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「がんばれゴエモン外伝 ~きえた黄金キセル~」 レビュー (ファミコンソフト)

2011-07-23 20:05:43 | ファミコンレビュー
人気キャラクター「ゴエモン」シリーズのRPG
コナミから発売
1990年1月5日発売

タイトルは「消えた」ではなく「きえた」です。
気づいたのは更新して2年強経ってました(苦笑)

お話としては、ゴエモンが旅から帰ると神棚に祭っている黄金キセルが盗まれていた。
由緒正しい義賊のゴエモンのうちに先祖伝来から続く黄金キセルを盗まれたとあって
はご先祖様に申し訳が立たないという訳で、その黄金キセルを取り戻すために旅に出る。
そこへ見慣れぬ奇妙なヤツが立っていた…



特徴
敵がモーションを取る。
多くの敵が若干動き、被ダメージもモーションを取る。


点数は60点

良い所
・敵が良く動く
・移動速度上昇アイテム(術)がある。
・ギャグ豊富

悪い点
・戦闘のテンポが悪い
・戦闘バランスが悪い

まず、良い点
・敵が良く動く
ファミコンにしては敵が良く動く。
通常時に動き。攻撃モーション。被攻撃モーションがある。
初めて出た敵の動きを見るだけでもなかなか楽しめる。

・移動速度上昇アイテム(術)がある。
最初はかなりの出費になるのであまり手が出せないが「ローラースケート」というアイテムがある。
これを装備すると一定歩数(何歩か知らんけど)移動速度が上がるのだ。
RPGの動きの遅さが気になる人には気持ちよく進める。

・ギャグ豊富
「がんばれゴエモン」シリーズの独自世界観、キャラクターの個性などで
腹を抱えて笑うほどではないがところどころでニヤッとするような展開がある。
個人的には「スーパーリニア籠」が好き。
「ええ!そうやって移動すんの!?」みたいな(笑)


それで、悪い点
・戦闘のテンポが悪い
良く動く点を重視しすぎたためか、こちらの攻撃、敵の攻撃が遅い遅い。

「ゴエモンの攻撃」(メッセージ):1秒

ドカカカカ(所持武器の効果音):1秒

バシュッ!(敵のダメージモーション):2秒

「敵に○○のダメージ」(メッセージ):1秒


実際に測ったわけではないが体感はこれぐらいだろう。敵1匹に対して5秒は長い。
仮に敵が5匹いて倒せないと敵の攻撃もしてくるわけだが1ターン合計45秒かかる。

5秒×4(こちらのパーティ人数)+5秒×5(敵の数)=45秒

マップの広さの割にエンカウント率も高いのでかなり辛い。

移動速度は速いんだけどね~。
子供の頃は良く、この遅さに耐えられたものだと我ながらその忍耐力に感嘆した。
(まぁ、時間に耐えるより楽しさの方が勝っていたんだろうが)


・戦闘バランスが悪い
敵の攻撃力が結構バラバラなのだ。
ある地点で敵の攻撃の殆どは「1」だったのにちょっと進めただけで「20」を超えるとかないだろう。
その上、全部の敵、痛恨が出るのでその時のダメージは80~90とかになる。
そして比較的痛恨が出る確率は出やすいと来ている。
こちらの体力は150も行かないのにこのバランス
もっとレベル上げろって事?



このゲームはギャグが強めになっている。後、和風RPGって所が特徴だろうか?
ゴエモン達が織り成す笑いと涙(?)を堪能してほしいって所でしょうかね。

戦闘のテンポの悪さとは別に、ゲームとしては結構長い。
カセットが通常の1.5倍ぐらいの大きさだし(だから敵のモーションがあるのだろう)
長く楽しみたいという方はやってみる価値があるのではないだろうか?


エンディング、スタッフロールがキチンと表示されないので、
うちのカセットのみの不具合かと思ったがwikiを見ると全てのカセットがそうなのだという…
但しVC版だと修正されているとか…

船着き場にある家の住民は家に出たり入ったりを繰り返すと
「コナミマン」「コナミレディ」などのコナミキャラに変身する場合があるとか…知らんかったな。

PS)「ゴエモン」「ヤエちゃん」のやられ顔怖すぎる・・・
 「エビス丸」「コバンネコ」は笑えるのにゲームの雰囲気に合ってなさ過ぎるだろ?


