髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

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「機動戦士ガンダムAGE」とは一体、何だったのだろうか? by 髭人

2012-12-02 18:52:21 | レビュー・考察 (総合)
11月20日に最後の13回の人気投票結果が出た。
髭人ブログでは結果を毎回その週の放送の感想と共に取り上げていたので書いておこう。
第12回は番組終了後で取り上げてなかったので先に挙げておく。

AGE第12回 人気投票
1位、フリット・アスノ(19.2%)
2位、ゼハート・ガレット(16.4%)
3位、キオ・アスノ(14.3%)


AGE第13回 人気投票
1位、キオ・アスノ(27.8%)
2位、ユノア・アスノ(8.1%)
3位、ジラード・スプリガン(8.0%)

これで作品すべての人気投票が終わったというわけだ。
自分は青髭さん(ファルク・オクラムド)さんに票をいれ続けたのにな・・・残念。
まぁ、ユノアさんは綺麗だし。いいか?
遂に「ウェンディ」さんは3位にすら上がることなく終わった。
正真正銘の空気ヒロインって事になってしまったなぁ~(しみじみ)

さて、「機動戦士ガンダムAGE」が終わって早2ヶ月が経過した。
それで、髭人なりに「機動戦士ガンダムAGE」とはなんだったのかと語っていこうと思うわ。


「機動戦士ガンダムAGE」
制作が発表され公開されたキャラやMSに批判が殺到。
始まる前から大批判。始まった直後も大批判。
そして、ずっと炎上している訳もないから批判も下火になりつつ、盛り返すこともなく終了を迎えた訳だ。

しかし、本放送中で、これほど不遇な扱いを受けた「ガンダム」を自分は知らない。
当然、放送中のものを全面に押し出すべきものだが、
例えば2012年9月23日、AGEの最終回と同じ週、9月27日にPSPで発売された
「SDガンダムG ジェネレーション オーバーワールド」の一番手前の機体の作品は「機動戦士ガンダムUC」だ。
早朝に送られ、打ち切りがなされた「新機動戦記ガンダムX」でさえ
PSで出た「SDガンダム G CENTURY」で先頭だったのにな。

「機動戦士ガンダムAGE」のおおまなか流れを説明しておこうかな。

この「機動戦士ガンダムAGE」は大きく4つに分けられる。

まずこの作品の始まり
・「フリット編」

そのフリットの息子
・「アセム編」

そのアセムの息子
・「キオ編」

3人が集った
・「3世代編」

の4つである。
話の流れを追っていくと

・「フリット編」
正体不明の敵「UE」にコロニー「エンジェル」が破壊され数年後
死ぬ間際の母親から託されたAGEデバイスを用いて「ガンダムAGE-1」を開発した
少年「フリット・アスノ」を主人公とした編である。

コロニーが「UE」に襲撃され「AGE―1」に乗り込み今まで無敵とされていた「UE」のMSに「フリット」は勝利する。コロニーの崩壊の最中に「ユリン・ルシェル」というその後、彼の心に大きく印象付ける少女と出会い、すぐに別れた。
戦艦「ディーヴァ」に乗り、コロニーに行きそこでMSで争いをしている勢力2つを迎え入れ
戦力を整えUEが潜伏していると思われる宇宙要塞「アンバット」に向かう。
その最中に「ユリン」と再会し、彼女との恋心を強めていく。

「アンバット」での戦闘により「フリット」は戦闘中に「ユリン・ルシェル」と敵対する事になる。
彼女は、「Xラウンダー」という特異な能力があり、それを敵に利用されるという言わば操り人形という状態で彼女自身は正気であり、意識もしっかりしている。本人の意志とは無関係に戦ってしまうという状態にさせられていたのだ。
だが、「フリット」が今にもやられるという…
最後の最後に「フリット」を守って「ユリン」はその若い命を散らせた。
彼の心に大きく深い傷を残すことになる。
「アンバット」の激闘により「UE」という存在が宇宙人などではなく同じ人間であることを知る。

