チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

美しいドイツ

2008-10-06 13:54:36 | 旅に出て
ドイツには美しい場所が数多くあることを今回の旅で再発見した。
旅の最後に訪れたヴュルツブルグのレジデンス(司教たちの住居)は世界遺産に登録されている素晴らしい建物。外観も素晴らしいし、内装、庭も素晴らしい。





この建物は第二次世界大戦時に大きな被害にあっている。被害を受けた当時の写真や修復の写真も展示されていた。
廃墟からここまで修復されたこと、その目に見えているものにすごく感動したし、同時に戦争で破壊されたものを以前と同じように直すという人の思い、エネルギーに感動した。ドイツにはこんな場所がそこらじゅうにある。

建物だけでなく自然にしてもそう。ドイツの森の多くは人工林。1990年代半ばには酸性雨の被害で一時期多くの森が枯れていたことを思いだす。ドイツの高速道路アウトバーンを走っていると、道路の脇に枯れた森が広がっていた。
今回はこのような森を全く見ることが無かった。

芸術にも感動した。ローテンブルグ近くのロマンティツク街道沿いのクレクリンゲンという小さな街のヘルゴット教会には15世紀のドイツを代表する彫刻家リーメンシュナイダーの木彫がある。

『マリアの昇天』が表現されたものでとても美しい。特にマリアの表情、重なり合った手が美しい。


時間はさかのぼるが、ローテンブルグの街の美しさに今回初めて気づいた。ここに来たのはもう10回を超えるというのに、今回初めて発見することに不思議な感じがする。


南ドイツのたび

2008-10-05 13:41:54 | 旅に出て
昨日土曜日に訪れたところ。

フュッセンのノイシュワンシュタイン城


紅葉はこんな感じ


ウルムの世界一高い塔を持つ教会


ぬいぐるみシュタイフ社のミュージアム


ローテンブルグの城壁内とクリスマスマーケット


じっくりと滞在型で旅をするのもいいけれど、いろいろなものを見たいと思うと駆け足になる。

ボーデン湖近くからフュッセンに向かう途中で今年初めての雪に出会った。

ロゼワインを楽しむ時間

2008-10-04 04:32:31 | 旅に出て
この街を始めて訪れたのは14年前、友人夫婦とともにスイスからの帰りに立ち寄った。ボーデン湖のほとり、丘の上にあるホテル、部屋の窓から湖がとても美しく見えた。夜の食事はホテルのレストラン。テーブルからも湖が見渡せた。訪れたのが8月だったから夕食をとっている間に太陽が湖の向こう側にあるアルプスの後ろ側にゆっくりと沈んでいく姿を見ることができた。


夕日を見ながら飲むワインが素晴らしく美味しかった。普段レストランで注文することがなかったロゼワイン、それもここメアスブルグで育ってここで醸造されたワイン。
ロゼワインがこんなに美味しいと感じたことがなかった。

それ以来私にとってここメアスブルグは美味しいロゼワインが飲める場所として記憶に強く留まった。

ここに来たのは今回で4回目。今回はこの街にホテルをとることができなかったので、ロゼワインを買うためだけにこの街にやってきた。インターネットでいつでも何でも買うことができる時代になってもメアスブルグのワインはインターネットで購入することができない。手間がかかるメールオーダーのプロセスを避けたいのならばとにかくここに来て買って帰る以外方法はないようだ。

今回も12本のワインを購入した。ワインを買うことはとても楽しい。ワインそのものの香りや味を楽しんでいることを想像してワクワクできるし、そしてワインを誰かと飲むその時間、空間を想像しながらワクワクすることができる。

ワインを買うことができて少し気持ちが安らいだ。今回の旅の中の一つのとても大切な目的を果たすことができた安堵感がやってきた。

今日訪れたとても美しいストラスブールの街並みやフライブルグの教会を思い出しながら、まだ楽しんでいないメアスブルグのロゼワインを楽しんでいるそんな夢が今晩見られるといいな。

