特急ゆふDX3号展望車で由布院に
平成18年の九州旅行の夏の思い出第2日目(7月27日)は、以前から行きたいと思っていた湯布院です。
博多から由布院駅には、博多発12時16分の特急ゆふDX3号の展望車先頭の席にお弁当を持ち込んで乗車しました。博多駅は、日本で一番多く在来線特急列車が発着する駅となっており、発車までの時間に次から次へといろいろな特急列車が発着しております。
・リレーつばめ(写真拡大)・・・・・・ありあけ(写真拡大)・・・・・・・ゆふデラックス(写真拡大)
・リレーつばめ(写真拡大)・・・・・・ありあけ(写真拡大)・・・・・・・ゆふデラックス(写真拡大)
定時発車のゆふDX3号は、鹿児島本線の久留米駅から久大本線(ゆふ高原線)の高原の緑を眺めながら一路西進(福岡ー湯布院地図参照)し、14時43分に由布院駅に到着です。由布院駅の反対側のホームには、トロッコ列車のTOR-Qが停車しておりました。TOR-Qは、JR九州が2003年からの由布院駅~南由布駅間で期間運行している観光用トロッコ列車で、5両編成で両端が気動車、中間3両がトロッコ車両となっております。
・車窓風景一路由布へ(写真拡大)・・山岳地帯に(写真拡大)・・周囲は緑一色(写真拡大)
由布院と湯布院の散策
1955年(昭和30年)の湯平村と由布院町が合併した時に、湯平の「湯」を取って「湯布院町」と付けられました。由布院盆地や由布院駅などは、以前のままの「由布院」を使っています。平成17年10月1日に庄内町・挾間町 ・湯布院町が合併し、由布市になりました。
由布院駅前の由布見通りの正面には、由布岳(豊後富士)1583mが聳える美しい景色の町並みで、通りのお店をゆっくりと散策しながら大分川に架かる白滝橋のたもとで湯の坪街道へと折れました。散策しているうちに、雨がぽつり落ちてきましたので、地元の人に金鱗湖への近道を聞き、観光のメッカの湯の坪街道途中の四つ角を右折して大分川の湖畔の遊歩道(湯布院地図参照)を進みました。
町中のどこからでも見える由布岳を眺めながら進むと、明治の酒蔵、庄屋屋敷などの古い建物を移築・復元した九州湯布院民芸村でお茶を飲んで一休みしました。九州湯布院民芸村の入り口の門は、5万石城下町として栄えた「筑前の小京都」、秋月藩家老の門を移築復元したもので、各建物内には各地から収集した民具や民芸品が展示されておりました。
・・・・九州湯布院民芸村・・・・・・・・・・金鱗湖風景1・・・・・・・・・・・・金鱗湖風景2
一服している間に、雨のほうも収まったようなので、大分川の畔を金鱗湖へと進みました。湖畔の金鱗湖由来の説明板には、「昔は 湖と言わず 池と言い 由布岳(1584)の下にある池と言う意味から由布岳の「由布」省略し 更に 「岳の下」を「岳ん下(たけんもと)」と発音して「岳ん下ん池」と称していた。明治17年 大分の儒学者 毛利空桑(クウソウ)が池のそばの露天風呂(草葦屋根)の岳ん下ん湯(通称岳を略して「下ん湯」)から眺めていると湖面より魚が飛びはね 折しも魚の鱗が夕月に映えて金色に輝き 金鱗湖と名づけられる。」とあります。
湯布院温泉宿泊は山のホテル 夢想園
九州の夏の夕暮れは、午後6時過ぎてもまだ日がかなり高いが、湯布院温泉のチェックインも気になるので、今夜の宿泊ホテルの山のホテル 夢想園にタクシーで向いました。
「山のホテル夢想園」は由布院盆地を見下ろす高台に立地し木々に囲まれた広大な敷地の中には本館別館・新館そしてお風呂棟がそれぞれ点在しております。夢想園の庭園露天風呂は、日本一の栄誉に輝いたお薦めの湯です。150畳の広さを持つ大浴場・空海の湯(女性専用)と100畳の広さを誇る男性用の露天(御夢想の湯)は、由布岳を筆頭に山々に囲まれた湯布院町の田園風景も楽しめる最高のロケーションです。