それは過去に連邦軍が行った火星移住計画が失敗したものの僅かに生き残った人々が
「EXA-DB」という過去の封印された技術を用いてMSなどを開発し、
計画失敗を隠蔽しなおかつ救助を行わなかった地球人類に対し復讐を行うのが「UE」の目的であり
その組織の名を「ヴェイガン」と称する。

ここまでが「フリット編」
それから「フリット」と幼馴染みである「エミリー・アモンド」と結ばれ
「アセム・アスノ」が生まれる。
彼の学園生活から軍人となって戦うのが

・「アセム編」
学校でMSクラブに所属していた彼はとある転校生と仲良くなる。
「ゼハート・ガレット」という少年だ。
彼には秘密があり何とその正体が「ヴェイガン」なのだ。
「アセム」は仲良くしていた「ゼハート」が「ヴェイガン」と知り俺たちをだましていたのかと激しく憤る。

それから「アセム」は軍人となる。
父のフリットは連邦軍の軍事基地の司令官であり何かと比較される事が多くややコンプレックスを抱いているが父の事を無視して、士官学校に行かず

「ディーヴァ」に乗り込む事となる。

戦闘を重ね何度となく「ゼハート」と戦う。
彼はヴェイガンの最高指導者である「イゼルカント」から地球制圧軍の総司令を任命されていた。
「ゼハート」は「アセム」と戦い「軍から身を引け」と言われるが「アセム」は反発する。

その後、地球に落下する事となってしまったヴェイガン側戦艦を爆破すべく「アセム」と協力して落下阻止に成功する。
脱出時に「アセム」と「ゼハート」は離れ離れになり、アセム編は終了となる。

・「キオ」編
「アセム」は「ロマリー」と結婚し、「キオ」をもうける。
だが、その直後「アセム」は軍の任務により行方不明となってしまう。
「キオ」は祖父である「フリット」と母である「ロマリー」。それに叔母の「ユノア」などから成長する。
「フリット」にMSの乗り方をシミュレーションで勉強しながら…

ヴェイガン側の地球侵攻が拡大し遂に、「フリット」は「AGE-3」を起動し「キオ」に託す。
「コールドスリープ」を行い若さを保った青年指令の「ゼハート」が「キオ」達に襲い掛かって来てそれと戦う。

「キオ」達は軍艦である「ディーヴァ」に乗り、敵と戦い、姉のような存在であった「シャナルア」の裏切りなどを経て成長していく。
宇宙に上がると、「ビシディアン」と名乗る宇宙海賊と交戦する。
その中の戦闘により「フリット」から「キャプテン・アッシュ」は父である「アセム」だと明かされるのである。

ヴェイガンは新しい機体や人を入れ、その中で「ザナルド」という男は、「AGE-3」を捕獲し、ヴェイガン本国へと連れて帰った。
そこでコールドスリープを繰り返し命を長らえて来たヴェイガンの最高指導者「イゼルカント」と接触する。
「イゼルカント」は亡き息子とそっくりの「キオ」を手厚く保護しつつ、「ヴェイガン」の苦境を伝えた。
一方の「キオ」はそこで出会った同じぐらいの歳の「ディーン」と「ルウ」という兄と妹に出会う。
地球に行くことを夢を見ていたが、「ルウ」は持病により死亡する。
丁度その時、ビシディアンが現れ、「キオ」は脱出に成功する。

・「三世代編」
アスノ三代が勢ぞろいし
「フリット」には「フリット」の考え
「アセム」には「アセム」の考え
「キオ」には「キオ」の考えがあり
それらは皆バラバラで一致しない。

だが、時間は待ってはくれない。ヴェイガンに制圧されているルナ・ベースの奪還作戦が行われ、
その中で「ジラード・スプリガン」という女性と出会う。
彼女は連邦軍のXラウンダーのテストにより「ジラード」という恋人を失いその恨みからヴェイガン側に付き恋人の名を自身に付けたのである。
Xラウンダー達が集結する戦場に皆、暴走気味になりながらも「フリット」が彼女を倒し「ルナ・ベース」の奪還に成功する。

銀の杯条約により封印されたMSなどの兵器の技術の
「EXA-DB」の存在を知り、それを回収しようと「ゼハート」が出るがそれを自己で守ろうとする「シド」が現れ苦戦を強いられるが
そこへ「アセム」が駆けつけ「シド」を退け「EXA-DB」を破壊する。

