髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

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「エスパードリーム2」日記 by 髭人 ~名相談役『ベル』のアドバイス日誌~ Page 06

2016-03-01 21:00:16 | 「エスパードリーム2」プレイ日記
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[エスドリ2日記]
リサ:そうそう。守君、『シードラ』を倒したときに指輪が落ちていたのよね。
ベル:これはアクアリング!?
リサ:大事なもののようね。あなた達のこれからの旅の成功を祈っておくわ…
リサが静かに目をつぶるとアクアリングに微かに光が宿った。それを受け取った。
守:ありがとう。リサさん。またね!
ベル:またジョジョのコントやりましょうね。
リサ:な、何の事?私はジョジョなんてそれほど知らないわ。チラ見しただけよ。チラ見。
 ただ、それっぽくなったのは偶然に過ぎないわ!奇妙な偶然!
守&ベル(この期に及んでまだ、オタじゃないアピールするんだ…)


[エスドリ2日記]
図書館に帰還
守:ただいまっと!
ベル:『まんがはじめて物語』!?
守:良くそのネタ分かったね。
ベル:だって本から出て来るって意味では同じ展開だし…
守:ベルってモグタンに似ているね。
ベル:どこがッ!?
守:大体背中にいる点。
ベル:そこは…確かに同じね。でも何か無理矢理共通点探してない?
守:ギクッ!!

[エスドリ2日記]
守:これから第2ステージか…今度はどんな人に会えるんだろう…
ベル:そうだ!その前に私『本の神様』に報告してくるね。
守:『本の神様』ああ…パートナーに恋するなって言った人ね。
ベル:そう。それで本の世界を救えって私を派遣した方!じゃちょっと待っててねー!


[エスドリ2日記]
本の神の神殿に戻り、神の間がある。
ベル:どんなこと聞かれるのかな?褒められるかな?
ドアがあるのでノックする。反応はない。
ベル:あれ?いるはずなのに…寝ているのかな?

[エスドリ2日記]
本の神:流石のボクも今度ばかりは
 死ぬかと思った。このフリーザ様が死にかけたんだぞッ!!
 クリリン。悟飯。オラが最初にやって来た所のすぐ近くに宇宙船がある。
 ブルマを連れてすぐこの星を離れるんだ!悟飯しっかりしろ!
 ボ、ボク戦う。ピッコロさんの仇取るんだ!
 サッサと行け!お前達は邪魔だ!みんな揃って死にてーのか!!
 ご、悟空…
 お父さん…
 貴様らを許すと思うか?一匹残らず生かしては帰さんぞ!
 ボシュー!クリリンさ~ん!
 あ…ああ…
 フフフフ…
 クリリーン!!
 クリリンさ~ん!
 フフフ…
 やめろー!フリーザ!!
 くぅ…
 悟空―――――!!ドカーン!
 フフフフ…お次はガキの方かな?
 ゆ、許さん…よくも…よくも…ク…ウッ!
 く…う…よくも…よくも…ウッ…クッ…アアアア…ダァァァァァ!!
 な、何ぃ!?
 あ…
 悟飯ピッコロを連れてサッサと地球に帰れ。まだかすかに生きている。
 俺の理性がちょっとでもン怒っているうちにサッサと帰るんだ!

ベル:コ、コホン…入り込んでいる所に入ってしまって大変申し訳ないのですが…
本の神:え?ハッ!!お前いつの間に!?


[エスドリ2日記]
ベル:ノ、ノックはしたんですけど、本の神様…気が付かれてなかったようで…
本の神:独りで楽しんでいたのに…恥ずかしいったらありゃしない…
 で、どこから見てた?
ベル:一匹残らず生かしては帰さんぞから…
本の神:ベジータが泣いて悟空に託す所は見てなかったのか…ホッ…
ベル:どれだけ長くお一人で再現しているんですか…
本の神:どれだけって…確か…
 こんな事になろうとは夢にも思いませんでした…
 ゆ、許さん。絶対に許さんぞ虫けらどもじわじわとなぶり殺しにしてくれる!!
 からだな…
ベル:第一形態からじゃないですかッッ!!


