今月19日から25日まで、中区の「シネツイン」(こちらでは『YASUKUNI』も公開!)で、半世紀前の広島で撮影が行われた日仏合作映画『二十四時間の情事』が公開されます。主演女優のアマニュエル・リヴァさんのもとに、広島ロケ滞在中に彼女自身が撮影したスナップ写真が500枚ほどあることが先日確認され、話題になりましたね。ゴゴイチといたしましては来週月曜日にサロンシネマの蔵本順子社長にご出演いただき、この映画の話題をお送りする予定です。そこでこの映画のDVDを事前にお借りして、先ほど見終わったところです。ロケに訪れたフランス人女優と日本人建築家との一夜の情事を通して戦争の傷跡や愛、つまり死と生を描き出した-と僕は思っているのですが-作品です。難解かつ実験的なところも見られますが、やはり背景となっている1958年当時の広島の町の風景がひときわ興味をそそります。本通り、福屋デパート、リッツ、整備途中であると思われる平和記念公園や、真新しい原爆資料館などなど。とりわけヒロインが宿泊している「新広島ホテル」は今の国際会議場、つまり資料館の西隣に位置しています。国際会議場の前は広島市公会堂だったことは覚えているのですが、ホテルだったとは・・・。いずれにしてもまだご覧になっていない方、ゼヒこの機会に!