「ヴェイガン」側は最終作戦という事で要塞そのものを地球に向けて発進する。
ディグマゼノン砲という戦略兵器を使用しつつ…
双方の戦闘は激化し、多くの犠牲を出していく。
アビス隊は全滅、ゼハートの腹心「フラム」が死に、後を追うように「ゼハート」も死ぬ。

雌雄を決するときだと判断した「フリット」は「プラズマダイバーミサイル」をヴェイガン側要塞に発射しようとしていた。
しかし、孫である「キオ」に止められ、そこから過去に共に戦い死んでいった仲間たちが現れた。
「ドン・ボヤージ」「ウルフ・エニアクル」「グルーデック・エイノア」そして「ユリン・ルシェル」達に説得され
ミサイルを要塞発射をやめた。


地球側とヴェイガン側と戦闘を停止しようという流れになっていく流れになっていく
そんな時、自己再生をおこなった「シド」が「ゼラ・ギンス」が乗るMSに取り付き「ヴェイガンギア・シド」となって
双方に対して打撃を与えるが「キオ」「バーストモード」を使った「AGE-3」によって倒され
「ゼラ・ギンス」は救出された。

その後、30年の月日がたちAGEデバイスや残っていたEXA-DBの技術によりマーズレイを治す術が編み出され
双方の戦闘は完全に終結した。

英雄として「フリット・アスノ」の銅像が地球に建てられたのであった。




AGEの描写について疑問におもったのが大別して述べていこう。
①モビルスーツ
②キャラクター
③戦闘描写
④AGEビルダー
⑤世代交代

①モビルスーツ
まず、おもちゃ(プラモ)を売らなければならんのに、主役級以外の扱いは酷かったなぁ。
「ジェノアス」全然活躍しなかったから山積みという始末。
後、レギルスのビットなんかは光る玉そのもので、実体が見えない。これでプラモ化出来るのかな?

その主役でもある機体の扱いもな。
「AGE-1」の「タイタス」と「スパロー」
装甲が厚い敵をパワーで押し切る「タイタス」
素早い動きで敵を翻弄して敵を切り裂く「スパロー」
どちらも「近接格闘型」である。違いは重いか軽いか。
せめて「スパロー」は「高機動射撃型」だろう。
相手を翻弄しつつ、チクチクと後方からライフルで攻めていく戦法が見たかったわ。

で、鈍重な「タイタス」は初回こそ、装甲が厚い敵を倒していたが即座に「Gエグゼス」が「ビームサーベル」でそいつを華麗に倒していた。
そのあとに出てきた「スパロー」の刀もその装甲の厚い敵を切り裂け、
その上フリット編最終回では、AGE-1「ノーマル」のビームサーベルでさえそいつを斬っていた。
もはや鈍重なだけの「タイタス」はただのデブという扱いで御役御免であり、最終的にゲートをこじ開け手足がもげて出番終了。
涙が出るわ。

「AGE-2」の変形がパッと光ったと思ったらすぐに変形していて驚いた。

髭人「嘘だろ?変形シークエンスを出すのがアニメである事の良さなのに…」

そこを省略してでも出さなければならない描写ってあったかなぁ?
分からん…

「AGE-3」のオービタルだっけ?初出撃で捕獲された悲劇の機体は?
ここまで悲劇だった味方機体はないわ。敵側なら出撃時に味方の誘爆に巻き込まれる「ブルケナウ」さんがいるけど

「AGE-3」のコア・ファイターも序盤、複座の時は分離するなど使っていたが単座になったらもう分離しない。
エンディングはファーストガンダムみたいに脱出し、ボロボロのコアファイターが姿を現しキオ生還ってのを期待していたんだけどな。
ファーストと同じことをする必要はないが、折角だから分離運用してほしかったわ。
「ファントム3」のAGE版「ジェットストリームアタック」を切り抜けるのが最後だったな~。


