お寺さんぽ Ver.03

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ハヌマーン (ラーマーヤナ)

2006年04月21日 | 仏像
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は「もしかしたら私と同年代の人がこの名前を聞くと眉をひそめる(かもしれない)」古代インドの白猿神ハヌマーンです。

…まずこの時点で「はっ!」となった方。どうかぜひ、「Google」等の検索エンジンでその名前を探してみて下さい。
おもろ懐かしい映像がたくさんひっかかりますので。
(ちなみに、どんなんか知りたくなった方も検索下さい。軽く異世界へ行くことができますんで。いや、コレ本当)


えっとね、ひでるさんがまだ小学校低学年くらいの頃。
夏休みか何かで昼間から家にいたとき、新聞に「ウルトラ兄弟うんちゃら」という番組(映画)を発見した訳ですよ。
当時のひでるさんは「ウルトラキ●ガイ」で、そりゃーもう、何するでもウルトラマンだったんです。
しかし、本放送はもう過去の出来事でして、ウルトラマンについては大百科などの本からの知識しかなく、シリーズのたいていは早朝とかにこっそりやってた再放送で見るしかなかったんですね。
やっぱり動いている映像のがいいじゃないですか。だから敏感に反応したんです。

……はぁ。

えっとね、実はこの映画「ウルトラマン」と冠があるものの、円谷プロとタイ映画会社の合作で、出てくる登場人物からロケ地まで、全てタイづくし。
カニづくし、なら大歓迎(笑)なんですが、映像でのタイ(バンコク)は子供心に異世界ちっくで、おそらく目をちかちかさせながら見ていたんだろうと思います。
で、当然ながらメインはあちらの人に馴染み深い「ハヌマーン」で、ほぼ全編にわたって「白い豚鼻の常に踊っている方」が出てきます。(注:←それがハヌマーン)

おまけにストーリーも仏像の首盗んだ悪人とか、雨降らせるために太陽神と交渉するとか、やけに宗教じみたイヤーな展開。
肝心のウルトラ兄弟は当初の顔見せ(ちょっとだけ。Aとかタロウの一話であった、のりうつらせるシーンです)からはラストになるまで一切顔見せないという、ある意味詐欺ぎりぎりなものでした。
テレビだからまだいいものの、映画館だったらひでるさん泣いてますよ、たぶん。

さて、そんな彼がリニューアルして再登場?みたいな記事をネットで偶然見つけてしまい、思わず今回これにしてしまいました。うふふふ…。
その後色々検索したところ、仮面ライダーでも登場していた記事を発見。ああ、ライダーファンにも犠牲者がいたんですね。合掌。
(ちなみに、コッチも地球三周くらいできそうなトンデモ話)


と、前置きがだーいぶ長くなりましたが、そんな踊る豚鼻の「ハヌマーン」実際はどんな方だったのか。ここからは真面目に書きたいと思います。

ハヌマーンは古代インドの大長編叙事詩「ラーマーヤナ」にて、登場する猿軍の将軍で英雄。風の神「ヴァーユ」の息子で、猿王「スグリーヴァ」の使いです。
ちなみに「ハヌマーン」という名前は「骸骨を持つもの」という意味だそうです。…うわー骸骨持ってて英雄ですかい?

さて、叙事詩「ラーマーヤナ」はそのまま英雄「ラーマ王子」のお話でして、ハヌマーンは作品中で物凄い俊敏なだけでなく、空を飛び、果ては姿や大きさまでをも自在に変化させるなど、なんでもありな大活躍。そんな特殊能力を駆使して、王子の危機を何度も救うという、儲け役で登場しています。

ほら、あれですよ。水戸黄門に出てくる風車の弥七みたいなん。中谷一郎さんですね。
そのためか、上で映画を作っていたタイだけでなく、ハヌマーンは東南アジアでも大変人気がある、ご当地ヒーローな方なんです。
特にタイでは「白猿ハヌマーン」は子供達の絶大な支持を集める英雄なんですねー。先の映画は両国ヒーロー・夢の競演ってことなんですよ。
ちなみに、この「ハヌマーン」はドラゴ…でなく西遊記の孫悟空のモデルになったとかなんとか。


※写真はどこぞのお寺にありました猿石像です。だってハヌマーンの絵なんて持ってないもん。
 あ、ちなみに円谷プロとそのタイ映画会社は権利関係で裁判してるそうです。
(そんな関係で、上の映画は放送できないようです。当然、DVDにもなっていません)
 やですねー人間って。


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