最後に、宿での『コバンネコ』
お前だけは…お前だけは…絶対に許さん!!



ここからがネタバレ




















ゲームの真相としては
ラスボスの「バトル親分」はカラクリ一族の頭領であり
そして、道中で出会った様々な者達に化けゴエモン達に近づいた。

その目的はニッポン征服の為にからくりロボを作ったがそれらを動かすには
純度の高い金が必要であり金山を掘りつくしたがそれでも足りず、
そこへ目を付けたのがゴエモンが持つ「黄金キセル」だったのだ。

そこで町まで来ると「おみっちゃん」という女の子がいて
自分の好みという事で連れ去ったという事らしい。



なんてストーリーを言ってみたけど、多くの方がこのゲームで気にしている事は…
分かっておりますがな。

エンディング…そう。

エンディングで夕日を眺めているであろう4人の絵が表示されている時に
ABボタンを連打すると「ヤエちゃん」が下着姿になるのだ。

ビュ――――ティホォォォォ――――――!!

あれ?「リンちゃん」の時にABボタンを連打しても下着姿にならねーぞ!
クッソタレ―――――!!隣の親父は消えてなくなれ――――――!!

酔っている「おみっちゃん」もABボタンを連打しても下着姿になら――――!
チックショ――――――!!

ハッ!!

エロに関わるとすぐテンションが上がり我を忘れてしまう…
いつもの悪い癖だ…すみません…
混乱を招きそうなのできちんと言っておくと

エンディングで下着姿になるのは「4人表示時のヤエちゃん」のみ。

他で連打しても完全なる徒労だから気を付けろッッ!



にしても、ラストでラスボスが「エビス丸」に化けているのだが、
今考えると黒幕は「エビス丸」なんじゃないかと割とガチで思いまして。
何といっても「ゴエモン」との旅の参加理由が胡散臭すぎる。(笑)

神棚に置いておいた先祖代々伝わる「黄金キセル」が盗まれて

「義賊の俺が泥棒にあったとなってはご先祖様に申し訳が立たない」

って事でゴエモンは旅支度をしていると突如、「エビス丸」が現れてこう言う。

「わては正義の忍者で困った人がいると助けたくなる」
「ゴエモンさんの噂は聞いている。一緒に旅をしましょう」

それでゴエモンは自分の問題だからと断ったのだが目をキラキラとさせて無理矢理付いてくることになる。
怪しい!明らかに怪しい!

「エビス丸」の性格から考えれば妥当なんだろうけど、何かね。




そうそう。上記の「コバンネコ」が許せないという理由を教えておかなければならないな。
4人パーティ時、宿に泊まると寝るときは2部屋で
ゴエモンとエビス丸の部屋。「コバンネコ」と「ヤエちゃん(orリンちゃん)」の部屋と分かれる。
その際、各自1つずつ布団に入っているのに翌朝

「コバンネコ」は「ヤエちゃん」の布団に入っているのだ。

これを許して置けることかァァァッッッ!!
いくら猫とは言えこんな事を容認することなど俺には出来ないィィィィィッ!

……

 ……

冷静さを取り戻しつつっと・・・
一応「コバンネコ」をフォローするなら、
確かに実際に猫と一緒に寝るととっても温かいし柔らかいから
一緒に寝て気持ちいいものだ(エロいことなしで)
髭人としても悔しいが可愛いと認めざるを得ない!

とは言っても、『コバンネコ』は色気より食い気だからな。
許しておきましょう…


しかしその後のシリーズで「コバンネコ」はメインから外される。
「外伝2」にも出てくるが、茶店のマスコットというだけで
仲間にならないどころかストーリーにも絡まない始末。
それからSFCなどになる。髭人はどれもこれも未プレイなのでなんとも言えないが
「コバンネコ」が使用キャラになったって話は聞かない。

「サスケ」や髪を緑に染めた「ヤエちゃん」は聞くけど…

まぁ、あの「添い寝事件」は許せんというのがプレイヤーの総意なのだろう。うむ…

ザマァァァミロ!!(やはり許せていない)

猫キャラに本気になってしまう哀れな髭人。

「トラのこて」を使え――――!




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