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「仮面の忍者 赤影」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-04-17 18:08:10 | ファミコンレビュー
アニメの「仮面の忍者 赤影」のゲーム版
サイドビューアクションゲーム
ショウエイシステムが開発
東映動画から発売
1988年5月20日発売

お話はwikiにも載ってねぇや。

特徴
武器や忍術が豊富

スタートボタンを押して、左右ボタンで使用無制限の武器チェンジ。

刀:刀、硬直あり射程短
手裏剣:無効直、最初は画面に1発しか打てない。
爆弾:無効直で画面中の1発しか打てないが威力高し
地雷:投げると床に張り付く。置いてあるときは次攻撃不可。(武器変更は可能)
 暫くすると無くなる。
ブーメラン:貫通性能ありの武器だが、独特の軌道を描き、画面中1発のみ

上下ボタンを押す事で「青影」「白影」へのチェンジ。
個数がある道具のチェンジも可能。

「青影」:武器はブーメラン、足は速い
「白影」:武器は錫杖、足は『赤影』と同じ

「青影」「白影」は時間制での変身(秒数が残った状態で「赤影」に戻るのは不可)
 ※「青影」「白影」では建物に入れない。

その他、個数の道具

「乱れ髪」:ボスによって巻き付けダメージを与えられる。
「煙玉」:一定時間無敵だが攻撃不可
「光玉」:全体攻撃
「水玉」:効果不明…
「うつ玉」:分身可能だが、時間制で他の武器へのチェンジ不可

操作方法

左右キー:移動
下キー:しゃがむ、井戸に入る。
上キー:建物に入る。

Aボタン:ジャンプ
Bボタン:武器使用

スタートボタン:武器選択等


点数は40点

良い点
・赤影と青影と白影を使える。

悪い点
・色々と仕様がおかしい。
・効果音が乏しい。
・面の仕掛けが乏しい。
・白影が不憫。
・「赤影」なのに何故、黄色いカセット?

良い点の解説
・赤影と青影と白影を使える。
それに尽きる。いや、それしかない。


悪い点の解説
・色々と仕様がおかしい。
例えば、ライフがあるがダメージを食らっても無敵時間がない。
その為、1発食らっても存在し続ける弾などに食らいまくるのだ。
天井から落ちてくる岩に当たって体力の1/3ぐらい削られたこともあった。
敵にもそれは言えるので、ボスに接近し手裏剣連射でボスを完封。弱すぎる!
ラスボスなど、攻撃などさせる前に瞬殺できる。

次に、青影や白影にも一定時間交代(変身?)可能であるが
交代するとマップ上の部屋に入れない。
部屋に入らないとアイテムが取れず、そのアイテムでしか倒せないボスもいて、
そこで詰む。コンテニューするとそのボスから始まるのでリセットボタンを押すしかない。
それに、交代するのは一定時間なので、変身が解けるまで待つしかない。
(何故、ロックマン方式を取り入れなかったのか?)
時間経過が面倒なので実質、赤影だけを使うしかない。
(同じマップを駆け抜けたいときだけ青影を使うぐらいかな)

・効果音が乏しい
こちらの与ダメージや被ダメージ音が

「プチッ」

と、非常に軽い。
そしてボスの攻撃音のほとんどがない。
ボスが無音で放ってくる稲妻とかシュール過ぎるだろうが。

・面の仕掛けが乏しい
敵の本拠地などは吊り天井みたいのがあったり、火を吐いてきたりするのだが
上にも書いたとおり、無音で、同じ地形の繰り返しでパターンが乏しい。
それにベルトコンベアや足場が変化する場所では敵が出ないというおかしな仕様。
恐らく、ファミコンの処理速度の問題があるのだろうけど、頑張れよ。
地形からのダメージは無音で、いきなり体力が減ってる。

・白影が不憫。
白影は錫杖を使うが射程が短く、
忍術も使えない建物などに入れないという青影と同じ状態。
加えてジャンプ力もほかキャラと比べて低いし
歩き速度も赤影並み(青影は歩きが速い)であり、いいことがまるでない。
ただ「使用できるだけ」のキャラ。その扱いに涙したプレイヤーもいるはずだ。

