独りの花見と突風

　このような季節には，桜を愛でるべしと，昼食時間に県庁の庭に独りで花見に出かけました。（決して暇している訳ではありませんので，誤解しないでください）

　県庁の売店で手頃な弁当とお茶を購入し，花見に適当な場所を選んで，独りで弁当を食べていました。

　独りが少し寂しいのは，「綺麗だね」と思ってもそれを口にすることができないことです。もし，それを誰かに聞かれたら，認知症の疑いがかけられます。

　今日は天気は良かったのですが，風が強かった。弁当をほんの三口ぐらい食べたところで，事件は起こりました。

　弁当を口にしようと箸を口に運んだところ，突風が吹き，見事に弁当をひっくり返されてしまいました。見事に真っ逆さまです。なんたる悲劇！！

　風に弁当をひっくり返されたのは初めての経験でした。春風の悪戯にしては，お腹の減る悪戯でした。

　

花見

　桜の花が見頃になりました。鹿児島市内でも団地などの高台にある樹は満開で，甲突川河畔の桜は5～７分咲きというところでしょうか。

　小さい頃は桜の花を見てもそれ程綺麗だとは思わなかったのですが，年を重ねるにつれて，桜の花が本当に美しく見えるようになって来ました。

　この桜を愛でるのは，物静かにそっと鑑賞するのが一番だと思うのですが，日本には桜の樹の下で宴会をする習慣があります。さらに，ここ鹿児島市では桜の樹の下でバーべーキューをするグループがかなりあります。

　夏空とバーべーキュー，キャンプとバーベキュー，浜辺でバーベキューはそれなりに似合っていると思うのですが，桜の樹の下でバーベキューというものはいかがなものでしょうか？

　あの白い花びら，はかない花びらに，バーべーキューと焼き肉の臭いは余りにもミスマッチだと思うのですが。鹿児島市以外の都市でも，花見にバーべーキューをするのでしょうか？

　そうそう，奄美にはソメイヨシノはありませんでしたが，スモモの白い花がとっても綺麗でした。


　

頑張れＡさん

　私の友人にＡさんという大変ユニークな方がいます。

　今から９年前に，Ｂさんの強い勧誘にあい，そのＡさんとＢさんと３人で「全国被害者交流集会」に参加するために京都に行きました。まあー私としては，京都に行きたかったので，その会に行ったというのが正直なところですが。

　そこで会の終了後は３人でレンタカーを借りて，清水寺や比叡山や嵐山に行きました。翌日は，電車で奈良まで足をのばし，法隆寺や薬師寺をみて回りました。

　本来は奈良に行った翌日は帰る予定でしたが，台風で帰れなくなりました。そこで，その日は大阪で過ごしました。大阪では，それぞれ自分が行きたいところに行けるようにと，別々に動にしました。

　今となっては大変楽しい旅の思い出ですが，その時のＡさんは大変饒舌でエネルギッシュでした。

　ところが，昨日の研修会であったＡさんは，最近体調が悪いと言っていました。見た目には，以前と同じように元気に見えますが，体調は本人にしか分かりません。

　頑張れＡさん。また何処かに一緒に行きましょう。　

　


　

アゲハ蝶

　アゲハ蝶は，誰もが目にする身近な蝶ですがポルノグラフティの曲にアゲハ蝶（「花と蝶」は森進一の曲です）という曲があります。

　その歌詞の中に♪詩人がたったひとひらの言の葉に込めた意味をついに知ることはない♪というフレーズがあります。

　確かに詩集を読んでいても，この詩は何を言いたかったのだろうという詩は沢山ありますし（あんまり詩集は読まないのですが），小説を読んでいても，時々はそう感じることがあります。

　最もその意味が分からないのが，高校生の劇や抽象画であります。結局これらのものは，その作者とごく一部の人にしか理解できないのではないでしょうか。だから芸術と言うのか。