ドイツ人の好きな言葉

2007-05-12 06:37:34 | 旅に出て
ドイツ人の好きな言葉が3つあると長期間ドイツに滞在している日本人から教えてもらいました。
一つ目は『健康』です。 "Das ist gut fuer Gesund."「それは健康にいいんだよ!」という言葉を私もよく耳にします。またドイツの街角で『BIO』という看板をかかげた健康食品の店をよく目にします。レストランなどでもサラダメニューはとても人気があります。たっぷりと盛られたレタス、キャベツ、白菜、人参、ジャガイモなどのサラダの上に鶏肉や豚肉などのグリルがのっている料理です。最近はドイツでも『SUSHI』ブームで『SUSHI』の看板もよく見ます。スーパーでも冷凍すしが売られています。パッと見は美味しそうにもみえます。でもよく見るとご飯粒が潰れて団子のようになっていてとても買う気にはなれません。

ドイツ人の好きな言葉二つ目は『無料』です。 "Es ist kostenfrei."「それは無料なんだ!!」という会話もよく聞きます。 適切な例ではないかもしれませんが、会社のクリスマスパーティーなどで食べ物や飲み物代を払わなくていい時には、信じられないくらい食べて飲む人が多いように思います。けちという感じではなくとにかく『無料』というのが好きなんですね。

三つ目は『散歩』です。私の家の近くにはライン川が流れているのですが、晴れた日の休日には信じられないくらい多くの人がこの川沿いを歩いています。「お祭りか、屋台でもでているのかな」と思って周りをみてみてもそんなものはありません。ただ歩いているだけなんですね。それも老若男女を問わず歩いています。会社でも昼食後に仲間と連れ立って散歩に行く人達が多くいます。以前ドイツに住んでいた時にドイツ人の友人に夕食に誘われましたが、家についてまずしたことは家族と一緒に散歩にいくことでした。
『散歩』はドイツ人の好きな言葉一つ目の『健康』、二つ目の『無料』ともとても相性がいいような感じもしますね。
5月に入ると夜9時を過ぎても外は明るく、また気候もよいことから私も食後の散歩にでるようになりました。30分くらいですが家並みや公園を目的もなく少し早足で歩きます。
とても手入れがよく行き届いた庭にさくさつきやバラの花を見ながら歩くのはとても気持がいいです。

『健康』『無料』『散歩』と聞くと「日本人と同じだね」と感じられたと思います。このことだけではなくほかにもいろいろな面でドイツ人と日本人はすごく近いところがあると感じます。
たとえば群れることが好きなところ、勤勉でまじめなところ、メンタルな部分でも恥ずかしがりやなところなどは日本人に近いものがあります。他にもいろいろあります。このせいもあってか私はドイツ人にすごく親近感を感じます。

なかなか理解できない部分ももちろんありますし、好きになれなかったり慣れない部分もありますが、それらを乗り越えて繋がっていける気がします。
10年以上前にドイツに住んでいたときにも同じように感じたようにも思いますが、今私が感じていることはその当時感じていたことよりももっと深いように思います。



半年以上も前の話になりますが、友人とドイツ南部のノイシュバンシュタイン城を訪れたとき、夕食で同じテーブルに座ったドイツ人夫婦と知り合いになりました。私の知っている多くのドイツ人と同じように、この時のドイツ人夫婦も会話がはずみだした時から、まるで大きく手を拡げて人を迎え入れるように我々に接してくれました。夫婦は翌日の計画を変更し、次の朝我々にノイシュバンシュタイン城観光の特別ルートを教えるために一緒に歩いてくれました。

少しリッチな気分

2005-10-14 23:44:04 | 旅に出て
 出張で東京に来てアートホテルズ浜松町というホテルに泊まった。

 通常料金は1泊¥18,400(朝食・サービス料・消費税込み)らしいが、インターネットで「高速LAN回線開設記念!チョー得だ値!宿泊プラン」というのを申し込み¥11,800になった。

 いつもはもっと安いホテルに泊まるのだが、「客室は28.5㎡ 、全室ゆったりサイズ、25インチテレビ、衛星放送、電話、冷蔵庫、シャワー式トイレ、ズボンプレッサー」というのに惹かれて試しに泊まってみた。

 浜松町からは徒歩で5分ほどのところにあるホテルは、外観もきれいで、エントランス付近の感じもとても良い。
少し小さめのレセプションデスクと、入り口横のレストランがなければ、少し高級なマンションのエントランスといった感覚。

