遅ればせながら、お盆のお話です。
という訳で、お盆休み。
そろそろ夏山復活したいなーと、いうことで行き先に悩むものの、オコチャのこととか、体力のこととか、色々考えて、涸沢ピストン一泊の旅となりました。
久しぶりに持つ14キロほどの荷物に肩が壊れそうになりながらも、何とか歩いて涸沢に到着できた時はホッとしました。
8時半ごろに上高地を出発。天気は上々で穂高もくっきり。
何かとキレイな上高地周辺。
実は、今回一番しんどかったのが、徳沢まで。
徳沢に到着して、まさかのぐったり感。
徳沢で泊まるか、小梨平まで戻るか・・なんて案も出た位やったけど、その後、ペースを落とすと何とか復活。
体力落ち過ぎですわ。
横尾から少しずつ景色が変わってくるので、何とかモチベーション保てる。
心配してた本谷からの登りですが、ここが一番ペース良く歩けた気がする。
不思議やね。
なんて思ってたら、前から「えれぇこった、えれぇこった!」のヒロさんと奥様にすれ違い!
お会いするのは初めてですが、ブログもよく拝見してるので、お顔ですぐにわかって、思わず声かけさせてもらいました。
奥様も山装備がすっかり板について、お二人とも元気で素敵なご夫婦。
自分のカメラで写真、撮るの忘れて悔やまれるところですが、またどこかでお会いできますように・・。
と、元気もいただき、少し休憩はさんで、涸沢も目前。
Sガレまで来ると雲が少しでてきた。
登ってきた雪渓を振り返る。溶け溶けでズルズルの雪渓でした。
そして、到着した涸沢。
テントはこう見ると多いけど、少ない方。
さっそく、ヒュッテでおでんとビール。
でも、おでんの具はがんもしかなかったけど、生ビールが最高に美味しかった。
で、テントたててまったり時間。
今日はbig agnesのcopper spur ul2。
で、担いできた缶ビールと肉で再び乾杯。真剣な面持ちの焼き方ホーリー。
その後、睡魔に教われて起きたら、すっかり夕方。
気温も下がって、少しずつ星も出てきました。
定番の北穂方面。翌日、大事なものを借りに行く涸沢小屋が輝いてます
穂高の稜線
輝くうちのテント
と、久しぶりに星撮影もしたけど、自分の中での星撮り用のレンズは置いてきてたので、ピント甘し。
怠慢はあきませんね。。
で、ご飯食べて、ワイン飲んで、おつまみ食べて就寝。
そして、翌朝起きたら快晴。
空が青い
朝ご飯食べて、テント撤収してから、お楽しみのコレ↓
涸沢小屋でお借りしました、ボルダーマット
何度か来てる涸沢ですが、マット借りてボルダーで遊べるなんて当時は知らんかった。
で、その情報を得て、今回はシューズ&チョーク&ブラシを、ちゃっかり担いで上がってきた訳です。
これ小屋から一番近くてわかりやすい岩。登ってるラインは5級くらい?
基本的にトポはありません。
小屋から、あの岩とあの岩とかが登れますよーと教えてもらって、チョーク後を頼りに自分でラインを決めて登る感じ。
これも同じ岩、同じ面の右側の直上ライン、3級くらい?
絶景の中で返すマントルはさぞかし気持ちよかろう
穂高をバックにボルダー遊びというフォトジェニックな状況だけで満足してしまい、登りの方は超エンクラ。
それでも、久しぶりの岩の感触が嬉しい。
これは同じ岩の違う面。超フェースで、カンテ使ったら7級くらい?
カンテ使わない中央の直上ラインは、スタートとかもちょっと悪くて楽しかったけど、直射日光ガンガンでヌメヌメでした。
岩がかけたり、足が滑ったりとかでの事故や、ちょっとした引っかき傷なんかも自己責任。
とか、ここから5時間の下山を考えると、どうも一手が出ない、マントルが返せない、普通の岩場でもヘタレな私は、さらにヘタレさ発揮してました。
この辺で、テント場にほど近いお昼寝岩に移動。
ここは、日陰でコンディションは◎
6級と思われるラインのエクステンションは悪そうやった。
わりと、ムーブがあって楽しい5級と思われるラインの動画は撮ったけど、途中で切れてるし、撮る方向が悪くて、わかりづらいので、今回は却下。
お昼寝岩の右側の方です。
ちなみに、わたしはマントル返せずに敗退したよ。
と、3時間ほど遊んで終了。
初めての涸沢でのボルダー、楽しかった。
その後、マット返しに行ったら、小屋の人たちが、ゾロゾロと岩で遊びはじめたので、次はセッションしたいな。
という訳で、満喫した涸沢滞在も終了。
ここからは、上高地まで下山。
天気も良くて最高でしたね。
意外に、さくさくと歩けて、徳沢でカレー&ソフトクリームも満喫して、バスターミナルへ。
帰りのバスで見た平湯の森がえらいこっちゃだったので、初めてバスターミナルの上にある温泉に行きましたが、思ったより良かった。
山降りてから、ゲリラ豪雨とかもあったけど、滞在中は天候にも恵まれて良き日々でした。
久しぶりの山、ピークも踏まず、まったりでしたが、とりあえずは、こんな感じで十分っす。。
歩く体力、荷物担ぐ体力の低下っぷりに参りました。
とりあえず、痩せたからちゃう?という前向きの方向でまとめてみたけど。。
でも、やっぱり山はいいな。
たまには、こうやって歩いて、うまいビール飲むのは、クライミングと違った楽しさがあるもんです。
また行きましょう!
おわり