　でも，全てを理解する，ということが土台無理な話です。

　



　

サンドイッチ

　私は，3食きっちりと食事を摂ります。それもほとんどご飯で，滅多にパンで済ますことはありません。パンですと，お腹が空いて昼まで持ちません。古風な人間です。妻からすると，手間のかかる夫ということでしょうか。

　ところが，昨日の朝は，珍しく，パンが食べたくなり，パンにサラダを挟んでサンドイッチにして食べました。たまにはパンもうまいもんだ，と思いました。

　さて，昨日は午後1時から県民交流センターで専門実務講座の第4回研修会があったので，正午に司調センターを橋君と出発し，12時３０分までには，受付の準備を済ませました。

　さて，交代で食事をすることになりましたが，1時迄対して時間がありません。県民交流センターで食事をする場所と言えば，二階の喫茶店か，少し離れた華蓮ジュニアしかありません。

　できるだけ早く食事を済ませて受付の交代をするためには，二階の喫茶店に行くしかありません。そこの食事のメニューは，何とトーストとサンドイッチしかありません。

　日頃，できるだけ野菜を食べるように心掛けているので，迷わずサンドイッチを頼んだのですが，そのサンドを食べながら，その日２回目のサンドイッチであることに気づきました。

　滅多にないことが，続けて起こることもあるもんです。高額の宝くじが当たると良いのに。
　
　

年度末

　年度末になるとどうしても，不動産の登記関係が慌ただしくなります。それは，年度内に提出しておきたい登記と，年度内に完了させたい登記があるからです。

　特に今年度は，4月1日から，土地の売買以外の所有権移転登記の登録免許税が2倍になるので，3月中に登記を提出しておきたいという方が何人かいらっしゃいます。通常相続登記を急いで提出して欲しいという方はあんまりいませんが，今年度ばかりは例外です。

　今年度中に登記を提出して欲しいという要望は，司法書士の努力でどうにかできますが（もちろんできない場合もありますが），今年度中に登記を完了したいという時には，余裕を持って答えるようにしています。

　登記の完了は，その日の事件数によりまして，１日ぐらい遅くなることはそれ程珍しくありません。「たかが1日」という場合もありますが，「1日も遅くなるの」という場合もあります。

　何事も余裕を持って準備したいと思うのですが，どなた様にもそれぞれの事情があるんですよね。

ＷＢＣと筋肉痛

　昨日のワールド・ベースボール・クラシックは感動的でした。人生にはこのようなこともあるもんです。韓国に敗れた段階で，もう終わりだと思っていましたが，メキシコがアメリカに勝ったところからゲームがおもしろくなりました。

　昨日のゲームでは，初回に4点も入りましたが，まさかこのままでは終わらないだろうなーと思っていましたら，やはりそう簡単には勝たせて貰えませんでした。

　川崎選手のエラーをきっかけに　点も失った時には，このまま負けてしまうのかという悪い考えが脳裡をかすめましたが，９回にはイチローのヒットをきっかけとして期待以上のプレイを見せてくれました。心が一つになるというのは，本当に素晴らしいことです。

　表彰式の時に，「あれ，監督は金メダルはないのかな」と一瞬考えましたが，何とかさんがちゃんと持っているのを確認して安心しました。

　この野球に刺激された子供達の相手をした私は現在筋肉痛です。

　朝起きた長男が「テニスをしよう」というので，普段の運動不足を解消するために良いチャンスだと思い二人でテニスをしました。テレビを見終わった二男が「キャッチボールをしよう」と言い出しまし，今度はキャッチボールをする羽目になりました。

　ここらで私の体力はほとんど使い果たしたのですが，以前からの約束であった卓球とバッティングセンター行きをこなしたときは，疲労困憊の状態でした。

　その後，夕ご飯を食べたのですが，箸を持つ手に力が入らず，小刻みに震えていました。子供の時にはじっとしていることができなかったのですが，大人になると体を動かすことができなくなるということを，大人になって初めて知るました。

