昨年秋、庭に放置されたおがくず(薪をつくったときに出来た)が放置されていたのを片付けたとき、その中からなんとカブトムシの幼虫が発見されました。すでに3齢幼虫になっていたみたいでした。そのおがくずは、ブルーシート上に梅雨時期から夏をすぎてさらに秋まで放置してあっただけのもので、その深さは深いところでせいぜい10センチあるかないかという程度。卵や幼虫が育つ条件としては大変過酷ですが、健気に生きている幼虫が7匹。
小学生のときにのことを思い出し、とても懐かしい気持ちになりましたました。ある製材所裏で大量のカブトムシの幼虫を発見したときの事、それを飼ったけどもうまく成虫にさせることができなかったこと、腐葉土の匂いや夏の匂い・・・。
さて、この幼虫、その後は物置の中の水槽に、おがくずとともに入れっぱなしにされて、年を越しました。その後はどうなったか確認もしないままでしたが、2月の寒波の折、心配になって確認したところ、じっと丸く固まって生きていました。水槽だけでは寒さをしのげないと思い、ダンボールの中へおがくずを入れて断熱材代わりにし、その中へ水槽をいれ、さらに上からもおがくずをかぶせておきました。
最近はめっきり春らしくなってきたので、息子に「カブトムシの幼虫を見てみようか」と誘って中をのぞいてみたところ、元気に7匹が生きていました。息子はたいへん喜んでいました。私も童心にかえって、いろいろといじくって遊んでしまいました。今年もおがくずが大量に出るはずなので、またカブトムシが産卵してくれることを願っています。
この幼虫は、いつ頃さなぎになるのでしょうか、楽しみです。