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outlookの予定をiCalに移すのはGoogleカレンダーを使って

2009年02月17日 | Mac
仕事の予定は会社のPCでoutlookに入力して使っているのですが、そろそろiPhoneで管理していこうと思います。

iPhoneに直接入力するのも面倒な事が多いので、家のiCalにまず予定を移行、それからiPhoneとMobileMeで同期する、この方法にしようというわけで、
outlookの予定をiCalに移すだけの事だと思って調べたのですが、意外と選択肢はありません。

ソフトでもあってデータ変換をすればいいだけと思っていたら、これが面倒というか、あまり情報がありません。

Sunbirdという予定ソフトも使えそうな情報がありましたが、私の環境ではデータの読み込みができませんでした。
変換ソフトらしき情報もありますが、古い情報で文字化けがあったりして面倒そうだし。

特別なソフトが無くても何とかなりそうなgoogleカレンダーの読み込みと書き出し機能を利用する方法でデータをやりとりしました。
だいたい10年分のデータを文字化けもせず移す事ができました。

順番は

outlookのデータをCSV形式で書き出す

Googleカレンダーで読み込む

ics形式で書き出す

iCalで読み込む

大成功!!

まずはoutlook2007でデータエクスポート



「ファイルにエクスポート」を選択



テキストファイルで「カンマ区切り」のCSV形式を選択



ファイル名は適当に付けて下さい



<注意>
データを書き出す範囲を設定します
予定の量によるでしょうが、書き出されたデータサイズは500Kバイトから1Mバイト程度でおさまるように、分割して書き出した方が安定して以後の作業ができます



これでgoogleカレンダーに読み込めるCSVファイル形式のデータが書き出せました。

このデータをGoogleカレンダーのマイカレンダー、「設定」から



カレンダー設定の「カレンダーのインポート」を選択



outlookから書き出したCSV形式のデータを選択

読み込ませるカレンダーを選択

「インポート」をクリック



Googleカレンダーにoutlookの予定が読み込まれます

読み込みを失敗する事もあるでしょうから、カレンダーをいくつか作って分けて読み込ませれば、失敗した分を削除するのが簡単です。

最大でいくつカレンダーを作れるのかわかりませんが、インポートしたらちゃんと表示されるか確認、それから次と確認してから作業を繰り返しましょう



この程度の数ならあっという間なのですが、私の場合でこれで一ヶ月分くらいなのですが、三年分をいっぺんにしようとすると部分的に読み込めていない事がありました。

今度はカレンダー設定の「カレンダーのエクスポート」を選択



Googleカレンダーの予定がすべてZip形式で圧縮されたファイルで書き出されます。



書き出されたデータは解凍してiCalの「ファイル」、「読み込み」



icsデータを順番に読み込みます



これですべてiCalにデータを移せましたが、仕事で使うのは相変わらずoutlookですからデータの同期は必要です。

直接の同期はできないので、とりあえずは仕事用に使っているE61を間に挟んでデータを同期する事になります。

これから試したいのは、
outlook → googleカレンダー → iCal

このやりとりで同期できないかと思うのですが、最大の問題は会社のデータセキュリティでしょう。
厳密に言えば仕事の予定は会社のデータでもあるわけで、データのやりとりがいつまで許されるのか?

テレビ録画のデータを簡単に編集、複製できない仕組みが私たちの楽しみを奪っているように、会社の被害を防止する事ばかり考えて便利な使い方を邪魔するのですから、セキュリティとか権利の問題はバランスが難しいものです。

googleにインポートする時は国の設定とタイムゾーンの設定が変わっていないか注意して下さいね。
一度確かめて設定を保存すればいいのですが、アメリカになっていて読み込みの時間帯がずれてしまうことがありました



一日に読み込める予定の件数に8000件くらいが上限のようですから、10年分くらいの予定がある時は分けてやる必要があります、ご注意を

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