　
　

昼飯

　今日は天気が良かったので，県庁に昼飯を食べに行きました。県庁の１階のレストランは，味はともかく，安くて全然待たなくて良いというのが魅力です。

　県庁に勤務している方は真面目な人が多いので，１２時までに行けば先ず待つことはありませんが，１２時２分ぐらいから１２時２０位になると，少し並びます。

　私の場合は，１２時過ぎには食事を終わらせて２階に行き，そこで少し本を読んでで午睡をするというのが一つのパターンになっています。私と同じような行動をする方が後１人いて，午睡から目を覚ますと，レストランで目にした方がそこで読書をしていました。

　その後県庁の中庭に周り少し遠回りをして帰りましたが，皆さん春の日だまりを楽しんでいるようでした。

ワールド・ベースボール・クラシック

　ＭＢＣといえば鹿児島の放送局ですが，ＷＢＣといえば，ワールド・ベースボール・クラシックです。昨日始めてその試合を見ました。相手は韓国です。

　いやー感激しました。まさか同じ相手に３度も続けて負けるとは思っていませんでしたが，６対０の大差で勝てるとも考えていませんでした。おまけに完封ですから，韓国はさぞ悔しかったと思います。

　「勝ちたいという」気持ちの強さということを何度も耳にしていましたが，４回の多村の守備で，相手チームのファウルボールをキャッチしたのはその現れだと思います。

　そして，７回に４番松中の二塁打，極めつけは代打で出場した福留孝介選手のホームランです。このホームランをきっかけに日本の怒濤の攻撃が開始されました。その後の日本選手の活躍は放送の通りですが，打つは，打つは，「エッ今まで何で勝てなかったの」という感じでした。後結局７回の最初と最後の最終打者は，松中で，松中で始まり松中で終わった７回でした。

　この試合では，に鹿児島県出身の川崎宗則選手と福留孝介選手が活躍しているのも嬉しいですね。

　そうそう，この試合を見た後に，息子と二人でキャッチボールに行きました。

　

被後見人との面談

　昨日（１７日）は天気が良かったので，○○市にいる被後見人に面談に行きました。私が，この方（仮に桜子さん）の後見人になったのは，今から２年前です。
去年の１２月までは，自宅に住んでいたのですが，１２月の異常な寒波で体調を崩し，近くの病院にしばらく入院した後，現在の施設に入所しています。

　桜子さんには，これまで数回あっていて，今回お会いするのは約１年ぶりでしたが，当然のことながら私のことを憶えていませんでした。それどころか，二日に一度は面会に行って桜子さんのお世話をしている親戚の人のことも，ここ数年間あっていないと，言っていました。

　しかし，話をするのは好きな様子で，３０分程度の面談の中で同じ話を何度も繰り返しやっていました。桜子さんは漢字には強い方で，「富士山」という文字はうかんむりの下に口を書いて・・・というように正確に説明できる方です。私が「凄いですね」と言うと「こんなのは小学生の問題ですよ。外にも質問して下さい」という様な方です。

　そんなやりとりをした後に私が「また来ますからね」と言って帰ろうとすると，「またお会いしましょうね」と言いました。どうせまた，貴方は誰ですか，どこでお会いしましたか，いつお会いしましたか，今日は何しに来ましたか，と何度も尋ねるんだろうなあーと思いましたが，その一言が，心に少ししみました。




　

鹿児島地方法務局国分支局改め霧島支局

　今日は，天気が良かったので，国分支局改め霧島支局に登記済証を受領に行きました。

　高速道路で行ったのですが，途中の山々には，淡い桃色のサクラや，真っ白な梅や色鮮やかな紅梅など春の花が離れ小島の様に咲いていました。広葉樹の緑が海です。

　残された仕事のことさえ考えなければ，一時間程度で行ける法務局への書類の受領は，良いドライブです。天気が良くと季節の花々が咲き乱れているこの時期は，絶好の気分転換になります。