②キャラクター
尺がないにしても折角生み出して生き残ったのに、次世代で話題にも上がらないなんて寂しすぎるだろう。
「ラーガン」「ラクト」「アリーサ」等
それに扱いが酷かったもんなぁ。キオ編最後は『Vガンダム』並みのキャラ一斉大処分祭りって感じ。
ただ『Vガンダム』は大体キャラの死亡回に掘り下げて印象を深めていた。
明らかな死亡フラグとも言えるが『誰?』ってまま死ぬよりは遥かにマシだ。
「デレク」とか「ジョナサン」とか覚えていますか?
分からないキャラが死んでも悲しみも何もないんだけどな。

「あ、死んだ…誰だか知らんけど」

ってだけで。

個人的にAGEで一番ひどいと思ったのが「アラベル・ゾイ」
フリット編のアンバット指令の「ギーラ・ゾイ(別名『ヤーク・ドレ』」の息子である。

「ギーラ」に家族を殺された「グルーデック・エイノア」は彼をその手で射殺し
近くにいた息子の「アラベル」を見逃す。
「グルーデック」は「ディーヴァ」乗っ取りなどの罪により捕まりかなりの月日を牢獄で過ごす。
そして釈放され「フリット」と会う約束を取りつけたところ、「グル―デック」はその釈放の情報を知っていた「アラベル」に刺殺される。
それで、憎しみがさらに広がるっていくような事かと思いきや…
直後に用済みと判断され、「アラベル」は味方に殺される…
あんまりだろ…あんまり過ぎるだろ…



③戦闘描写
動くときは非常に動く。AGEスタッフの頑張りが光った所である。
が、誤魔化しが多いところも目立った。
ファンネルまたはビットが機体周囲をぐるぐると動くだけで球体のバリアが形成されるとかね。
おかしいだろ。
例えば、そうした上でファンネルが粒子を出し、それが回転し、包み込むような絵は必要だと思うんだけどね。
νガンダムで言えばフィンファンネルが3基、三角形に展開し、ガラスのような薄いバリアを形成する。
カッコイイ!
他にも「AGE-FX」の「バーストモード」もだな。
体中からあんなにビームサーベル出して手足を動かしたら自分の体が切れるだろ。
それを考えてか、手足を動かして斬る描写など一切なかった。
原理とかはともかく見ていて納得させられるようにしなければダメだろう。

④AGEビルダー
劇中で精製したのはたった2回のみ。
後は完成品が出来上がっていたり、裏でやっていたりするというのばかり。
ギリギリの場面で精製して射出。受け取り失敗とかあってもいいはずなのに・・・
『Vガンダム』なんか初回合体に失敗してブーツを破壊されていた。
最初のドッズライフルをCGで内部の描写なんかするもんだから、使い回せなくなったのだろう。
『ディーヴァ』なんかも各世代でパワーアップしてもいいはずなのに、
フリット編で変形出来るようになって『フォトンブラスター』取り付けただけ。物足りんわな。
それでキオ世代になっても連邦の切り札は『フォトンブラスター』だけ。
『プラズマダイバーミサイル」なんてのがあったけどただの花火だったし。
少なくとも「フォトンブラスター」はほかの戦艦も標準装備ぐらいで良いものなんじゃないかねぇ?

そして「ディーヴァ」と共にご臨終…南無…

⑤世代交代
最終的に救世主フリットの物語だもんな。世代交代した意味ってあったのだろうか?
「キオ」が必死こいて「モウヤメヨウヨ」とか言っていたけど聞いてくれたのは「ルウ」の兄貴で自機がダルマにされた「ディーン」だけ。
しかもその「ディーン」は説得された直後に殺されるからな。
何のための説得だったのだろう。
デブのオッサンに殺されるという悲劇を生むための表現にしか思えんなぁ…
だから「キオ」はただただウザイだけだった。
一応、最後に「ゼラ・ギンス」を救っていたけど、後日談で何も語られないからな。
何のキーにもならないって…

後、世代交代っつてもキャラの容姿が変わるだけにしか過ぎないんだよな。
例えば街並み、服装、喋り方、車などの機械など、50年も経てば変わって来るだろう。
ブリッジクルーが用いていたインカムなんてまるっきり同じで変わらなかったし。
そう言った細かい設定や描写が皆無の所為で、言葉だけの時間の経過にしか見えなかった。




