18日水曜日,「高校生のための消費者教育教室」の講話をするために与論空港に行きました。講話の内容は,契約について,クレジットカードのしくみについて,特に注意すべき商法とクーリングオフについて,インターネットに関するトラブルについてである。
受講した生徒は43人で,男女比は男性がやや多い気がした。授業の一つとして行われているせいか受講態度は真面目で,反応もとても素直でした。講義資料に基づく話よりは,実際に私が相談を受けた話の方が生徒たちの興味をひいた感じでした。
しかし与論には,カード会社の看板も見あたらないし,コンビニやツタヤもないので,たとえ話には苦労しました。
4,5年前,従兄弟に「与論には高額な布団販売のような悪質商法はないですか」と尋ねたところ「悪質商法があったときは町のマイク(広報)で呼びかけるから,そんなものはないよ」と言われた。与論の高校生たちは,未成年者であることまた離島であるが故に悪質商法がはびこる可能性が薄いことなどで二重に保護されている。
この講義を担当された先生も「(島を出たときの)子供達のことが心配です」と,言われた。
今回の私の講話が少しでも役に立って,楽しい学生生活や社会生活がおくれることを願います。例えば契約をするときに「契約は慎重に」とか,カードを使う場面では「本当に必要か,本当に払えるか」,変な人から商品の購入を勧められたときには「勇気をもって断る」などです。