　今日の桜島は，靄がかかっていて，鮮明には見えなかったのですが，そこがまた春らしくて良かった。

　写真は，国道十号線から少し入ったある川の河口付近の風景です。この場所は，恐らく地元の人しか分からないと思います。

弥生3月，別れの季節

　弥生３月サクラの時期は，卒業式や転勤など出会いと別れが入り交じり，悲喜こもごも感情の起伏が激しい季節です。

　サクラを見ると美しいとは思いますが，そこに何ともいえないもの悲しさを感じさせるのは，サクラの花のはかなさだけではなく，過去の別れが脳裡の底に潜んでいるせいなのかも知れません。

　この時期にラジオから流れてくる曲は，サクラと卒業式をテーマにした曲が圧倒的に多くなります。そう言えば転勤をテーマにした歌はないですよね。まあ，転勤という言葉の響きが余りに現実的で，詩情がわかないせいでしょうか。

　「夏」は，何も考えず，ただ単純に夏を楽しまなきゃ，と思うのですが，３月は季節がら人を詩人にするようです。アメリカの新学期は秋だと何かの本に書いてあありましたが，アメリカ人は３月をどのように受け止めるのでしょうか？
　多分私たち日本人とは大分違うんでしょうね。
　




　

晴れ，晴れ，雨，晴れ

　晴れ，晴れ，雨，晴れとは，薩摩地方のここ数日間の天気です。

　雨が極端に嫌いというわけではありませんが，今日の様に良い天気ですと，なんだか得をした気がします。

　このように上天気の日は，海でも山でも川でも良いのすが，ドライブに行きたくなります。誰と行きたいかと言いますと，もちろん家族と一緒です（妻が時々ブログを見ています）。

　晴耕雨読ではなく，晴遊雨働ができれば良いのでしょうが，人生そんなに甘くありません。

スミレ

　鹿児島地方法務局の駐車場に数本のスミレが咲いています。少し前，根性大根なるものが，テレビで放映されていましたが，スミレの場合は，根性という言葉は似つかわしくないようです。

　私が十代の頃「すみれ色の涙」という曲を，ブルーコメッツが歌っていました。
それから数年後，今度は岩宏美さんが，同じ曲をリリースしました。あの頃の岩崎宏美さんの歌声は，高音で透き通っていて正しく天使の歌声の様でした。

　♪♪スミレってスミレって　ブルーな恋人同士がキスしてキスして　生まれて花だと思うの　寂しかったからあなたを愛して　寂しかったからあなたを憎んだ　寂しかったからあなたにさよならを　そしてひとつすみれ色の涙♪♪

　という歌詞だった思います。当時は，そうかそうかと思っていましたが，あれから数十年。寂しいから人を愛することはあっても，寂しいから人を憎んだり，さよならをいったりすることはないような気がするのですが……

春先の雨

　薩摩地方は，本日は一日中雨でした。しかし，冬の雨と違い春先の雨はそれ程冷たくありません。関東地方では，春一番が吹いたとか。春はいきなり，日本列島の中心部に行ったようです。

　先週辺りから傘がないので（何処かに置き忘れたのでしょうが，さっぱり思い出すことができません），某大手のスーパーに傘を買いに行きました。

　どうせ無くすのだから（物持ちは結構良い方ですが，傘だけは数年間使う自身がありません）安いのでいいやと思って傘売り場に行くと，黒，濃紺，黒っぽい緑と見事に黒に近い色しか置いていませんでした。

　雨の日はただでさえ気持ちは沈みがちになるので，男でも，せめて傘ぐらい明るい色の傘を差したい，と思うのですが，メーカーはその辺りの心理がが分かってないようです。

　（写真は，第一経済大学のキャンパスに咲いていた梅の花です。）