ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

渡良瀬遊水地を学ぶ

2010-02-23 08:35:42 | 地域活動・つながり
私の住む町は、利根川と渡良瀬川の合流するところの川俣に所在している。
町の南側は利根川で、北側は渡良瀬川に巴波川と思川が合流し、さらに谷
田川と板倉川が合流して、広大な湿地「渡良瀬遊水地」を形成している。
かつての鉱毒事件のあとを、住民を立ち退かせて遊水地としたものである。
その周囲は30Km、面積は3300Ha、北海道を除く本州最大の湿原だ。
今は、野外スポーツや散歩・観察・撮影などの人気スポットになっている。
今日もゴルフ場は満員のようであり、空には十数個の熱気球が飛んでいた。

「渡良瀬遊水地アクリメーション振興」という国交省がらみの財団がある。
そのアクリ財団が主催する初めての「渡良瀬遊水地環境学習講座」が、栃木
県藤岡町の遊水地に面したところにある「遊水池会館」で行われた。
この日は、「渡良瀬遊水地の概要・利用」「渡良瀬遊水地の治水と利水」「土
地の歴史」について学び、続いて渡良瀬遊水地の「環境Ⅰ:植物」、「環境Ⅱ:
野鳥」、「環境Ⅲ:昆虫」、「環境Ⅳ:魚類・水質」を学ぶことになる。
専門的に研究している人も多く、教材・資料となる印刷物も立派なものがある。

東京からも近く交通の便も良いので、野外レクリエーションには最適の場だ。
空には野鳥、陸には植物、水には魚類、そこに見所三点盛りの自然がある。
町行政も渡良瀬遊水地を観光資源として利用し地域活性化に活かしたい。
そこで、遊水地をより詳しく正確に理解しようと仲間と一緒に参加してみた。
「遊水地と遊水池、? 地と池の両方を使っているが・・」と、ひげ爺の独り言。
この歳で野外活動でもないのだが、本来の田舎者気性が芽を出したものだ。
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郷土料理「すみつかれ」

2010-02-16 09:16:35 | 食楽・年金ライフ 
この地域では、初午の日に「すみつかれ」を作りお稲荷様にも奉納する。
下野の国名から付けられたと言い、栃木地方では「しもつかれ」と呼ぶ。
それは、新巻鮭の頭と節分の豆まきで残った福豆に大根・人参の野菜と
酒粕、それに油揚げや竹輪を材料にした誠に合理的な田舎料理である。
年末からの飲み過ぎで疲れた胃腸にはやさしい「優れもの」とも言える。
我が家でも毎年 初午の日に、この郷土料理を作る習慣にしている。

今年は初午が1日であったので、節分後の二の午の日 13日になった。
前日に、酒粕と鮭と油揚げなどを買い、大根を掘り出して準備しておいた。
当日は雪がふる寒い日であったが、私が中心になって朝食後から調理作
業をはじめ、専用の鬼おろしで大根と人参をおろしてその材料入りの鍋を
火にかけて45分、酒粕を入れて30分、味付けして10分、作業は午前中
には終わり、ひげ爺宅の「すみつかれ」が出来上がった。
暫くはそのままにして冷まして、十分に味を染み込ませてから食べる。

2月の寒い時期の寒い日に、冷たい「すみつかれ」を食べることになる。
大根と人参から出る甘みに、塩と醤油が加わった素朴で独特な味である。
美味しいと云うほどのものではないが、何故か気持がほのぼのとする。
お隣さんが今年は作らなかったと云うので、少しばかりお裾分けした。
「持病の足腰に疲れが加わって『下つかれ』ぎみだ」と、ひげ爺の独り言。
はたまた、生まれて以来住んでいるこの地に「住みつかれ」かもしれない。
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立春をすぎた菜園は

2010-02-09 08:54:49 | 家庭菜園・庭・花 
暦は立春を迎えたが、気温は今年一番の寒さと言う日が続いていた。
冬の間 寂しかった我が家の菜園も、まだ活気を取り戻してはいない。
12月に里芋を埋め込み、1月に白菜を取り込み大根を埋け込んだ。
ブロッコリーやキャベツの収穫も終わり、長ネギも抜いて取り込んだ。
今は、露地でほうれん草、ハウス内で小松菜と春菊くらいが収穫期だ。
それでも秋ジャガは掘れば穫れるし、ゴボウ里芋は土中に埋けてある。
寒い畑では、キヌサヤや掻き菜が芯を伸ばしタマネギも元気がいい。
長ネギの苗床では、3月の植え替えを待つように順調に育っている。

2月になって、北風が吹く寒い中で敷地内にある果樹の剪定を始めた。
柿が3本、桃とリンゴと梅が2本ずつ、スモモにみかんや柚子もある。
時には雪が降り強風が吹いたので作業も中断したが、まだ時間はある。
庭ではサザンカが終わり、水仙が咲き、今、寒椿とボケが咲いている。
梅がほころび、こぶしと土佐みずきの蕾がふくらんで春を待っている。

3月を迎えれば畑作業が本格化するから、この時期に畑の準備をする。
大根や白菜や長ネギを取り込んだ後地を、堆肥を運び入れて耕作した。
2月も半ばになれば少しは暖かくなり、ヨモギやセリも伸びてくるだろう。
春を迎えれば、庭木にはそれぞれの花が咲き、枝には若芽が萌えてくる。
野菜も、種は芽を吹き芽は伸びて茎となり、やがて茎が枝葉を茂らせる。
「春が来ても、俺の頭の上は白くて寂しい冬景色だ」と、ひげ爺の独り言。
しかも、寒いので持病の腰痛が出て困る。3月までに治ればいいのだが。
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逆まつげを手術する

2010-02-02 08:42:21 | 食楽・年金ライフ 
2年少し前から左目の「逆さまつげ」が目を刺して痛い思いをしていた。
かなり充血していて涙も出る。そこで眼科医院に行き診察して貰った。
その時は、下瞼に肌色テープを貼って睫毛を下向きに変えただけだった。
暫くの間は様子を診ることで良いだろうと、テープと目薬が処方された。
テープを3~4日貼って下瞼を引っ張っておくと、暫く大丈夫だった。
以後は、自分でテープを貼っての応急手当の繰り返しで過ごしてきた。
世間はハンカチ王子にハニカミ王子で、私は「ハリテープ王子」だった。

しかし皮膚の退化なのだろうか、徐々にその効き目が弱くなってきた。
1回のテープ貼りの効き目が2ヶ月から1ヶ月、そして半月になってきた。
2年経つ昨年の夏ごろからは、テープを貼ることが頻繁になってきた。
テープが3日間、効き目が3~5日間では心許ない上にみっともない。
別件で内科医の先生に睫毛を抜いて貰ったが、1ヶ月でまた伸びてくる。
そこで、年明けに眼科医院に伺い、手術での治療をすることになった。

1月29日が手術日と指定されて、約束の時間に眼科医院に行った。
受付後直ぐに手術に取りかかり、わずか30分程で処置は終わった。
左目上をガーゼで覆い眼帯をかけたが、たった一日だけの辛抱で済む。
翌日の午前、術後経過を見ての結果は順調とのことで眼帯は外された。
切開したところが腫れているが、一週間後に抜糸をするだけだと言う。
「もうテープは要らない、腫れが引けば気も晴れる」と、ひげ爺の独り言。
でも医師は、皮膚の退化だから「またあるよ」と、嫌な事を言っていた。
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