旧・坂本ひろし活動日誌(2005~2014.8)

日本共産党・坂本ひろしの活動や日々のつぶやきを掲載。OCNブログ人サービス停止に伴いgooブログに記録。

県営住宅内の道路除雪がされず困っている問題

2010-02-06 16:50:00 | 活動報告

 3日から雪が降り続き、大雪となりました。そんなとき、

 小杉地区の県営住宅内の道路除雪が、この冬、まったく行われず、住民の方から何とかして欲しいという要望が上がっているという話を津本市議から聞き、現場へ行ってきました。

R8207356_1600trm

R8207374_1600trm

Photo

 見て回ってきたのは、・太閤山4丁目の28号棟に入る道路(上写真と地図)、・中太閤山12と14丁目の各棟に入る道路、・池多にある太閤山東団地の3カ所。

 確かに、28号棟へ通じる道路は大変そうでした。女性が雪にうもれた車を掘り出し、何度も前進・後退を繰り返し、ようやく脱出しているところでした。

 その方に聞いてみると、「今年はぜんぜん除雪車が入らない、どうしてなの?」と困った様子でした。

 R8207376_1600

Photo_2

 中太閤山12丁目の各棟へつづく道路(上写真と地図の上部分の赤線)も除雪されていませんでした。車を掘り起こしていた男性に聞くと、「年寄りも多くて出入りが大変、何とかしてほしい。福祉の車とか、救急車とか、これでは入れない」とのことでした。

 赤線の部分が雪にうもれて車が立ち往生しているのに、それ以外の道路はすっかりきれいに除雪されているという状況です。

 池多の住宅は、重機が入ったばかりという感じで除雪がされていました。おそらく町内で対処したのではないかと思いました。

 こうなった原因は、

 県営住宅を指定管理者制度にうつし、管理を民間ゆだねたことがきっかけのようです。

 これまで、旧小杉町時代は、町民生活を支援する立場から、町の所有ではない県営住宅敷地内であっても、事実上の町民の生活道路となっている部分には、町の責任で除雪を続けてきたとの事です。その後、指定管理者制度の移行したことで、民間が管理することになった敷地の除雪を市が行うことには無理が出てきて、除雪できなくなったようです。

 周知徹底期間ということもあり、経過措置として平成19年度、20年度の2カ年は従来通り除雪作業が行われてきたが、いよいよ平成21年度(今冬)からは除雪されなくなったわけです。しかし、地元町内が大変混乱していたのは事実ですから、周知は不十分だったのだと思います。こうなることが分かっていたなら、もっと検討し対策を具体化する必要があったと思います。(民間にうつしたのは県なのだから)、「民間の事だから」ということにせず、県側の民間への指導もふくめて、住民生活に支障をきたさないように責任をもった対応をすることは、必要だと思います。住民から行政に除雪を要望しても、ぜんぜんらちがあかないということになっているようでは、ちょっと困りものです。

 中太閤山14丁目の道路は、きれいに除雪されていました。たまたま近くの棟で役員をしておられる女性とお会いしてお聞きしたところ、行政に言ってもどうにもならないので、「年末の大雪に続いて、昨日も知り合いのつてをたよって、その方のご厚意で重機で除雪をしてもらった」との事でした。

 これまでと制度が変わったとはいえ、県の所有であることには違いがないわけですし、

【富山県営住宅条例 第3条】
 住宅に困窮する者に対して、低廉な家賃で住宅を賃貸し、又は転貸することにより、県民の住生活の安定を図るため、県営住宅を設置する。

というように、県には、この立場で責任をもって対処してほしいものです。

 条例には確かに除雪費用は入居者の負担でという一文もあるのですが、駐車場部分と、県住の敷地内の事実上の生活道路になっている部分は分けて考え、除雪できるようにならないものでしょうか。

 というか、これまではそうしていたのですから、出来ないというのものどうかなと思います。

 近々、県の担当部局へ状況聞きに行き、出来る事なら前向きに対処してもらえるよう、働きかけたいと思います。

 (10日の県担当課とのやりとりでわかったこともあり、記述を一部訂正しています。また、原因を「合併して射水市が発足したこと」との記述は誤りでした。ご迷惑をおかけしました関係者にお詫びし、訂正します。)