 ホテルを予約するときはいつも「高層階の眺めの良い禁煙ルーム」をリクエストするのだが、チェツクインの際「シングルルームで適当な部屋がなかったので、ツインルームを手配しました」とのこと。部屋の広さはシングルもツインも変わらないようだが、客の要望をかなえようという姿勢が見えて感じが良い。

 準備された部屋に入ってみると、28.5㎡ はさすがに広く感じる。時々利用する12㎡前後の部屋とは明らかに違う。学生のころに済んでいたワンルームマンションよりも広く、これくらいのスペースがあれば十分住めそう。

 バスタブも広い。寝転がっても足をほとんど曲げないで済む長さ。シャンプーやリンスはポーラ化粧品のものが置かれており、この点でも少しリッチな気分になれる。

 たまにはこういうリッチな気分になれるホテルもいい。

京都御苑の昼時

2005-05-29 23:55:10 | 旅に出て
 お昼時に京都御所の周りを歩いた。

 目的があったわけではなく、少しの時間があり、近くに京都御所があったので立ち寄ってみただけ。御所の中には入れないので、御所の塀にそって砂利道を少し歩いた。

 はっきりいって何も見るものはない。

 「平安時代からここを人が歩いてたんやな」とか、「応仁の乱の時にはこの辺でたくさんの人が死んだはずやから、霊がこのへんにはうようよしてるんかな」とか、「他にも歩いている人がいるけど何を考えてあるいてるんかな、楽しいんかな」とか考えながらぶらぶら歩いた。

 でもやっぱり退屈な道なので、少し塀沿いの道から外れて松林を通る道を歩き始めた。周りには人影がなくなりさびしい雰囲気。まさに幽霊でもでてきそうなワクワクする感じと、「幽霊でんといて」という気持ちが交錯する。

 しばらく歩くと、道が開け売店らしきものが見えてきた。『讃岐うどん』という幟も見える。おなかもすいてきたし、昼にしようと店に入ったが、荷物と一緒にさいふは別のところにおいたまま散歩にでかけたことを思い出した。

 注文する前でよかったというラッキーな気持ちと、讃岐うどんがたべれない気持ちを抱えながらまた歩きだした。

マリンピア神戸ポルトバザール

2005-05-02 22:34:39 | 旅に出て
 神戸に行くとよく立寄るのが垂水にあるマリンピア神戸ポルトバザール

 ここは南欧の港町をイメージした明るく開放感のある建物が立ち並ぶアウトレットモール。有名ブランド店のファクトリーアウトレットモールとレストラン棟からなる。明石海峡大橋も直ぐ近く見えて買い物だけでなく、観光気分も味わえる。

 夕暮れ時に行くと明石海峡、その上に架かる明石海峡大橋の向こうに夕日が沈んでいくのが見える。手前の垂水漁港から写真を撮ると港町の雰囲気のある、なかなかおもしろい写真が撮れた。

 この垂水漁港には小学生の頃によく釣りに来た。昼は防波堤の横の砂浜の投げ釣りでカレイやキスが釣れ、夕方は防波堤のサビキ釣りでアジやイワシが面白いほどよく釣れた。中学生になると夜釣りにでかけ、浮き釣りでタイやアナゴも釣れた。たくさんの懐かしい思い出のある漁港だ。

 今は、以前投げ釣りをしていた砂浜は埋め立てられてポルトバザールになったのが少し残念だが、できてしまったものはしかたがない。たくさんの魚に代わって買い物客が多く集まれば良いと思う。人気がなくなり、ポルトバザールがつぶれでもしたら、素晴らしい海を埋め立てた事がむだになってしまう。

 私も今回は、たくさんの買い物をしてポルトバザールの賑わいに貢献した。

岩国は落ち着く街

2005-04-29 13:54:30 | 旅に出て
 文化や歴史のある街に憧れる。岩国もそんな街だ。

 西岩国駅を過ぎたところから始まる城下町の名残も歴史を感じさせるが、錦川にかかる錦帯橋を渡った先にある横山地区と吉香公園は、岩国で最もお気に入りの場所だ。丁度この時期はお堀端につつじが見事な花を咲かせており、歴史ある景色に華やかさが加わる。

