日本オリンピック委員会は11日、東京都内で09年度JOCスポーツ賞の表彰式を行い、最優秀賞に選ばれたバンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子銀メダリストの浅田真央(中京大)と、同男子銅メダルで優秀賞の高橋大輔(関大大学院)がトロフィーを受け取った。
2人は、ユース五輪の日本選手団の前であいさつ。浅田は「目標を持って頑張ってください」と激励、高橋は「友達をたくさんつくってください」と話した。 【共同通信】
努力実った・世界の真央ちゃん
ヤクルトが由規投手(20)の弟で、仙台育英の佐藤貴規外野手(3年)を今秋のドラフト候補としてリストアップしていることが2日、分かった。
貴規は1メートル80、78キロの大型外野手で、今夏の宮城県大会に3番・中堅で全6試合に出場。26打数10安打7打点、打率・385と活躍し、同校の22度目の夏の甲子園出場に貢献した。球団側は以前から調査を進めてきたが、今夏県大会にも編成担当を派遣。関係者は「いい素質を持っている。思ったよりも打球が伸びるし、バットに球を乗せる技術がある」と高く評価した。
貴規は昨春に投手から野手へ転向。今夏の県準決勝の利府戦で高校通算16本塁打目をマークするなどパンチ力のある打撃と、50メートル6秒3の俊足が魅力だ。兄の由規によると「打撃は小さい頃から凄くうまかった。足も速いし、内野安打で稼ぐこともできる。僕よりも負けず嫌い」という。貴規の目標は兄と同じプロ入り。プロ野球界で「佐藤兄弟」誕生なるか。今後に注目が集まる。
早くもドラフト争奪戦高校野球