そういえば、TV放送版のガンダムで女性キャラのシャワーシーンなどが出ないガンダムってのは「AGE」が初めてなんじゃないかなぁ?
(「W」と「G」は見てないから確定ではないけど)
どっかの掲示板で

「最近のガンダムと違ってお色気シーンが無くてよかった」

とか言っていたけど、寧ろ初代からあった物だ。ざっと思い出しても
ファースト:「フラウ」「ミライ」「セイラ」みんなシャワーシーンあるぞ。「ミハル」はブラの肩紐が見えていたよな。
Z:「ファ」「ライラ」「フォウ」辺りのシャワーシーンはあったな。「エマ」さんはなかったっけか。

ZZ以降もあるけど、これ以上、並べるのはめんどいからやめよう。
AGEではせいぜい「ウルフ」のシャワーシーンぐらいか。
強いて女性キャラのお色気を挙げるのなら、ロマリーの水着写真(落書き入り)ぐらいか。
「ファーデーン」の湖で「フリット」と戯れる「ユリン」。水着でも違和感はないと思ったのだがな。
少し恥ずかしがって頬を赤らめている「ユリン」。絵的に行けるんじゃないかね?
まぁ、お色気シーンバシバシ出せば視聴率がグングン上がるって訳でもないけどね。
安易なお色気で人を釣ろうなんて事はガキでも思いつく事だろう。

「大人はエロいのが大好きだ。何て単純な生き物なんだ」

ってね。
「プリキュア」だっけか?キャラに水着を着せないと頑なに守っているアニメは。
何らかの理由でそういう方針があるのなら別にいいけどAGEの場合、そんなこだわりを守っていられるだけの人気だったのかねぇ?
キャラに水着なんか着せればフィギュアなんか出しやすいだろう。
それに、そういったお色気シーンはガンダムの1つの伝統みたいなものだったのになぁ~。
そんな結果、描写不足の女子キャラである「エミリー」「ロマリー」は一部の人なんかは「産む機械」なんて言われ方をされているし…

追記:メモリーオブエデンではロマリーの水着シーンが追加されていたな。


シャア「アニオタは日野氏のエゴ全部を飲み込めやしないっ!!」
アムロ「アニオタの心はそんなもんだって乗り越えられる」
シャア「ならば…今すぐガノタども全てにAGEをさずけてみせろ!」

↑は駄文ですがね。

自分がAGEの制作に携わっていたのならアイデアとしてこういうのを出すよな。
「地球種」と「ヴェイガン」という二種族間の争いで世代交代をするのだからこういうのが出来るだろう。
例えば、「ディーン」と「ルウ」の兄妹がいたけど、劇中では病弱な「ルウ」がそのまま病死していたけど
「ディーン」の方を病死させて、「ルウ」が戦場に出て来て「キオ」と戦うんだけど、お互い惹かれ合って双方の和解の為に尽力するみたいな展開。

もしくは、「ロマリー」は「ゼハート」について行って、「地球種」と「ヴェイガン」のハーフが生まれる。(女の子だと尚良い)
その子はハーフということで「ヴェイガン」の人達から酷い迫害を受けて「地球種」も「ヴェイガン」も憎むようになっていたが
「キオ」に出会ってお互い惹かれあうみたいな展開。

二種族間の争いならお互い恋愛関係にさせてしまうのが和解の道として分かりやすい構図だと思うのだがね。
ただ、それでうまくいかなかったどころか最悪の道をたどらせるきっかけとなったのが「伝説巨人イデオン」だったりする。
それはそうと、上のように「ルゥ」とくっつける方法をとると「ウェンディ」さん。
死ぬしかなくなるけど(苦笑)

結局、地球種側が和解へと持っていった形だけど「ヴェイガン」側は事実上、降伏したと言ってもいいだろう。
ヴェイガン側は指揮官の殆どが死んでいたもんな。せいぜい、「ラ・グラミス」の青髭ぐらい。
アイツに戦争終結の手腕あるのだろうか?
「マーズレイ」さえ治ればオールOKなんかなぁ?30年以上も月日が経つのに…

