一昨日、中学時代のことを思い出した。
我侭で身勝手な同級生が何かに不満を持ち、泣き出した。確か、先生に何かを言われたのだったと思う。同級生ごときが自分に意見をすることなどあり得ない、と思っているような子だったから。
その同級生は、自習の時間にベランダで泣きながら自分の不満をぶちまけていた。クラスの女子は入れ代わり立ち代わり、その同級生を慰めに行っていた。
そして私は、その同級生のところには行かなかった。何であんな我侭な勝手な女王様気取りのヤツを慰めに行かなくちゃいけないんだと、絶対に行かないと、行かなければ何か言われるに違いないと思っていたけれど、行かなかった。
結果としては、「ちゃっぴは、私が泣いているのに慰めにも来ない。他の子はみんな来たのに、ちゃっぴひとりだけ来なかった。あいつは酷いヤツ」と、クラス中に言いふらされた。
根暗い中学生だったけど、自分では悪いことをしたとは思っていなかったし、多分、他の女子だってほんとにその同級生を可哀相だとは思っていなかっただろうなとは思う。
自分では、そんなことずっと忘れていたけれど、でも、自分の中ではトラウマになっていたのだと思う。ずっと、またそういうことがあったらどうしようと、怖がっていたのだと思う。
この中学時代のことを直接思い浮かべたりはしていなかったけれど、いつも、「相手を怒らせたら怖い」「何を言われるか怖い」、そういう思いはずっと抜けなかった。だから、いつも嫌だろうが何だろうが、相手に流される。そして、不満を溜める。
でも、それももう止める。いい加減、しんどい。自分の大事な「個性」である自分の性格も、嫌がらない。今すぐに人と楽しめないからって、それがどうだと言うんだ?それだって自分では本当には楽しめていないのに、周りの雰囲気や自分の中にある怖さのためだけに人に合せるのは、もう嫌だし、間違っている。
人それぞれ楽しみも楽しみ方も違うし、それをたまたま言葉が出やすい人間に「楽しめないなんてつまらないヤツ」と言われたからって、「楽しまないなんて、嫌なヤツ」と言われたからって、それがどうだと言うんだ?
楽しくないことを楽しいフリするのはもうやめる。楽しくないものは楽しくない。そんなことでウソを吐かない。そういうバカなウソを吐いて、バカな我慢ばかりしているから、不満も溜めるし、大事な事に対してのウソだってなくならないんだ。
今からは、自分の大事な「個性」である自分の性格を、めいっぱい好きになる。めいっぱい活用して、まず自分の足をちゃんと地面につける。ちゃんと根っこを張るんだ。不満を溜めるのは自分が悪い。人のせいにしない自分にするには、まず自分が自分の魅力であるこの性格を使って、自分の今ある能力をどんどん高めていくことだ。
ピアノを弾けることは悪いことじゃない。そのために、それだけの時間も使ってきたんだ。それを、お高く留まってるとか、ピアノ弾けるからすましてるとか、そんな言葉ばかりに自分はバカみたいに自分から流されてきた。
ピアノ弾いて、その分の時間は普通よりは確かに引き篭もってるだろうし、もともと苦手なコミュニケーションだって、その分遅れてる。でも、ピアノを弾けることは悪いことじゃない。そのために、それだけの時間も使ってきた。時間だけじゃない、お金も使ってきたし、そのための、今からすれば間違ってはいても、色々試してみたり、ピアノを弾く為にコミュニケーション頑張ったり、良い曲にしようと、何人もの先生にレッスンを受けたり、色んなCD聴いてみたり、解らないなりにもやってみていた。
その結果は、良いものは何も出せていなかったし、だから今こうしてやり直しをしている。でも、ピアノを弾くことは悪いことじゃないんだ。ピアノをずっと続けてきて、ピアノが弾けることは、全然全く微塵も悪いことじゃないんだ。
それを悪いことのようにして前に進めなかったのは、自分が未熟なまま、その未熟さにも気付かなかったからなんだ。
ピアノを弾くことは悪いことじゃない
ピアノが弾けることは私の凄く大きい武器になる
私には、磨けば光り輝き出す武器があるんだ
正しく磨けば、ちゃんと大きな力を出せる武器があるんだ
ピアノを弾くことは、悪いことじゃ無いんだ
全然悪いことじゃないんだ
私は、ピアノを弾いても良いんだ
ピアノをたくさん弾いても良いんだ
ピアノを、自分の武器として、いっぱいいっぱい使って良いんだ
誰かの目を気にすることなんてないんだ
自分が今まで続けて来たピアノを否定することなんて無いんだ
ピアノを、もっともっともっともっと、まず自分のために弾いて良いんだ
私は、ピアノを弾いて良いんだ
たくさん、毎日毎日、いっぱいピアノを弾いて良いんだ
悪いことじゃないんだ
ピアノを弾くことは、悪いことじゃないんだ
誰にも遠慮なんてしなくて良いんだ
ピアノを、たくさんたくさん弾いて、たくさんたくさん楽しんで良いんだ
ピアノが好きな自分を隠さなくて良いんだ
ピアノが好きなことを、悪いことだと思わなくて良いんだ
ピアノが大好きなんだから、そのままの気持ちでピアノを弾けば良いんだ
自分の気持ちを抑える事なんて無いんだ
私は、死ぬまでピアノでうんと人生を楽しんで良いんだ
それは、私自身が決めて良いことなんだ
先生のブログより・自分の性格の「良い部分」のみを借用。まずは、この性格を好きになる。と言うか、好きだ。これを使うんだ。いっぱい、使うんだ。他人に何を言われようと、構わない。まず、自分からだ。自分で自分の足を引っ張らない為にも、まずは「良い部分」から~。
●いい子ぶるタイプ
【ちゃっぴ】
可愛い子ぶることも、そういう相手に迎合する事も出来ない「不器用で根暗な芸術家タイプ」である。その性格に「楽しいノリがない」「面白みが無い」ということにあり、簡単に言えば「クソ真面目優等生タイプ」と言える。だがこのタイプの面白さは「その真面目さ」であり、このタイプの楽しさは「本気で真面目にとことん芸術を追求する事でどんどん育っていく」と自覚出来ない限り、人に流されて不満ばかり溜め込む人生は終らない。
☆この真面目さは言い換えれば「自分を律する意思の強さ」でもあり、フザけずに本気で真面目に音楽や文学、絵画や映像芸術に取り組めば、その心と身体に豊かで心地よいリズム感が湧き起こり、「社会に通用する楽しさ」や「本当の意味での金を引き寄せる面白さ」を多くの人に提供できる「本物の芸術家」となれる。自分の不器用さ、真面目さを嫌わず、その真面目さ、不器用さを武器に本気で音楽や文学、絵画、映像芸術を磨いていけば成功者となれる。
ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、