 街が小さなところもとてもよい。じっくりと街を見ながら歩いても3時間ほどで街を見終えてしまうが、街を見るでもなく考え事をしながらぶらぶら歩くのに丁度いい大きさの街だ。歩き疲れたら吉香公園の芝生に座ってぼーっと噴水を眺めていてもいいし、錦川のほとりに座って川の流れや錦帯橋をじっくり見るのもよい。

 少し口が寂しくなれば、錦帯橋近くにいつも列ができる日本一?種類の多いアイスクリーム屋さんもある。お腹がすけば寿栄広(すえひろ)食堂の岩国ラーメンがお気に入りだ。

 今回は『錦帯橋まつり』を見に行ったため、多くの観光客が街に溢れていたがそれでもこの小さな街は歴史と落ち着きをしっかりと保っている。また今度考え事をしに来よう。

好奇心

2005-04-21 23:02:09 | 旅に出て
 電車の窓に顔をくっつけて外の景色をみた。

 16年ぶりに北海道にやって来て、新千歳空港から札幌まで電車で移動した。窓の外に見ているものは特別なものではなく建物、道路、自然の姿。でもそこには興味深いものがあった。

 瓦がなく、傾斜がきつい屋根は北海道に限らず雪が多い地域に共通するものかもしれないが、見渡す限り瓦のない家ばかりというのは私にとって日本ではじめて見る景色。そして興味深かったのは家の形や壁の色。
家の形は言葉で上手く表現することは難しいが、明らかに日本の他の地域では見られない形状の家が立ち並んでいる。
壁の色は青、緑、黄色、ピンクなど明るい色使いの家が多く、そしてカラフルな印象を受ける。

 そういえば新千歳空港の電車ターミナルも群青色っぽい壁面と、真っ赤な柱が印象的だった。日本離れしている色使いで、私が以前に見たことのある場所ではコペンハーゲンの空港や駅のターミナルから受けるものと同じ印象を受けた。

 電車の窓から見える景色も、日本離れしているが、ゆったりと広めに作られた道路や、林や丘が遠くの方まで拡がっている景色はデトロイトから郊外へ向う時に見える景色とよく似ていた。

 曇り空、気温も3月に逆戻りのあいにくの天候だが、気持はとてもうきうきとしてきた。これからの3日間をとても楽しみにしていることもあるが、この窓から見える景色に子供のように好奇心を向けている自分がいることが嬉しかった。

 まだまだ色んなことが学べる気がした。

上諏訪駅に降り立つ

2005-04-19 23:25:52 | 旅に出て
 信州上諏訪駅に降り立った。昨年夏にもこの地を訪れたが、その時は車でやってきたためこの駅を使っていない。この駅は22年振りだ。

 正確に覚えてはいないが、駅も駅の周りの景色も当時と大きく変わっていないように思える。ただ、バス停の場所は駅裏に移動したようだ。22年前はここからバスに乗り霧が峰に向った。夏休みの5週間を霧が峰にあるヒュッテで住み込みのバイトをするためだった。

 当時のことを思い出した。

 乗ったバスはボンネットがあるタイプの小型のバスだった。バスは駅をでてしばらくすると、離合ができないような山道を登りだした。山道を進むにつれ霧が次第に出始め、どんどん濃くなっていった。バスの乗客は最初数人だったが、途中で次々に降りていった。
 
 霧が立ち込める山道を乗客がほとんど乗せていないバスはそれでも進んでいった。なんともいえない寂しいような不安なような感覚になっていった。本当にこの先に私の目指している場所があるのか不安になって何度も地図を見た。
不安だったのは霧で進んでいく先がみえなかったからだけではない。きっとこれから先5週間のバイトをしつかり勤められるだろうかという不安もあったと思う。

 でも不安ばかりではなかった。はじめての体験に大きな期待も持っていた。この5週間にはいろんな楽しい経験ができるだろうし、いろいろな人と知り合える機会ももてるだろうし、そしてなによりも自分がやりたいと思うことをやれる機会を得ることができたこと、自分自身を成長させるであろう機会を得られたことを喜んでいた。

 22年ぶりにこの駅を降り立った今回も目的は仕事だった。でも今回は不安はない、明日お会いする人とどんな話ができるだろうか、仕事の成果はもちろんのこと、自分自身を成長させるどんな機会が得られるのだろうか、大きな期待をもっている。