今日は、福岡地区水道企業団の他都市調査で、千葉県流山市の北千葉広域水道企業団の浄水場に来ています。連続する台風や大雨、停電の被害の中、私どもの視察を受け入れていただきました。感謝するとともに、お見舞い申し上げます。
ここは、江戸川から取水して、千葉県北部の1県7市に、水を供給しています。八ッ場ダムが完成すれば、それも水源の一つとなります。
耐震対策などについて説明を受ける中で、この浄水場がハザードマップでは5mの浸水をする想定であるという話でした。その場合のバックアップは充分とは言えず課題だと言われました。
また、先日の台風19号で、八ッ場ダムがあったからよかったと言われている事に関しても、しっかりと以下の説明がありました。
◉試験淡水中で、空っぽだったから、たまたま結果としてよかったんだと。
◉もしダムが完成していて水が溜まっていたら、緊急放流もせざるを得なかったかも。
◉それくらいの量の水が流れ込んできていたと。
◉ダムによる洪水調節の役割を果たしたとは言い切れないと。
また、千葉県内で、君津市などでの広域化についてどう見ておられるかという聞くと、千葉県北部では考えられないと思うと言われ、「水は自己水源の確保や、危機管理上も小規模分散型が望ましいですよね」と私が言うとうなずかれていました。
明日は、八ッ場ダムを視察に行きます。
写真は、一部事業委託している浄水場の中央管理室。
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