Home Bound こんな気持ちのママ

何でもない日々の暮らし を備忘録として
綴っています。

映画『カラーパープル』

2024年02月17日 20時26分00秒 | 映画・ドラマ・好きなアーティスト
2/17(日)『カラーパープル』を鑑賞。
現在上映中の映画の中で
これは観ておかないと!と思いました🎬

1900年代、まだまだ黒人差別、女性蔑視が
根強い時代のアメリカ🇺🇸
過去にミュージカルや映画化されていて
時代を超えて継承されるテーマなんですね


主人公セリーは10代で義父の子供2人を出産
産まれた子供は里子に出される
この後、セリーは無理やり結婚をさせられ
その夫の4人の子供の面倒や家事などを
させられ、まるで奴隷のような生活を送る…

抑圧差別社会の中で
セリーは優しさを失わず
あることがキッカケで自立して行く。

ミュージカル映画なので
救いがないような境遇の中
パワフルに歌い 踊る…

人の心など待ち合わせていない夫は
セリーの最愛の妹からの手紙を
何年も隠し持っている。
(あとから思えば、捨てずに保管していたのはセリーにとって大切な物だから?)

後半のストーリーは夫から逃げ出したセリーが自立して生き生きと暮らします。
…非道な夫でしたが、妹と会わせるために
働きかけ、セリーと妹ネティは再会。
おまけに、セリーの産んだ娘と息子も
立派に成長した姿で母と対面。

めでたしめでたしのハッピーエンド。
前半は悲壮感しかありませんでしたが
女性の自立、尊重、友情、愛
人が生きていくのに必要なモノは何か?
そんな永遠のテーマを感じました。

…とても素朴な疑問なんですが
貧困の暮らしの中、望まぬ妊娠をして
産んだ自分の子供に『愛情』を持ち続けられたのは何故❓
日本でたびたび報道される
『我が子を虐待死させた親』
彼らは我が子に愛情を
持てなかったんですよね

先日の事件では5歳の女の子が21歳の母親と
同居の男性に虐待を受けて亡くなりました。

16歳で産んだことになるけど
…望まぬ出産、誰からも祝福されず
母親からも愛されなかった女の子が
不憫でなりません。
その母親もおそらく親の愛情に飢えて
自己肯定感が持てず、男にすがり
別人格の我が子を所有物としか
扱えなかったのかな。
親に愛され、自分の存在を認められてこそ
心が満たされ、人を愛せると思うのです。

『カラーパープル』の中で
貧しい生活の中でもセリーは母親に裁縫を習い、後に生活の糧となり自信にもなる。
妹との絆も愛情が豊かだったから。

思い出したのは
映画『最高の人生の見つけ方』の名言

魂が天の門を通る時、神がする二つ質問  一つは人生で喜びを得たか?二つ目は自分の人生は他人に喜びを与えたか?


セリーはきっと天国へ行けると思います。

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