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子供の足取りがわかるイルカ型端末を使ったPHS見守りサービス

2006-03-23 00:53:21 | 位置情報・地図
子供の足取りがわかる、イルカ型端末を使ったPHS見守りサービス (ケータイWatch)
ユビキたス、子供の行動履歴を確認できる「どこ・イルカ」を4月6日に発売 (ITmedia)

 ユビキたスは22日、「どこ・イルカ」の予約受付を開始した。サービスは4月から開始される。

「どこ・イルカ」の特徴は先日の記事で記載したとおりだ。
 特徴は、
・目立つ。
・登下校モードでは、5分ごとの移動した軌跡を見ることができる。
ということだ。

「目立つ」では先の記事では「バンダイのキッズケータイ」(第三者検索をされたことが端末からは分からない)という点から考え方が逆と書いたが、「加藤電機のイルカーナ」(両方ともイルカなので混同しそうだ)とも全く逆だ。「イルカーナ」は誘拐犯などに「イルカーナ」の存在を知られないように注意を払っていて、紹介記事でも端末には写真上でモザイク処理をしているくらいだ。
 それに比べると、「どこ・イルカ」は大きく目立つ。これで犯罪の抑止を狙っているそうだ。

 もう1つ「移動した軌跡が分かる」ということを特徴として打ち出しているようだが、この用途では「アイティフォーのお守りキッズ」(旧称「見マモル君」)が先行している。こちらは登下校のルートをリアルタイムで確認できるのはもちろん、登校エリアから外れないかを自動的に監視し外れたら連絡する機能もある。
(ただし「お守りキッズ」の販売先は学校や塾だが)

 なお、この5分ごとの位置測定機能は、持ち主(子ども)がオンにする必要がある。ITmediaの記事を見ると、意図的に、保護者が遠隔で設定するのではなく子どもが操作するよう設計したとのことだ。
 また、同記事によると「場所の特定よりは移動経路の把握に重点を置いている」そうだ。

 個人的には、ちょっと苦しいと思う。
 まず、子どもが定期的に位置測定をする「登下校モード」の設定をするということに無理がある。「子供自身にも防犯意識を持ってもらうため」(記事)とのことだが、本当に子どもがそんなことをしてくれるだろうか?
 次に、PHSの測位機能で移動の軌跡が追えるのか、というものがある。だからこその5分間隔なのだろうが、50m~1km程度(どこ・イルカのサイト)の精度で保護者が満足する結果が得られるのか、その点はよく分からない。
 最後に、端末自身だ。このように目立つイルカを、子どもは何歳まで持ち続けてくれるだろうか?

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