[エスドリ2日記]
本の神:で、どんな要件だ?
ベル:『アクアリング』を取り戻したのでその報告に…
本の神:お?やってくれたか!こんなにも速く!!優秀なエスパーのようだな。
ベル:え…う~ん…
本の神:優秀ではないのか…それでどんな者かね?
ベル:守と言って11歳の男の子なんですけど、これが本当にスケベで困っちゃうんですよ!
 初対面でちょっと私が飛んでいるからじっと眺めてどうしたか尋ねたら
 「ボクが屈んだらパンツ見えるのに良く飛んでいられるね」って言ったんですよ
 信じられます?
 本が無くなると言ったらHな本も無くなるのとか…
 それでいつでもバカな事を言うんですよ。
 エスパーになったからって私にいやらしい事をしようとしたりとか…
 枚挙にいとまがないですよ!
 魔法のしおりはどうしてあんな人を選んじゃったんでしょう。ちょっとおかしいんじゃないでしょうかね。
 それにですね… 
本の神:…。お前、私を前にして、自分の立場を理解しているか?
ベル:あ、すみませんでした。あまりにも大変だったのでつい私、愚痴りたくなってしまいまして…
 興奮しちゃって…

[エスドリ2日記]
本の神:ふぅむ…その守というエスパーはともかくその調子なら指輪集めは順調に進みそうだな。
ベル:運が良かったからではないんでしょうか?
本の神:運も実力のうちって言うだろう?
ベル:そうですが…本の神様。質問なんですが…
本の神:何だね?
ベル:何と言うか…実に言いにくいんですが…
 冗談ではなく本心から言うんですが…
本の神:何を勿体ぶっておる。
ベル:こんな事言ったら、お前、頭がおかしいなら本の妖精が務まらないとか言われかねないというか…
本の神:早くしてくれないか?
ベル:あ、はい…すみません。
 私ですね。自分の名前を覚えていなくって…
本の神:な、何だと!?お前、本当名前を覚えていないのか?
ベル:そうなんですよ。な、何故か…
 それで守君に妖精って言うんじゃ他人行儀だからって言う事で『ベル』って便宜的に着けてもらったんですが…
 出来れば本当の名前を教えていただきたいなと…
本の神:う~む…
ベル:本の神様?何か深刻な事でもあるのですか?
本の神:おっと、すまん。すまん。どうするべきなのか対応を思案していた。
 私から明言出来んが薬の副作用から来た記憶障害なのかもしれん。
ベル:私がかかった病気のですか?
本の神:ああ…あまり妖精には例のない病気の薬だったからな。
 それでだ…私は勿論、お前の名前を知っているが、
 ここで教えてしまって何らかの害の引き金になるとも言い切れん。
 ここは自然と思い出すのを待つのはどうだろうか?
ベル:…
本の神:ベルという名前では不都合があるか?
ベル:いえ、今の所はありません。
本の神:ならばそれでいいのではないか?当面は。
ベル:そ、そうですね。当面は…
 あ、それともう一つ質問をいいですか?

[エスドリ2日記]

本の神:次は何かね?あまり質問をしているだけの時間はないはずだがな。
 報告を速やかに済ませたら仕事に戻るものだが…
ベル:後1つです。お願いします。
本の神:早くしたまえ。
ベル:何故、パートナーを好きになってはいけないのですか?
本の神:ん?その守とかいうエスパーの事を好きでもないのに何故そんな事聞くのか?
ベル:興味が少しあるんですよ…

[エスドリ2日記]
本の神:とは言ってもダメと言われれば何故かと気になるのは自然な感情だな。
 お前も女だから恋愛関係については関心があるのは当然か…
 今後の事もある。いい機会だから話しておこう。
ベル:お願いします。
本の神:これは、先代の妖精の話なんだがな。
 とある本の危機が訪れたので今回のお前のように本の妖精を派遣し、問題解決に当たっていた。
 その妖精のパートナーであるエスパーは凛々しい少年だった。
 妖精は少年と共に旅を続けるうちに妖精は少年に片思いをしてしまったのだ。
ベル:お別れするのが辛くなるから恋をするなって事ですか?
本の神:それは違うな。別れの辛さはどんな形であれ訪れる。
 分かり切った事だから個人個人で解決すべき問題だ。神が介入する事ではない。
 それはそうと割って入ってこずに黙って話を聞きなさい。
ベル:はい。すみません。

