共産党の立憲との連携目的は安保法制破棄するためだけ

共産党の立憲との連携目的は安保法制破棄するためだけ


 しんぶん赤旗
保法制強行8年
3文書とともに廃止が必要だ
 2015年9月19日に当時の安倍晋三政権が安保法制=戦争法の成立を強行してから、きょうで8年です。同法制は、歴代政府が憲法違反としてきた集団的自衛権の行使を可能にするなど、戦後の安保政策を百八十度転換させました。海外で米国が戦争を始めた際、自衛隊が米軍を支援するため戦闘に参加できるようにするのが大きな狙いの一つでした。岸田文雄政権が昨年12月に決定した安保3文書で相手国領内を直接たたける敵基地攻撃能力の保有を打ち出したことにより、同法制の危険性がいよいよ現実のものになっています。


安保法制とともに敵基地攻撃能力保有を明記した安保3文書を廃止することは切実な課題です。
             「しんぶん赤旗」            
 
 安保法制は憲法違反であると裁判を起こしたが、憲法違反であるとの判決はなかった。裁判で安保法制を廃棄させることはできない。安保法制を廃止する方法は国会で過半数の議決するのが唯一の方法である。安保法制を廃棄するには立憲などの他の野党と連携しなければならないことを共産党は知ったのである。


共産党は選挙で他の政党と共闘してこなかった。ほとんどの選挙区に共産党独自の候補を立ててきた。ずっと独自の候補者を出し続けていた共産党であったが、2021年に変わった。立憲に選挙共闘を提案したのである。志位和夫委員長は、
「今度の総選挙で、日本共産党は党の歴史で初めて、政権交代、新しい政権の実現に挑戦します」と表明し、立憲との選挙共闘を申し入れたのである。共産党が選挙共闘を提案するのは考えられないことであった。
 共産党が政権交代を目指して選挙共闘する方針に変わった原因は2015年の安倍内閣による安保法制の成立にあったのだ。安保法制が成立したことによって自衛隊は米軍などの外国の軍隊と演習ができるようになった。憲法9条を根拠に反戦平和を主張する共産党にとって安保法制は絶対に容認できる法律ではない。破棄しなければならい法律である。安保法制を破棄するには国会で否決する方法しかない。共産党は安保法制を破棄するために立憲との選挙共闘をすることにしたのである。


 共産党が立憲と選挙共闘をするのは安保法制を破棄するためだけである。立憲と他の政策について協議して政治改革をしていく気は共産党にはない。もし、野党4党が与党になり、安保法制を廃棄することができれば、次の衆議院選挙で共産党は立憲と共闘はしないだろう。共産党の目的は安保法制を破棄することであり、目的が達成されたら共産党は立憲から離れる。共産党は安保法制廃棄以外の政策で立憲と共闘するような政党ではない。日本は資本主義国家であると決めつける共産党は今の国家体制を変革するのが最終目的である。
 
連合の芳野友子会長が指摘したように共産党は「異なる社会=社会主義社会の実現を目的にしている政党」である。立憲や他の野党と政策を同じにして国会を運営する目的で選挙をするような政党ではない。安保法制だけを破棄をするために立憲と共闘しただけである。


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