もういいか…色々と考えるのは…
どこか公式で戦後のことをまとめた書籍でも出ていることだろう。見るつもりないけど

以前、自分のブログでもネタにしたが、最終話直前の「第48話 絶望の煌き」で
巨大砲を撃って味方艦や好きな女を犠牲にしたにもかかわらずそれに見合う戦果を上げられなかった
アホ指揮官「ゼハート・ガレット」が

「何をやっているんだ!私は!」

とか吠えていたけど、まさにこの作品そのものを的確に表現した良い台詞だと思う。(メモリーオブエデンではこの台詞はカットされていた)
その後、「ゼハート」はTV版では「アセム」に1分以内に倒されてしまう。
「ゼハート55秒クッキング」と称される事もある…(検索サイトに「ゼハート」と入力したら「55秒」と検索候補に挙がる事もある)

作り手自身何をやっているのか意味不明な作品。
それで結局

『プラモは山積み』
『ゲームは爆死』
『円盤(DVD、BD)の売上も振るわない』

※今まで『視聴率はテレビシリーズ最低』って入れていたけど平日6時、全国ではないテレビ局で放送された『ガンダムビルドファイターズ』が最低視聴率になったようなので『AGE』はブービーに昇格ってことで除外されました。

にしても何かプラスになった事ってあるのかぁ?

そうだ。「AGE」に携わって良かった人と言ったらせいぜい小説版を書いた人だろうな。
この作品をよくぞここまで上手くまとめたとネット上で評価していた。
自分も小説買うつもりはないってまとめてある物を見たら

「おお~。凄いな」

と、思わず唸ったほどだもの。
その人のみが得したんじゃなかろうか?
興味がある人は買われてみてはいかがだろうか?


AGE自身でよかった点を無理矢理挙げるのなら・・・
次、ガンダム作ろうとする人は楽になっただろうな。
今までは相当なプレッシャーの中で作っていただろう。

「下手なのを作ったら永遠に叩かれる」とか「暗い夜道で何をされるかもしれない」とかね

事実、「Gガンダム」の監督は「暗い夜道には気をつけよう」って周囲に言っていたらしい。

そういえばスタッフが

「もっと日野氏の自由を認めるべきだった」

色々と条件やら制約を課した上層部に大して軽く批判めいたことを言ったらしいがそれは甘えだろ。今までのガンダム作品だって上から色々言われているはずだ。
それを

クワトロ「出資者は無理難題をおっしゃる」

って言いつつも出来るだけ上手くやるのがプロであり、かつてガンダムの監督などもそれに従ってきたはずだ。
それで文句を垂れるなら初めから他人が関わるような仕事でやるのではなくオレみたいな素人がやるようなガンダム二次のオナニー小説をブログかなんかにでもアップして自己満足しているべきだったのだ。


今後ガンダムをつくるとしたら

「いくらなんでもAGE以下にはならんだろう」

という気持ちから伸び伸びと製作出来るんじゃないだろうか?
いい作品を作るためには気持ちは大切だよね。

後、ネット上では
ガンダムで議論して、論破されて相手に自分の好きなガンダムをボッコボコに叩かれたとき

「AGEよりはマシだろ!」

と、負け惜しみで使う奴がいるかもしれない。
事実、ガンダムビルドファイターズはAGEで評価を下げた分もあるのか今のところ高評価である。(2013年11月現在)
でもAGEよりマシなど比較したようなマイナスな事もなく純粋に評価が高いんだよな。
他作品貶めてその作品を挙げるなって言う人いるけど直近がAGEなのだから仕方ないわな。構図としても分かりやすい。良いとは言わんけど受け入れざるを得ないよね。
「ガンダム」
をタイトルとして冠している以上はさ。