[エスドリ2日記]
ベル:片思いをしてその妖精はどうなったんです?
本の神:少年は本の世界を救ったのだが、そこで助けた人間の少女が少年に恋をしてしまったのだ。
 少女は積極的に少年に近づき、少年も満更でもない様子だった。
 そんな浮かれている少年に妖精はこう言ったのだ。
 『あんな簡単に捕まっちゃうようなおっちょこちょいで恥じらいもなく好きってアピールする頭の弱い女より
 あなたにはもっと相応しい子がいるんじゃないかしらね』
 妖精からすればちょっと嫌味を言って自分に注目してもらいたかったのだろう。それが悪い方に作用した。
 妖精の気持ちを知らない少年は、反発した。

本の神:『君は何でそんな事を言うの?あの子はいい子なのに…』
 それにより二人の仲に陰りが生まれた。
 少年は直後に敵の親玉を倒した。
 そして契約通り願いを叶えるという事になった。
 しかし少年は現実の人間で、少女は本の世界の住人、決して結ばれぬ恋というわけだ。
 だから少年はこのように願った。

[エスドリ2日記]
本の神:『この本の世界、そして本の中の人を現実の物にしてほしい』
 と…
 願いにより少年は本の中の少女を現実の人間にして結ばれたようであった。
ベル:妖精は…どうなってしまったんです?
本の神:一方の妖精にとってみればたまったものではなかった。
 目の前で意中の少年を途中から出て来た少女に奪われたのだから…
 妖精はショックが大きく、みるみるうちにやせ細っていった。
 私の前では気丈にふるまおうとしていたがな。弱っているのは誰の目にも明らかだった。
 その姿を見る私も辛かった。そして業務にも重大な影響が出た。
 だから、私は決めたのだ。パートナーとの恋は認めんと…
 ならば不意の事があっても妖精も傷つかずに済む。

[エスドリ2日記]
ベル:そんな事があったんですか…
 それなら本の神様が恋を禁止した気持ちは分かります!
本の神:そうだろう?
ベル:私は絶対に大丈夫ですから安心してください。
本の神:それは頼もしいな。
ベル:だから、魔法のしおりはあの守君を選んだのね。何て優しいしおりさん!
 変になったりはしてなかったんですね。
本の神:ああ…ドラゴンボールのスカウターも使い手が故障だ故障だと言って
 スカウターを破壊していたが劇中、壊れているという事は一度もなかったしな…


[エスドリ2日記]
ベル:じゃ、本の神様!私、ステージ2に行ってまいりますね。本の世界を救うため!!
本の神:ああ…頼んだぞ。
ベル:あ!また質問が出て来たのですけど~
本の神:くどいな…
ベル:その妖精はその後、どうなったんですか?
本の神:その話は聞きたいわな。聞きたいか?
ベル:何か差しさわりがあるのなら別に答えなくても構いませんが…
本の神:いや、確認だよ。今は元気になって懸命に仕事をしておるよ。私が休養を与えたからな。
 生まれ変わったように仕事に励んでいるよ。
ベル:なら…良かった…
 でも、仮に私がその妖精で少年に恋をしたのなら嫌味を言って相手を下げるなんて事はしなかったのに…
 ちょっと下手っぴですね。あ、この事言わないでくださいね。
本の神:ああ…
ベル:では、本の神様!行って参ります!

本の神:ああ…頼んだぞ。妖精よ。
ベル:それは違います。
本の神:どういうことだ?
ベル:『ベル』って名前をですよ。本当の名前はまだ思い出せませんが…
 結構、気に入っているんですよ。彼の良さはネーミングセンスぐらいですね。
 それでは本当に行ってきます!
本の神:ああ…頑張れ。妖精ベルよ…

ベルはそのまま守の元へと急ぐのでした。



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