切羽へ
2017-07-05 | 本
井上 荒野 著
切羽とは何だろう?地名???
そんな事を考えながら読んでいきました。
養護教諭の麻生セイ。
夫と島で平穏な日々を送っていました。
東京から新任の男の先生(石和)が赴任してきます。
3月から話は始まり、二人は惹かれ合っていきます。
次の年の2月の話の中に切羽の意味が出てきました。
<切羽とはトンネルを掘っていく一番先の事。トンネルが繋がってしまえば
切羽はなくなってしまうから、掘り続けている間は、いつも、一番先が切羽>
その説明の後二人は別れ、石和は島を出て行きます。
素敵な恋愛小説でした。
ますます井上荒野さんのファンになっていきます。