ダラダラ続けていても仕方ないからそろそろ区切りをつけよう。

AGEって単純に真面目でいいセリフがあまり思い出せないんだよな。
ありましたっけ?
覚えているのはたいていネタになりそうな台詞

「強いられているんだ」
「スーパーパイロット、アセム・アスノだ」
「ヴェイガンは殲滅する」
「何をやっているんだ!私は!」
「もうやめようよ」

キオ君に言われたのでこの記事も締めるとしよう。


「自作品で『ガンダム』という物をsAGEた事で相対的に他作品をAGEる結果となった作品がこの『機動戦士ガンダムAGE』ではなかろうか?」


追記、「ガンダム Gのレコンギスタ」という分かりづらい深夜ガンダムが現れたことにより

「GレコよりAGEの方がマシだ!」
「AGEが最低!Gレコの方が良い!」

なんて言い合いがみられるようだ。
最低争いをして安心しているファンって悲しいよな。


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8 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-05-24 04:13:12
うん。、シャア引用は本当に駄文
というか、駄文。
返信する
駄文 (髭人)
2013-05-24 04:33:22
コメントありがとうございます。

そう指摘していただけるとありがたいですね(苦笑)
考えていた当時は「ドヤッ」って感じでしたから。
我ながら情けない奴。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-07-22 21:03:14
日野はフラムを殺したから絶対に許さん

おかげでレベル5のキャラクター見ると不快感を感じる

LBXのプラモもし買っていたらフラムが殺されたときに全部壊していたわwwww

そしてガンダムブレイカーにもビルトファイターにも呼ばれないAGEなのであった
返信する
「フラム・ナラ」さん (髭人)
2013-07-23 05:15:12
フラムさん。
オブライトを「雑魚がー!」と吠えていたのでヤベェなと思っていたら最終的にやられちゃって…
殺す場面で魅せるのではなく生かす方向でで魅せる作り方をすればなぁ…

ガンダムブレイカーにも呼ばれない。
ま、自分でブレイカーしちゃっていますからね。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-12-22 10:47:29
ついに真ガンダム無双においても(SEED、種死ばかり集中しすぎて)不参戦wwwww(プルがいるのでそこはどうでもいいのですが・・・)
もう公式が無かったことにしとるwwwwww

BFは版権上の問題で出せないと言っているが一応00が出てるからAGEだけ出れずwwww

だが逆に今後のGジェネでフラムが出れるか心配・・・
返信する
真ガンダム無双 (髭人)
2013-12-22 11:12:09
批判はあるけどって物と批判も何もそもそも見ている人が少ないって物を比較すると…
やっぱりほかのを削ってまでお情け程度で出すよりは人気作を掘り下げるべきだろうって判断なんでしょうね。

Gジェネで扱うとしたら主要キャラだけサラッと出すぐらいなんじゃないでしょうか?流石にAGE扱ったとしたのなら「フラム」を削るような真似はしないと思いますよ。
返信する
駄作以下の何か (画龍)
2015-06-25 19:32:48
こんばんは。
私もAGEはリアルタイムで視聴して全49話レビューしました。
はっきりいって、ガンダムAGEという作品はタイトルどおりの作品でした。
(※ブログのほうでもカテゴリがそれになってます。お暇があればどうぞ)

根本的に作り手が何を言いたいのかが全く伝わってこないです。
あと、ただ人が死ねば感動すると勘違いしてる。ディーンもフラムもオブライトもそんなくだらない脚本家の考えの犠牲にされた。
シナリオも支離滅裂で「はぁ!?」と叫びたくなること多数。脳内ユリンで目が覚めるとかどこの麻薬ですか。
挙句の果てに3世代をうたっておきながらも、結局はフリットの物語でしかなかった。

プラモも爆死、円盤も爆死、視聴率も評価も散々。まさになるべくしてなった作品だと思います。
というかもう公式も無かった事にしたいんちゃうかと…w

スパロボ最新作にも出るみたいですが、キオ編以降、かつパッケージでもハブられてます。ほんとは出したくなかったんじゃとかんぐっちゃいますね。
返信する
殺すより生かす事 (髭人)
2015-06-25 21:28:46
画龍殿
こちらにもコメントさんきゅーです。

敵味方殺してばっかりで生かす事を何でしないのかって思いましたね。
しかも描写が不足しているので印象が希薄。
アビス隊のアビス&オブライト以外の二人なんか今となっては名前すら思い出せない…

尺がない以上主な人を減らすとかやりようを考えるべきだったと思うんですがねぇ…

スパロボで再評価につながるんでしょうかねぇ~。
返信する

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