・「赤影」なのに何故、黄色いカセット?
そして、最後にカセットが黄色いのか?
奇をてらったのか?子供がひねりまくった結果みたいな物か?
でも、そういうのはやっちゃいけないんだよ。
外していいところといけない所は考えないとさ。
大人の事情かね?でも、そこは押し通さないと・・・

プレイしていて特に盛り上がりもなく30分弱でクリア出来てしまうゲーム。
レビューに際してプレイし直したがほとんど忘れていた。(白影は覚えていたけど)

無敵時間がないのは上記のとおりだけど、
そういえば、同じく「ショウエイシステム」の
ファミコン「北斗の拳」も無敵時間がないせいか
ボスの攻撃なんかHP満タンでも一瞬でドカッと食らうんだよな。
何故その仕様のままなのか?

ファミコン時代のキャラゲーは大抵がダメと言われていたがその例に漏れない・・・
かなぁ。

取り敢えずこのゲームは「白影」の不遇さに同情するゲームだよな。


友人から借りているソフトで実質借りパクだけど、話題に上げても「返せ」って言わないからいいんだよな。きっと。また会ったとき「やりたい?」って言ってみるか。

そうだ。「赤影」なのにカセットが何故か黄色いってので思い出した。
同じく東映動画の作品で「北斗の拳4」というのがある。
RPGで、その中の敵で「ブルー」「ホワイト」「レッド」というのが出てくるが。
「レッド」は赤いのでいいとしても「ブルー」とホワイト」
名前が色なのに「ブルー」は『緑』と『橙』。
「ホワイト」は『黄色』。

どうなっとんねん。
名前と色違いなのは「東映動画」の伝統なのか?

後、「北斗の拳」「北斗の拳II」「スケバン刑事III」でもそうだったけど
斜め45度から矢を降らせないと気が済まないのだろうか?


小技:敵味方、被ダメージ時、無敵時間がなく
 敵に触れてもダメージを受けない仕様なので
 敵に密着して手裏剣連打はお手軽なボス対策。
 但し、飛び道具を連射するような敵だと密着した瞬間
 逆にごっそり体力を減らされるので注意。

 
ここからがネタバレ






















巻物を3つ集めて塀があるT字路で巻物を使うと
(「青影」「白影」変更の所で赤い巻物がある。それを選択すると使用したことになる)
塀がなくなりラスボスの地にいける。

色んなステージがあるが
効果音が乏しいので面白味はない。

ボスが沢山続くが
洋風鎧以外の敵は手裏剣か爆弾が効くので
敵が刀などを持っていようが遠くから手裏剣を投げていれば余裕勝ちである。
ラスボスも同じだ。
卑怯だけど…
まぁ、忍者って何をしても勝てばいいって所だから
それでいいんじゃないかねぇ…(テキトー)

しかし、敵は喋りもしないし、演出が乏しい為
クリアしても嬉しさや達成感は皆無である。

髭人「あれ?スタッフロール?
 BGMが色々と変わったからおかしいと思ったんだけど
 あの刀を振り回しているのがラスボスだったん?
 手裏剣で遠くから瞬殺しちゃったよ…
 何か気の毒だけど…

 まぁいいか。大したゲームじゃないし」



そんな実に影の薄いゲームでありました…
ニンニン…



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Lament)
2012-04-18 08:47:46
カセット懐かしすぎる
青影でブーメラン連発が気に入ってた記憶がある
で、点数は40点…!?




高すぎだろ!!!!!!!!!1111
返信する
点数 (髭人)
2012-04-18 20:23:26
青影のブーメラン連発?
それは50%正解という所でしょうか?
青影のブーメランは貫通属性
雑魚は貫き、画面上に1つしか存在できない仕様なので連発は不可。
但し、ボスはブーメランを当てると消滅するため連発が可能。

40点が高い?
まぁ、20点ぐらいのゲームがありますがそれらは髭人をイラつかせたというマイナスにより点数が低いのです。
この赤影に関しては特になんとも思わない凡ゲーということから比較的点数が高めなのかもしれません。
現に、レビューする際にプレイするまで細かいことを忘れていたぐらいの印象の薄いゲームでしたから・・・
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