「がんばれゴエモン２」 レビュー （ファミコンソフト）

アクションゲーム
がんばれゴエモンの続編、
ファンには「エビス丸黒歴史」と称される作品。
コナミから発売
１９８９年１月４日発売
「ゲームセンターＣＸ」ＤＶＤ－ＢＯＸ１３で特典としての挑戦ソフト

特徴としては
「エビス丸」初登場
それにより、２Ｐ同時プレイが可能

招き猫で２段階のパワーアップが出来る。
２段階目で招き猫を取るとパワーアップ１段階に戻り
また取ると２段階目と繰り返す。
『ゴエモン』と『エビス丸』とで武器が異なる。

[ゴエモン]

通常時：キセル
　打撃武器、射程は短いが連打可能

招き猫１段階目：小判
　直線的に飛ぶ。お金は減らない。

招き猫２段階目：ねずみ花火
　自分の所に置き、１秒程度すると若干、誘導し、
　画面内にいるキャラクターに誘導し、攻撃する。


[エビス丸]

通常時：笛
　打撃武器、射程は短いが連打可能

招き猫１段階目：爆弾
　放物線を描いて前方に飛ぶ。射程はやや短い。

招き猫２段階目：手裏剣
　直線的に飛ぶが若干ぶれて飛ぶ。
　２発同時に投げるので実質、敵に貫通するような形となる。

達磨を取ると速度アップ。２段階。
こちらは取りまくっても１段階に戻る事はない。


操作方法

[アクション時]

　十字キー：移動
　Ａボタン：ジャンプ
　Ｂボタン：攻撃


[３Ｄダンジョン時]

　上キー：前に進む
　左右キー：押した方向を見る。
　下キー：後ろを見る。



お話としては
『ゴエモン』と一緒に牢にいた『えびす丸』がからくり城に財宝があるそうだという話から
暇つぶしに『ゴエモン』と『えびす丸』が脱獄してからくり城の財宝を目指して
全国津々浦々旅をするという話。

折角、取説付きを購入しプロフィールが書いてあったので載せてみる。










点数は９０点

良い点
・ギャグ要素豊富
・二人同時プレイ可能
・音楽が良い

悪い点
・二人同時プレイだと動きが制限される。

良い点
・ギャグ要素豊富
見世物小屋やら個性豊かな村人など楽しむ要素が沢山あるのが特徴。
自分が好きなのは「謎の中国人」

・二人同時プレイ可能
前作は交互プレイだったのに対し、今回は二人同時プレイ出来るのが良い。

悪い点
・二人同時プレイだと動きが制限される。
１画面に２キャラが共通するということで息が合わせる必要がある。
マップが結構広大で、足が早いので息が合わないと画面がスクロールせずすぐにマップに挟まれる。
後、相方が下手だと崖から転落してしまうと道連れで上にいるキャラも足場があろうと落下してしまいまた上り直しという羽目になる。
後、細かい点としてはゴエモンの武器の２段階目が弱体化というのもある。


基本システムは前作とそのまま。
通行手形を３枚手に入れ、関所に行くとステージクリア。
１と異なる点はボスが多数出てくるという点。ただどれも弱いので初見で攻略可能。
二人でワイワイやりながら楽しむのが吉。
２～３時間でクリア可能というのも良い。

悪い点に挙げた画面スクロールの件。
これを利用して海の場面とかわざと進まず、先行した相方を穴に落とすなんて非道が可能。
それで喧嘩になるのもいい思い出（笑）

「わたしはついんびー２とぐーにーず２とぐらでぃうす２をかいました」というおばさんも健在。

どれも続編ってのが面白いわな。
謎の中国人のダジャレ。大したことないのに、あのキャラで言われるとシュールでクスッとしてしまう不思議。

ゲームオーバー時のかまゆでにされそうになって連打する所も好き

ええ～。小技としては
３面ぐらいの吊り橋で風神雷神が出てくる。
コイツらのお金はなんと１匹５０両。
普通の敵が５～１０両なのでその金持ちっぷりがわかるだろう。
これらを繰り返して倒すことで旅を楽に進められる。（穴に注意）
アクションゲームが下手な人はここで「サービスちゃん（１ＵＰ）」を買いまくると良いかもしれない。


ここからがネタバレ
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エビス丸黒歴史というのはこれから後に続く「エビス丸」なのだが
だが、この作品のエビス丸は若い女の子から化けさせられた姿なのだ。
その為か、女湯に入ると「エビス丸」だけが体力が回復する。
（「ゴエモン」は桶をぶつけられて体力半減。
　逆に男湯に入ると「ゴエモン」の体力が回復し、
　「エビス丸」は別の客の背中を流している為か体力が半減する）

女湯の女は「エビス丸」はコイツは女だと直感で分かったのだろうか？スゲェな…


それはさておき、
ラストで「エビス丸」は元の姿に戻る訳だ。

しかし、エビス丸の性格がちとわかりづらい。
オープニングで

「からくり城に財宝があるそうでっせ」

と、言うのだがエンディング時、箱を目の前にして

「何が入っておるでっしゃろ」

と、知らなさそうな素振り。箱を手にした時点でもう演技をする必要はなかろう。
変身させられて別人格も付加されたんじゃなかろうか？

おそらく、『エビス丸』そのものの人格９割。元の女の子の人格が１割という所だろうか？
本心が『エビス丸』を誘導させたんだろうと髭人は推測している。
醜い姿が関西弁で元の人が標準語なのもそのように思わせる要素だろう。（醜い言うな）

にしてもゴエモンは紳士だわ。
エンディング時、可愛い女の子を見てエロイ顔をするけどさ。
一時的にハンサム顔になる。Ｄｒ．スランプの「則巻千兵衛」かっつーの！
最終的にこんな流れとなる。

娘さん　「からくり城に財宝があるなんて言ってごめんなさい」
ゴエモン「娘さん。これからどう？」
娘さん　「はい。国へ帰ろうかと」
ゴエモン「そうか…それがいい…」

その娘さんに手を出さずに帰すなんて並の男じゃ出来んよ。

流石、義賊のゴエモン、懐が広い！！