早速、夕食前に夏晴れのもとでの露天風呂を堪能しました。
・御夢想の湯1(写真拡大)・・・・御夢想の湯2(写真拡大)・・・御夢想の湯3(写真拡大)
温泉の由来は、『今から約600年の昔、難病に困り果てた一人の僧が時の薬師弘法大師に願をかけたところ、三十七日の満願の暁、大師が夢枕に立たれ、「これより南東山先の当りに奇巖ありこの大岩の下より湧き出る湯にひたれ、さらば難治の難病たちどころにいゆべし」とのお告げをうけた。その僧不審の念にかられつつ夢告の通りに従えば、たちどころに病全快、随喜の涙と共に、この岩を弘法石とあがめ、湧出する温泉を御夢想温泉と名付けた。その後、これを聞き伝えた多くの人々は、この霊泉にひたりてその病を癒したという。げに土地の人呼んで、御夢想温泉といわれている。』のだそうです。
由布院盆地は、日本で3番目の湧水量があるといわれているほど豊富な湯量を誇る温泉地で、温泉の効能は、泉質は弱アルカリ単純温泉、効能は神経痛、リュウマチ筋肉痛、四十肩、五十肩、疲労回復、擦り傷等に効くという。
山のホテル 夢想園の晩餐
夢想園の名湯を堪能しましたので、もう一つの楽しみの晩餐を、宿泊毎に仕切られた食事処の「胡桃家」でホテル自慢の夕食を戴きました。当日の献立は、お品書きに記載のように地元でとれた新鮮な野菜や山菜、そして名物豊後牛や地鶏、川魚を用いた12品の料理と地酒により、旅の疲れを癒しました。
九州旅行第3日目の朝7時半に朝食を済ませ、いよいよ待望の阿蘇の見学に出発です。
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平成18年の九州旅行の夏の思い出第2日目(7月27日)は、以前から行きたいと思っていた湯布院です。
博多から由布院駅には、博多発12時16分の特急ゆふDX3号の展望車先頭の席にお弁当を持ち込んで乗車しました。博多駅は、日本で一番多く在来線特急列車が発着する駅となっており、発車までの時間に次から次へといろいろな特急列車が発着しております。
・リレーつばめ(写真拡大)・・・・・・ありあけ(写真拡大)・・・・・・・ゆふデラックス(写真拡大)
・リレーつばめ(写真拡大)・・・・・・ありあけ(写真拡大)・・・・・・・ゆふデラックス(写真拡大)
定時発車のゆふDX3号は、鹿児島本線の久留米駅から久大本線(ゆふ高原線)の高原の緑を眺めながら一路西進(福岡ー湯布院地図参照)し、14時43分に由布院駅に到着です。由布院駅の反対側のホームには、トロッコ列車のTOR-Qが停車しておりました。TOR-Qは、JR九州が2003年からの由布院駅~南由布駅間で期間運行している観光用トロッコ列車で、5両編成で両端が気動車、中間3両がトロッコ車両となっております。
・車窓風景一路由布へ(写真拡大)・・山岳地帯に(写真拡大)・・周囲は緑一色(写真拡大)
由布院と湯布院の散策
1955年(昭和30年)の湯平村と由布院町が合併した時に、湯平の「湯」を取って「湯布院町」と付けられました。由布院盆地や由布院駅などは、以前のままの「由布院」を使っています。平成17年10月1日に庄内町・挾間町 ・湯布院町が合併し、由布市になりました。
由布院駅前の由布見通りの正面には、由布岳(豊後富士)1583mが聳える美しい景色の町並みで、通りのお店をゆっくりと散策しながら大分川に架かる白滝橋のたもとで湯の坪街道へと折れました。散策しているうちに、雨がぽつり落ちてきましたので、地元の人に金鱗湖への近道を聞き、観光のメッカの湯の坪街道途中の四つ角を右折して大分川の湖畔の遊歩道(湯布院地図参照)を進みました。
