今日は、黒河公民館で行われた3世代餅つき交流会へ参加。今年は、家族5人で行ってきました。
毎年、黒河の児童クラブが主催し、自治会をはじめ地域の各種団体の皆さんの支援をうけて取組まれています。
私も、子どもの手をとって、臼と杵でペッタン・ペッタンとお餅をつきました。
昔は、餅つきはどの家庭でも正月前の一大イベントだったのでしょう。米を蒸す人、つく人、モチを返す人、モチを整えたり切ったりする人・・・と、家族(あるいは親戚)がチームワークを発揮して、正月に食べるためのモチを一日がかり(?)でせっせと作る。まさに、「3世代交流」。
しかし、今では、どんな大家族でも、昔ながらの方法で餅つきする姿は、ほとんど見られないと思います。
核家族化がすすむ一方、農村部では若い世代の跡継ぎが減っています。こうしたなかで、地域の人たちが、祖父、父母、子どもという各世代が交流し合い、昔の伝統を引き継いでいこうとする努力は、大変貴重だと思います。
地域の婦人会やお年寄りの皆さんがもち米を蒸して、自治会長さんを先頭に老人会や児童クラブのお父さんらがはりきってもちをついておられました。
できあがったお餅は女性のみなさんがきな粉、ごま、あずきなどで仕上げてくださり、とてもおいしくいただきました。
遠い昔、私も祖父母の家で餅つきをした記憶があります。しかし、小学生の当時(もう30年以上前)にはすでに、「餅つき機」なるものが登場しており、親戚一同、あっという間にお餅ができあがる不思議な機械に驚嘆していた記憶があります。
その当時でさえ、杵と臼をつかった餅つきなどは、過去のものとなっていました。
スピードとか、衛生管理とか考えると、杵と臼でつく餅つきというのは、面倒でしょうがないものかもしれませんが、あえて、こうしてガンバルことが大事なのだと思います。
しかし、昔に比べても本当にお餅を食べなくなったなあと思います。このお正月にも、ほとんどお餅を食べなかったのですから。