24日、党富山県委員会としての政府予算交渉のため、上京しました。
朝一の飛行機や列車が雪のために遅れる可能性があるため、夜行バスに頼らざるをえませんでした。北陸方面からの夜行列車が昨年廃止されたため、夜行バスしか選択肢がないのが現状です。夜間、窮屈なバスのシートで揺られ朝5時すぎに池袋に到着、集合時間までネットカフェにて時間をつぶしました。
交渉は、参議院議員会館の一室で行われ、17名の党地方議員らが参加。井上さとし参議院議員も同席しました。
たくさんの要望項目がある中、重点要望について政府当局とやりとりがありました。
射水市関係では、新湊大橋の自転車・歩行者の防犯対策についての要望を提出。
新湊大橋の両脇にエレベーターが設置され、橋の下側にはガラスばりの歩行者自転車用通路が作られます。多くの場合、お年寄りや子どもたちの通学や移動に利用されることになります。しかし、この通路は、エレベーターに乗った瞬間から向こう岸のエレベーターで降りるまで、完全な密室空間となってしまう構造です。地元地域からは、防犯上の対策をぜひとってほしいという要望が出されています。
<国土交通省の回答>
国としては県とも調整しながら、防犯カメラや警報装置を設置することにしている。防犯カメラ・警報装置は25メートル間隔で21基設置する計画で、完成後は富山新港管理局で管理する。
そこで、私は一言質問しました。
<私の指摘>
主に利用するのはお年寄りとか高校生とかいわゆる弱者である。これらの人が密室空間で行き来することになり、場合によっては長い距離・長い時間を一人きりで歩かなければならないことになる。カメラや警報装置があったとしても怖いというが地元のみなさんの思い。できたら、両岸のエレベーター乗り口と、橋の中間地点に、常時ガードマンを置いてもらえないか?というのが地元の願いだ。
仮に、県や市が人をつけようということになったとき、設計の段階でガードマンがおけるような空間などをつくるような工夫も含めて、検討していただくことは可能なのか?
<国土交通省の答え>
完成後の管理は、富山県。県としてガードマンを配置することまでは考えていないと認識している。しかし、もしそういうガードマンの対策をとられるという事になれば、まだ完成まで2年があるので、設計上の変更など対応は十分可能だ。
防犯カメラや緊急通報ベルがついたとしても、遠くの場所で監視しているだけで、何らかの犯罪が起きて、現場に警察などが駆けつけたときには犯人は逃げ去ってしまっている、といった事にもなりかねません。
ガードマンの24時間配置は難しいとすれば、例えば日中は地元のシルバーの方々に警備をお願いし、夜間は警察の巡回パトロール地点に設定するとか、いろいろ対策は考えられるのではないかと思います。
いずれにせよ、ガードマンが常駐できるような場所を確保するために、設計変更の対応は可能だという点が分かっただけでも一つの成果です。
今後は、県が責任をもって安全対策とるよう求めていかなければなりません。
以前、富山駅の長い地下道を一人で夜間歩いたとき、ずっと向こうから人が歩いてきて何とも言えない怖さを感じた事があります。
やはり、お年寄りや子どもたちが安心して行き来出来る条件を整備することが行政の責任ではないかと思います。