町中のどこからでも見える由布岳を眺めながら進むと、明治の酒蔵、庄屋屋敷などの古い建物を移築・復元した九州湯布院民芸村でお茶を飲んで一休みしました。九州湯布院民芸村の入り口の門は、5万石城下町として栄えた「筑前の小京都」、秋月藩家老の門を移築復元したもので、各建物内には各地から収集した民具や民芸品が展示されておりました。
・・・・九州湯布院民芸村・・・・・・・・・・金鱗湖風景1・・・・・・・・・・・・金鱗湖風景2
一服している間に、雨のほうも収まったようなので、大分川の畔を金鱗湖へと進みました。湖畔の金鱗湖由来の説明板には、「昔は 湖と言わず 池と言い 由布岳(1584)の下にある池と言う意味から由布岳の「由布」省略し 更に 「岳の下」を「岳ん下(たけんもと)」と発音して「岳ん下ん池」と称していた。明治17年 大分の儒学者 毛利空桑(クウソウ)が池のそばの露天風呂(草葦屋根)の岳ん下ん湯(通称岳を略して「下ん湯」)から眺めていると湖面より魚が飛びはね 折しも魚の鱗が夕月に映えて金色に輝き 金鱗湖と名づけられる。」とあります。
湯布院温泉宿泊は山のホテル 夢想園
九州の夏の夕暮れは、午後6時過ぎてもまだ日がかなり高いが、湯布院温泉のチェックインも気になるので、今夜の宿泊ホテルの山のホテル 夢想園にタクシーで向いました。
「山のホテル夢想園」は由布院盆地を見下ろす高台に立地し木々に囲まれた広大な敷地の中には本館別館・新館そしてお風呂棟がそれぞれ点在しております。夢想園の庭園露天風呂は、日本一の栄誉に輝いたお薦めの湯です。150畳の広さを持つ大浴場・空海の湯(女性専用)と100畳の広さを誇る男性用の露天(御夢想の湯)は、由布岳を筆頭に山々に囲まれた湯布院町の田園風景も楽しめる最高のロケーションです。
早速、夕食前に夏晴れのもとでの露天風呂を堪能しました。
・御夢想の湯1(写真拡大)・・・・御夢想の湯2(写真拡大)・・・御夢想の湯3(写真拡大)
温泉の由来は、『今から約600年の昔、難病に困り果てた一人の僧が時の薬師弘法大師に願をかけたところ、三十七日の満願の暁、大師が夢枕に立たれ、「これより南東山先の当りに奇巖ありこの大岩の下より湧き出る湯にひたれ、さらば難治の難病たちどころにいゆべし」とのお告げをうけた。その僧不審の念にかられつつ夢告の通りに従えば、たちどころに病全快、随喜の涙と共に、この岩を弘法石とあがめ、湧出する温泉を御夢想温泉と名付けた。その後、これを聞き伝えた多くの人々は、この霊泉にひたりてその病を癒したという。げに土地の人呼んで、御夢想温泉といわれている。』のだそうです。
由布院盆地は、日本で3番目の湧水量があるといわれているほど豊富な湯量を誇る温泉地で、温泉の効能は、泉質は弱アルカリ単純温泉、効能は神経痛、リュウマチ筋肉痛、四十肩、五十肩、疲労回復、擦り傷等に効くという。
山のホテル 夢想園の晩餐
夢想園の名湯を堪能しましたので、もう一つの楽しみの晩餐を、宿泊毎に仕切られた食事処の「胡桃家」でホテル自慢の夕食を戴きました。当日の献立は、お品書きに記載のように地元でとれた新鮮な野菜や山菜、そして名物豊後牛や地鶏、川魚を用いた12品の料理と地酒により、旅の疲れを癒しました。
九州旅行第3日目の朝7時半に朝食を済ませ、いよいよ待望の阿蘇の見学に出発です。
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