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kan-haru blog 2015 こぼうしの湯の語源の「起き上がり小法師」は、福島県会津地方に伝わる郷土玩具・縁起物です。
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湯野上温泉
11月12日の今宵の宿の湯野上温泉「こぼうしの湯 洗心亭泉」(福島県南会津郡下郷町高陦寄神乙1614)は、見学の大内宿からはタクシーにて20分ほどの距離で、会津鉄道を跨いだ大川対岸にあります。
こぼうしの湯洗心亭周辺図
・湯野上温泉の歴史
今は湯野上温泉郷と呼ばれているが、湯野上温泉観光協会Webによると、湯野上温泉の歴史は、「新編会津風土記」によれば、昔は湯ノ腹村と云い、村には三つの温泉が湧き、1つは岩石を穿き浴す切湯、2つは大川の西岸に猿湯、3つは端村館本の西大川の渚にあったと云われています。
その1つの猿湯のいわれは、昔、漁師が1匹の猿を射ったところ、その猿が手負いとなり、湯の原に来て入浴し傷をいやしたといわれ、その源泉を猿湯と名付けたと言われています。
温泉宿の開設は、1884 年(明治18年)に新日光街道(国道121号線)が開通し、古くから加登屋などの商人宿がありましたが、1887 年(明治20年)頃に大川の沿岸に、最初の温泉宿清水屋が営業を開始して、近くにあった猿湯の露天風呂を利用していました。
・こぼうしの湯 洗心亭
大内宿からタクシーで県道329号をおよそ20分ほど戻り、奇岩怪石が連なる大川を渡り湯野上温泉北方にある山の中にあるこぼうしの湯 洗心亭にチェックインしたのは、15時40分頃になりました。
こぼうしの湯洗心亭エントランス(左・中:こぼうしの湯 洗心亭玄関、右:エントランスの置物1112)
こぼうしの湯 洗心亭は1989年創業のホテルで、宿が集まる温泉街から離れたところに佇む13室だけの一軒宿で、周辺は4千坪の自然林に囲まれ、聞こえてくるのは遠くの会津鉄道の汽笛の音と鉄橋を渡る列車の音だけが聞こえる静かな温泉で、熟年夫婦が過ごすのにはゆったりの宿です。
こぼうしの湯洗心亭パンフレット
通された部屋の窓から眺めた周囲の山々の展望は、紅葉真っ只中の見事な風景に恵まれました。
旅館の部屋から見る周囲の山々は見事な紅葉で染まる(左・中・右:1112)
旅行の楽しみは、何といってもその地の季節の天然の素材で調理された、料理長が自慢の夕餉は一番の楽しみで、19時半に予約しました。
大宴会場で夕餉のひと時(左・中・右:1112)
南会津は豊かな山の恵みと川の幸が豊かの食材で、素朴さと田舎の味わいを特徴とした東北の料理は、年長の日本人にはぴったりです。この、秋の香りのこぼうしの膳に、東北の地酒を味わえるのは、この上ない幸せな夕餉のひと時です。
秋の香りこぼうしの膳(左上・中上・右上:1112)
湯野上温泉には源泉が7カ所あり、噴出量は毎分3,000リットルもある全国でも屈指の湯量の豊富な温泉で、泉質は弱アルカリ単純泉で神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病に効き、マイナスイオン濃度も高く、かけ流しの温泉です。内湯に浸り体に有効成分を吸収し、露天風呂では紅葉を満喫しながら心身の安らぎを得られる天然の温泉は、体の保養には最高の効能が得られます。
こぼうしの湯の内湯と露天風呂(左上・中上:温泉風呂入口、右上・左下:内湯温泉浴槽、中下・右下:紅葉満喫の露天風呂1112)
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