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「高橋名人の冒険島II」 レビュー (ファミコン)

2012-10-23 18:28:03 | ファミコンレビュー
横スクロールアクション
高橋名人シリーズ
冒険島シリーズ二本目
ハドソンから発売
1991年4月26日発売

あらすじは
「高橋名人」の愛する「ティナ」がまたさらわれた!
全部で8つの島を経て「高橋名人」は「ティナ」を救出できるのか?

直で「ティナ」のいる島にいきゃーいいのに
まぁ…8つの島のどれかにいるって情報しか名人は知らなかったって事にしておこう…
その割に、ステージ中の隠しを見つけるとそのステージをスルーして先にいけるんだけどね。


特徴

恐竜の追加、ステージにある卵の中には前作の武器の石斧の他に恐竜が入っているのもある。
 1度敵に当たっても身代わりになってくれる。

赤い恐竜:火を吐く。溶岩に入っても平気
青い恐竜:背を向けて何か物体を飛ばせる(屁?)。氷でも滑らない。
水竜:水中を速く自在に泳げる。攻撃手段は持たず高橋名人の状態に依存する。
プテラノドン:空中を飛べる。すぐ脇に石を投石する事が出来る。

アイテムストックが可能に

上記、恐竜と石斧はストックする出来てステージ開始時着脱が任意で可能。
但し、コンテニューと同時に全て失われる。

ステージ、ラストに行くとクリア
島の最終地点に行くとボスがいて倒すと次の島へと移動する。

点数は「35点」

良い点
・なし

悪い点
・武器、現地調達制
・アイテムストック、コンテニュー時消失
・一発即死制
・長すぎ

悪い点の解説
・武器、現地調達制

普通の敵を倒すようなアクションゲームだと基本的な武器は取ったら
1回死んでも無くならないものだがこのゲームは消失する。
しかも復帰して即座に入手出来れば良いのだが
後半ステージになるにつれ面に武器がないという所もある。
そういう場所はひたすら丸腰でかいくぐっていくしかない。


・アイテムストック、コンテニュー時消失

次作はコンテニュー時も残るが今作は消失するので
出し惜しみはしてはいけない。

・一発即死制
Ⅰ~III共通して言える事かもしれないが一発即死という条件がある。
それがこの作品の特徴とも言える。
ステージ中は敵をかいくぐるなどして進むという面白さがあるが

そのせいでボス戦が面白くない。
一発でやられてしまうから激しい弾の応酬という訳にはいかない。
多少移動してポロっと弾を撃つぐらいである。
髭人はラスボスでさえ初見で倒した。そのレベルである。
ステージの方が何百倍も難しい。
ボス戦ぐらいライフ制にするべきだったんじゃない?

・長すぎ
髭人がクリアするのに6時間ぐらいかかったな。
8面までに2時間半ぐらい。8面に1時間、それからまた時間を空けて2時間半。
しんどいわ。ステージセレクトもねぇし、パスワードもない。
隠しの鍵を取ると次ステージに行くか選ばせてくれる巨大恐竜がいるけど…
それではまだ不満だわ。
スーパーマリオブラザーズ3」の笛みたいに
最初のステージでラストステージまで行けるようなアイテムをくれりゃいいのに…




そういえばラストステージ名は「大恐竜島」
しかし、恐竜がマップ画面でデカデカと出ているが
ステージでは敵では一切、出てこない。味方ではボーナスステージで取得可能なだけ。
どういうこっちゃ!
最終面は当時のコナミのゲームによくあるみたいな内臓内って感じのステージだった。
恐竜の腹の中なのだろうか?
そんなところにボスやら「ティナ」がいるのか?




このゲームを一言で表すなら

「1UPがこれほど嬉しくないゲームは初めてかもしれない」

IIIクリアしてからのⅡだからバージョンダウンとも言えるけど(笑)
IIの難しさはアイテムストックがコンテニュー時継続しないということだな。
IIIではステージ1で武器だの動物だのを集めてわざとゲームオーバーというのを繰り返して
貯金するって手法が取れたが今作では出来ない。
だから後半ステージは最初のエリアに石斧が必ずあるが先のエリアはない所も存在する。
石斧がないエリアで死ぬとそこから改めて取るまでずっと丸腰である。
だから2万点を取るごとに1UPするのだが嬉しくないんだよね。

「これならステージ最初の石斧があるエリアにゲームオーバーで戻りたいってのに・・・」
「何で1UPしてんだよ」

という気分である。

そう考えるとⅠは石斧があろうが無かろうがコンテニューすると
そのエリア最初から始まるっていう超鬼仕様。
髭人には想像を絶するわ。


そういえば今作、ティナは「茶髪」なんだよね。IIIでは「金髪」
髪を染めるのが好きなのか・・・ただ単に公式がいい加減なのか・・・
まぁカワイイのは認めるがね。



ここからがネタバレ



















ステージは主に
「森」「水中」「砂漠」「氷」「洞窟」「空中」「火山」「ラスト」となっている。
アクションゲーのテンプレとも言えるステージもチラホラ…


ラスボスが巨大なハエと戦うんだよね。
アイツが「ティナ」をさらったんか?


物凄い苦労してからのエンディング。
ラスボスは上記の通り、初見撃破だからね。ステージに苦労したってだけで

ティナの後ろ姿。服装(というか既に水着だわな)がきわどい為か
実にいいケツをしていた(笑)
横の高橋名人邪魔(笑)
それがこのゲームの唯一の良心か・・・
それ目当てにクリアしようとするのは控えるべきである。

「困難を乗り越えてからのエロに価値がある!」

って人もいるかもしれないが、それに見合うレベルのもんじゃないから。
まず、ゲーム自体が難しすぎ…
動画でも見るのがいいんじゃね?

前作が1986年9月12日発売。
本作が1991年4月26日発売。

4年半も後に引っ張って来るようなタイトルだったんかねぇ?
半年前にはスーパーファミコンも発売されているし~

まぁでも、スーパーファミコンの
「高橋名人の大冒険島」が1992年1月11日発売

ファミコンで続編の
「高橋名人の冒険島III」が1992年7月31日発売

この時期は「高橋名人」ラッシュが続くわな。

スーパーファミコンが発売していると言えば
1990年11月21日に「スーパーマリオワールド」が発売されている。
本作が1991年4月26日って事は大体5か月後…

「スーパーマリオワールド」で『マリオ』は『ヨッシー』に乗っていたな。
大して恐竜に乗る『高橋名人』。影響受けてんのかねぇ…

ただ本作の出来としてファミコン版の
「スーパーマリオブラザーズ3」と「スーパーマリオワールド」を足して5ぐらいで割った感じかねぇ…


ああ…一時期、「高橋名人が逮捕された」なんて噂になった事を思い出した。

※「高橋名人」が警察の1日署長に選ばれたって事がどーいう訳か
 高橋名人が警察署長→高橋名人が警察に行く→高橋名人が逮捕された
 という流れになってしまったようだ…

本作は世間の噂を払い、復活的意味合いがあったのかもしれないねぇ~
このゲームの出来としては別に復活せんでもよかったんちゃうって感じだが…(それを言うな)




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