことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月議会個人質問要旨

2013-09-20 17:22:21 | 日記
9月議会は、13日から19日まで個人質問が行われました。今議会、共産党市議団から登壇した4人の質問と答弁要旨をご報告します。*は細木コメントです。

<江口よし子議員>
◎10月25日~27日に県下で行われる日米共同防災訓練でのオスプレイ参加は認めないよう要請を。
市長)米軍参加による訓練は心強く有益。オスプレイについては、住民の不安は取り除かれておらず、安全の確保を県市長会としても要請する。
*「防災」の名を借りた軍事演習であることは県選出国会議員の新聞インタビューでも明らかになっていますが、国内の航空法で認められないオスプレイ飛行は中止すべきです。
◎放課後児童クラブの保護者負担金を来年4月から現行月7300円を8100円へと引き上げるが、他都市との比較はどうか。
教育長)中核市で公設直営で運営されている20市の中では、4番目に高くなる。
*給料は上がらず、いろんなものが値上がりする中で、保護者に事前の説明もなく、いきなり年間1万円もの値上げ議案が提出されました。児童クラブを利用している保護者団体の方は涙ながらに「行けなくなる子どもが出てくる」と訴えられています。

<下本ふみお議員>
◎財政再建プランは予定より超過達成し、この4年間で190億円も改善している。県内市町村の実態から遅れており、市民の高い要望である乳幼児医療費の無料化拡大を具体化するべきと考えるが、市長の決意を聞く。
市長)今後の少子化対策の重要な施策と考えており、先進都市の取り組みも参考にしながら総合的に検討していく。
*小学校入学前までの医療費無料化に要する予算は9200万円。年間約50億円の改善のうち、わずか2%で実現できます。
◎旭都市整備については、市民の不安の声が大きいが、市は「旭のまちを住みよくする会」との懇談を拒否している。「市民との協働のまちづくり」を市は目標に掲げているが、住民の信頼を裏切る行為ではないか。
副市長)5年前から勉強会やワークショップなどの取り組みを経て結成された「まちづくり協議会」で住民の皆さんの意見をいただきたい。
*「協議会」でのみ対応するということでなく、事業に対する理解不足や疑問の声に丁寧に応える義務が市にあります。

<岡田やすし議員>
◎中学校給食の実施6校と未実施校13校では就学援助制度の観点からみると「行政差別」ではないか。解消すべき。
教育長)現在は校舎の耐震化を優先して取り組んでおり、直ちに中学校給食の実施を検討できる状況ではない。
*校舎の耐震化とともに将来の給食実施に向けて同時に工事に着手することがコスト削減にもつながるのではないでしょうか。
◎市民からの要望の高いブロック塀の耐震改修制度導入を。またすべての道路を対象にすべき。
防災対策部長)今年度の他市町村の実績を検証し、本市の補助制度について検討したい。対象については、都市計画区域内の道路はすべて避難路として扱う。
*来年度予算化に向けてさらに運動を強めましょう!

<下元ひろし議員>
◎松江市の「はだしのゲン」閉架措置について
教育長)平和教材として高い教育的価値があり、図書館の自由に関する宣言の知る権利にもとづき、高知市では、閲覧制限も閉架措置も必要ない。
◎8月9日平和祈念式典での田上長崎市長の平和宣言をどう受け止めたか
市長)宣言の中で、今年4月にジュネーブにおいて「核不拡散条約検討準備委員会」で提出された「核兵器の非人道性を訴える共同声明」に、日本政府が署名しなかったことを厳しく指摘したが、世界80カ国が賛同し、「人類はいかなる状況においても核兵器を使うべきでない」といった声明に署名しなかったことは、二度と世界の誰にも被爆の経験をさせないという被爆国としての原点に反するものと考える。
*平和市長会議に参加する市長として、きわめてまっとうな正しい見識と思います。こうした声を安倍首相は真摯に受け止めるべきです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013高知街ラ・ラ・ラ音楽祭

2013-09-19 15:36:07 | 日記
15日、第12回高知街ラララ音楽祭に今回もスタッフとして、参加しました。立ち上げからこのお祭りに参加していますが、最近は若いスタッフもだんだんと増え、頼もしく、うれしく思います。当日は、一日中雨の降るお天気でしたが、みなさんが、いい笑顔で音楽を聴いてくださり、ここちよい達成感を感じました♪
写真は中央公園ステージでのラララオールスターズの演奏の様子です。(隣は市長です)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワタノハスマイル展100のオブジェ100のともだち

2013-09-10 00:19:46 | 日記
 
 藁工ミュージアムで開かれている「ワタノハスマイル展」に行ってきました。宮城県石巻市にある渡波地区は津波被害が甚大だったところですが、地区の小学生が作った、津波による「がれき」を素材にしたオブジェ作品が展示されています。子どもたちの創造力と想像力、そして前進力に感動します。そしてくすっと笑いも。10月6日まで開催されています。入場料は一般200円。高校生以下無料。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月議会が始まります

2013-09-05 13:15:33 | 日記
 10日開会となる9月定例会では、予算議案7件、条例議案3件などで、補正額は8億7700万円余りとなっています。
 予算議案では、保育所(浦戸)の高台移転検討、介護基盤緊急整備事業(地域密着型12カ所への補助)、一宮産業団地整備(浸水地域からの工場移転促進)、日赤病院移転と(仮称)高知北消防署建設に関わるイオン東の土地等に関わる都市計画基礎調査、学校耐震化、大津小・中給食調理業務委託、乳幼児健診未受診促進など。
 また条例議案では、延滞金利息の引き下げ、放課後児童クラブの利用料金引き上げ(現行月7300円は全国でもトップクラス。さらに引き上げし来年4月から8100円への保護者負担となります)など。
 市の課題として、国保料の引き上げや、国の社会保障制度改悪による介護、保育など様々な市民生活影響への対応、膨張を始めた新庁舎建設、疲弊が続く地域経済への振興策、防災対策など焦点となりそうです。市民のくらしを守るため、今議会もがんばります!

開会 9月10日(火)
個人質問 13日(金)、17日(火)、18日(水)、19日(木)
★共産党市議団登壇予定
 下本ふみお、下元ひろし、江口よし子、岡田やすしの4名
常任委員会 20日(金)、24日(火)、25日(水)、26日(木)
採決・閉会 27日(金)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする