OKONOMIブロメグ

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六甲で迷い人。

2008年08月26日 | trekking
夏の六甲山に行って来ました。^^

急に涼しくなってきたここ最近。近場の山は暑そうで尻込みしてましたが、ベテランハイカーの佐々木さんから「週末に六甲山行きませんか?」というお誘いが。土曜日は仕事だったので、日曜日に決行。

阪急芦屋川駅からスタートして、高座の滝→ロックガーデンはいつものコース。今回はロックガーデンの途中から高座谷に入り、キャッスルウォールを経て、荒地山方面に抜けるという計画。途中に岩場もあっておもしろいコースらしい。。

が、写真の中途半端さからもわかるように、今回は迷いまくりの1日。もっと早いタイミングで東に抜けないといけない所をまっすぐ行き過ぎて、グルッと大回り。。果てはUターンしたり。。と、結局想像していたルートとは全く違うルートで荒地山の山頂に到着いたしました。^^;

荒地山での休憩中に「岩場行きたかったのになぁ」と3人。登ることはできても、下る方が難しい。地図にも下りは危険って書かれているルートなので、別ルートで下りて行こうか・・と思っていたら、佐々木さんが「行けるところまでこっちから下りていこう」と言うので、張り切って岩場を下ることになりました。

一気に、高度を下げて下っていきます。土の場所は滑るので要注意。岩場は、鎖やロープもありますが、岩に体を近づけすぎないように下りると問題なく下りれました。(二度ほど、こけかけましたが。。^^;)
で、問題なく岩場はクリア~と思いきや、再び迷い人。。高座谷に出るつもりが、再びはっきりとした現在地が不明に。。とりあえず、お腹も空いたので、奥まった広場でランチ。その後、踏み後と方角を頼りに進んで、獣道を脱出。少し広めの道を歩いていくと自分達が目指していた道よりも更に東のルートまで進んでいたことが判明しました。。

恐るべし、六甲山。一般的なルートは問題なく進むことができますが、少し中に入ると、表示もほとんどなく、地図に載っていない踏み後のあるルートが点在するので、非常に迷いやすい場所が多くあります。コンパス、地図を必ず携帯して、周りに見える景色も注意深く見て進むべきですね。。
時間帯、持ち物、天候なども見て、このまま進むべきか、否かの判断が必要な時もあると思いますので、皆さんも注意してくださいませ。m(_ _)m

写真まとめましたので、良ければ見てください。

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沖島一周の旅

2008年08月21日 | カヌー&カヤック
久しぶりにカヤック記事です。^^

思い起こせば、5月の本栖湖以来、水遊びしていない私達。何とかお盆休みはカヌーキャンプに!と思っていたのですが、結局取れた連休は16日17日の土日のみ・・。土曜日の夜から天気が崩れるという天気予報と、お盆休みの最終日の渋滞を恐れて結局土曜日だけの1日カヌー遊び行ってきました。

場所は、いつもの琵琶湖。自艇を買ってからは、湖西や湖北ばっかりだったのですが、今回は湖東の近江八幡に行ってきました。
エントリー場所は近江八幡休暇村に隣接する宮ヶ浜。湖水浴をメインで楽しむ浜辺から少し外れたところからからのエントリーなので、湖水浴を楽しむ人たちの邪魔になることもありません。しかも、目の前が芝生の広場なので日陰に入れば組立ても楽々です。
ただし、このエントリー場所付近では、カヌー体験のアクティビティもあって、時間が重なると、体験者のポリ艇に囲まれるかもしれませんので、要注意。ちょうど去年の今頃、私が始めてカヤックを体験したのもこの場所でした。何とも扱いづらいポリ艇で、すんごく苦労した思い出が甦ります。^^;

さて、今回私達が目指すは湖に浮かぶ沖島。今もおよそ500人が定住していて、湖に浮かぶ島に人が住んでいるという例は日本だけでなく世界的にも極めて珍しいそうです。
宮ヶ浜から島を一周して再び宮ヶ浜に戻ってくる約10キロの工程。島の一周は岸沿いなので大丈夫ですが、一番の難所は宮ヶ浜から沖島の2キロ。2キロといっても、琵琶湖は少し沖に出るとかなり風の影響を受けるので、天候との相談は必至です。ついでに、ブイを越えると動力船がたくさんいますので、コレにも要注意です!
幸い土曜日は、風もほとんどなく良いコンディション。でも夕方からは天候が悪くなるとのことだったので、11時頃には出艇しました。

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宮ヶ浜に戻ってきてから、ブイの手前で沈脱の練習をしました。夏にやろうと決めていたのですが、やっと出来ました。これで、突然の沈にも対応できるかな。。^^;その後、艇の片づけをしていると雨が・・。慌てて片づけを済ませて、大阪方面に。。本当はどこかでキャンプもしたかったけど、雨だしね~。。仕方なく帰りました。><

さて、次はいつ漕げるかな・・。


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FESTA de RAMA '08

2008年08月12日 | MUSIC
8月2~3日にかけて、FESTA de RAMAという野外フェスに行ってきました。

場所は広島県の瀬戸田。しまなみ街道沿いの瀬戸田というビーチがある島で行われるイベント。日程のタイミングも良かったのと、好きなアーティストが出るので行ってまいりました。行く決断が遅かったので、キャンプサイトは全滅。夜は友達が予約していたコテージに泊まらせてもらうという、何とも快適な外遊びとなりました。



感動したのは、会場が瀬戸田サンセットビーチという名前だけあって、最高の夕日が見れたこと。



後は、めちゃんこ暑かったこと。



好きなアーティストの良いライブが見れたこと。


他にも色々あったけど、楽しい2日間となりました。


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おわり

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山で食べるご飯

2008年08月11日 | trekking
みなさん、山に行かれたときはどんな食事をされてますか?

今回の涸沢行きで1番悩んだ事かもしれません。。日帰りだったらお昼にアルファ米もアリですが、ずっと食べるのはツライかなぁ・・ということでアルファ米ベースで少しだけアレンジしてみました。

結局、小屋などで食べる機会も多く、それほど「山のご飯」と題することもないのですが、みなさんの良い案などを教えてもらえると嬉しいなぁと思って記事にしてみました。

食べたもの、まとめてみました。

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三度の食事以外には、ドライフルーツ&ナッツをケースに入れたものや、バナナチップ、soyjoy、チョコレートなどを行動食にしました。登りだすと、一気にお腹が空くのでかなり重宝しましたが、ドライフルーツ&ナッツは好きな種類のものばっかり選んで食べてしまうので、最後の方はピーナッツばっかり余ってました。^^;

飲み物は基本的に粉末ポカリを薄めたもの。500mlの水に対し、分量の半分の粉で十分でした。ボトルに入れて持ち歩いてましたが、やっぱりハイドレーションがあれば便利そうです。特に夏は気軽に水分補給が出来る状態じゃないと脱水症状になりかねないですもんね。。

そして、最後にお酒。これも悩みました。。割と飲む二人なので、どれ位必要なのか?ということ・・。結局、担いで持って行ったのは缶ビールが2本ずつ、ナロゲン500mlに入れた焼酎だけでした。足りない分は我慢!という思いで行ったのですが、これにヒュッテで飲んだ生ビール2杯ずつで十分足りました。焼酎なんて持ち帰る羽目になった位で。。眠るのも早かったし、呑む元気までなかった・・という感じですかね。。思ったよりお酒いらないんだ!と意外な結果が出てよかったです。^^

まだまだ課題が残る山登りですが、「今度はこうしよう」「ああしよう」という考えも増えて楽しみが増えております。

早くまた行きたいけど、この暑さがネックですな・・。


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上高地トレッキング~帰路

2008年08月09日 | trekking
涸沢3日目。朝起きるとそこには幻想的な空が広がっておりました。

前日、雨が降っているままに就寝となったのですが、朝方4時ごろにはすっきりと澄んだ空。何時頃からこうなったのでしょうか。。星空も見れたかなぁ。。今日こそ夜中に起きれば良かった!と後悔するような朝でした。
そして、有名なモルゲンロート。昨日の分厚い雲はどこに行ったのか・・と思うような澄み切ったクリアな空と赤く染まる穂高がキレイでした。^^


<写真では上手く表現できないのが悲しい所・・でも、キレイだったのですよ。^^;>

しかも、日が昇りだしてからは、抜けるような極上の青空!
「おい!なんで昨日この天気じゃなかったの!!」と言いたくないけど、奥穂から何も見えなかった事を思わずぼやいてしまう快晴。。でも、帰る日が雨っていうのも嫌だし、また穂高に登る楽しみが残ったので、良しとしましょう。

piyo家と少しお話をさせてもらったり、朝食を食べた後は撤収準備。何枚写真に撮っても物足りないほどの、最高の景色に別れを告げて8時ごろにテント場を出発。この瞬間、本当に寂しかった・・。
とか言ってる暇もない位に暑い。。ヒュッテにて水を補充し、中に着ていた長袖を脱ぎ、歩く準備万端!


<あ、カメラ目線。(笑)>

快晴の中、調子よくズンズンと下りに入ります。見えなくなっていく涸沢を惜しみながら、歩いていくと、涸沢で見送ったpiyo家が休憩中。「あ、どうもどうも!」と挨拶を交わして、再びズンズンと下りて行き、本谷、横尾、徳沢と過ぎていきます。


<本谷橋を渡ります。行きしな苦しめられた急登も下りは余裕~。>

そして・・丁度お昼時12時前に明神に到着!前回の時は徳沢で食べたカレーが後を引いて食べられなかったアレを食すために、明神橋を越えて行ってきました「嘉門次小屋」。アレとは、もちろん岩魚です。^^とりあえず一足お先に到着の乾杯。んで、2人で岩魚定食をモリモリ食べて大満足!ほんとに、ほんとに美味しかった~!!^^


<これが岩魚定食!頭からかぶりついて尻尾まで全部食べれます!おいし~!>

その後、再び明神橋を越えて河童橋に向かおうとすると、再び明神で休憩中のpiyo家に遭遇。「お~!また会いましたね~!」って同じとこ目指してるから自然な事なんだけど、ちょっと笑えてきました。(笑)

その後、満腹の状態だったので、少し辛かったですが、難なくバスターミナルに到着!
「とにかくバス!」と、あかんだな行きのバス停を探すと、結構人が並んでおりましたが、ギリギリ補助席にて次のバスに乗ることができました。ただ、バスに乗るとき、カメラレンズが入ったザックを車内に持ち込むために持ち上げた瞬間、持病の腰をグキッとやってしまいました。。完全に気が抜けていたのでしょう。。馬鹿ですね。。その後、2~3日痛みが続きました。(泣)

バスに揺られること30分弱、「あかんだな駐車場」に到着。自分の車に戻ってきた瞬間「下りてきたんだ~」と実感いたしました。なんだか、嬉しさと、寂しさが入り混じった変な気分。あっという間だったけど、すんごい充実した3日間となりました。まぁ、引き換えに、ホーリーは膝、私は腰に爆弾を抱える結果になったのですけど。。^^;

その後、ボロボロの体を癒すために「ひらゆの森」という近くの温泉に行ってきました。高すぎない温度のお湯が気持ちよい温泉なのです。久しぶりに入ったお風呂は本当に気持ちよくて、これから4時間ほどかけて大阪に帰るパワーをくれたような気がしました。^^
そして、お風呂に上がって、ソフトクリーム食べながら帰ろうと思ったら、再びpiyo家に遭遇!「またや~!」とお互い照れ笑い。(笑)行動パターン同じすぎ。。^^;きっと、これが最後だろうと、お別れの挨拶をして「ひらゆの森」を後にしました。

その後、3連休の最後の日とあって、高速道路は渋滞続き。。帰りのPAでpiyo家に会わないかと探しましたが、さすがに会いませんでした。(笑)

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現実に戻るのが困難なほど、素晴らしいシチュエーション、とびきりのアクティビティ、最高の時間を過ごせたこの3連休に感謝です。^^ついでに多大なる疲れもいただきましたが。^^;

たったひとつの後悔は涸沢小屋でソフトクリーム食べ忘れたこと・・。しかも、小屋も未踏のまま。。あそこまで歩く元気がありませんでした。><
次、行った時は絶対行こうっと。


<お疲れ様でした。^^>

おわり

次回は番外編 手短に山のご飯レポです。


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上高地トレッキング~ピークアタック編

2008年08月07日 | trekking

涸沢2日目。本日の予定はザイテングラートを経て奥穂高岳日帰りコース。

朝は4時半ごろに起床。すでに歩き始めている人もいるけど、お天気はすっかり下り坂。雨はまだ降ってませんが、いつ降ってもおかしくない空模様。しかも、本日、目指す奥穂方面は雲に覆われて全く見えない状態。(泣)

とりあえず、腹ごしらえ!とアルファ米で簡単に朝食を済ませた頃には、とうとう雨も降ってきました。まぁ、山なのでお天気のことは何も言えないのですが、気軽にカメラ持って歩けなくなるのが困ります。。ただ、備えあれば憂いなしで持ってきた雨グッズをくまなく使えたので、担いできた甲斐がありました。w

その後、準備も万端で出発。アタックザックの中にはアイゼン、行動食&非常食、着替え、ファーストエイドキット、小物、水くらいなので、めっちゃ軽い!しかも、ほとんどホーリーのザックに詰め込んだので、私はほぼカメラ&レンズだけ。あまりにもザックがスカスカなので、上げ底のために、ヘクサライトチェアーを入れる程の空荷でした。^^;
やはり荷物がないだけで足取りめっちゃ軽かったです。雨の中てくてくと、なだらかな涸沢カール内を登っていくと、怪獣の背中みたいなザイテングラートの取り付きに差し掛かり、その荒々しさに感動。


<この岩の島みたいなのがザイテングラート。霧で先は見えません。。>

ザイテングラートとはドイツ語で側稜や支稜という意味ですが、 日本では一般的にこの涸沢から白出のコルまで続く高低差330mの尾根の事を言います。

「何だか長そ~」っていうか、涸沢から見えていた厚い雲の中に入りかけているようで、遠くはほとんど見えず、相変わらず雨も降ってて、視界はめっちゃ悪っ。
少し休憩を入れてからスタート。登っていく感じは、六甲のロックガーデンにも似た感じで、両手、両足、全身を使って高度を上げていきます。ちょっとでも、ペースを乱すと心拍数が破裂しそうになるので、一歩、一歩自分のリズムを作って歩いていくと、順調に登れました。雨だったので、鎖やハシゴで滑らないように注意が必要でした。
ひたすら同じ様なガレ場を登っていくとようやく白出のコルに建つ穂高岳山荘に到着。はっきり言って、最後の方は凄まじい霧状態で全く先が見えず、山荘も目の前に来るまで発見できずに迷いかけました。><
雪の時期や天候が悪い時は普段は簡単に到着できる場所にも、到着できないって事を心から理解。視界良好って初心者には本当に助かる状況なのですね。。

というわけで、穂高岳山荘から奥穂へ上がるルートもほとんど確認出来ない状態だったので、しばし山荘前で休憩。雨は止み始めておりましたが、寒い。。山荘で何か温かい飲み物でも・・って、みなさん思考が同じ様で、山荘の中は超満員。


<人でごった返す山荘内。山荘泊の人は奥の空いてるスペースに行けるようです。>

「こりゃ奥穂行きは厳しいかなぁ」と思い始めた矢先に風がビューンと吹いて雲が流れ、一瞬青空が!!奥穂に向かう岩場もバッチリ確認できる状態に。
その瞬間に山荘にいた多くの人達が岩場を登り始めたので、空いた山荘に入り、しばし休憩。その後、雲は出たり消えたりを繰り返していたので、タイミングを見計らって私達も出発。やっぱり雲に覆われてきて、すぐに山荘の赤い屋根も見えなくなり、下界に見えているであろう素晴らしい絶景は全く拝めないまま岩場を登ることになりました。。
奥穂高岳はいきなり鎖やハシゴのある岩場になりますが、ザイテングラートの時と同じ様にバランスを崩さないように、全身で進めば問題なくクリアできるルートでありました。


<こんな感じで登っていきます。たまに足がすくむポイントがありました。^^;>

問題なくって・・空荷だったからこう言ってるけど、荷物重かったら無理だろうなぁ。。^^;
後、ハシゴなど狭い岩場は下りてくる人と登る人の交差で渋滞になりがちでした。どこでもそうだけど、その時の状況、時には思いやり、時にはルールに合わせて譲り合い。

急登を過ぎた後はゴツゴツした岩場を登り、霧の奥穂高岳に到着。天候が良ければ富士山まで見えるという穂高連峰の最高峰からの景色は一切見ることができませんでした。(泣)
「ちゃんとピークで写真撮らんと登ったの嘘やと思われるで!」
というホーリーの一言に感化されて、何も見渡せないピークに立ってる写真を撮ろうかと思いましたが、人が多すぎて諦めました。。
まぁ、ピークの為に登ってる訳ではないので、コレで十分です。何も見えないしね。(泣)

で、大変なのはこれからです。
こういう岩場って登るより下りる方が難儀なのですよね。。足を痛めないように、ドスンと下りないように、バランスを崩さないように下るのは、相当の体力がいりました。><
何とか穂高岳山荘まで帰還し、昼ごはん休憩。ビール飲みたかったけど、まだザイテングラートの下りがあるので涸沢まで我慢!
休憩の後、涸沢に帰ろうと再びザイテングラートの取り付きに到着しそうな瞬間、雲が晴れて涸沢が一望!これで一気にテンションアップ!ホーリーに「あそこに立って!」「そのまま止まって!」「あの崖に立って!」と、危険な注文を浴びせつつ写真を撮りながらの下りとなりました。


<撮るの遅いのでいつもこんな感じ。。>

これがまずかったのか、この下りですっかり膝をやられたホーリー。かなり痛そうで未だにズキンと来るらしいのでかわいそうです。


<ザイテングラート終盤。雲が多いけど涸沢ヒュッテはギリギリ見えてます!>

そんなこんなで、何とかザイテングラートも終了。個人的にはこの先の雪渓が1番怖くて、急な下りを2回も滑ってこけてしまいました。。しかも、ストックの付き方と歩き方を指摘してくれたホーリーに逆切れ。
後々、「ほんまに命にかかわるんやから素直に聞き入れろ」と怒られました。納得です。。
結局、2回コケの後にアイゼンを装着して涸沢まで下っていきました。ホーリーの膝の爆弾や私のお粗末な歩き方のせいで、涸沢に到着したのは午後3時位、奥穂Uターンで約8時間もかかってしまいました。

しかも、涸沢に到着したら今まで止んでいた雨が降り出し、慌ててテントへ。とにかく生還のビールだけは呑んで、後はまったり。降り出した雨は止むどころか激しくなり、結局、寝るまで降り続けておりました。。



写真まとめましたので、良ければ見てください。

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2日目の涸沢、体力的にはグッタリしてしまいましたが、初めての経験も多く、すごく充実いたしました。^^
魅力的な北アルプス。。さらに登山への興味(&物欲)が増長した1日でした。


次は涸沢の朝&帰り道に続く・・。


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上高地トレッキングの旅~続き!

2008年08月05日 | trekking
やっと、書けました・・続き。^^;

別に、写真に写っている他の観光客を片っ端から消していた訳でもなく(爆)、ただ単純にめっちゃ忙しかったここ最近。
ようやく目処がつきそうなので、続きもバンバン書けそうです!(ホントかな・・)

というわけで、行ってまいりました上高地。目指すは、噂に名高い涸沢カール+α。

金曜日の夜10時くらいに大阪を出発し、平湯から程近い“あかんだな駐車場”を目指します。出発地の上高地に行くには、マイカーは禁止。バスやタクシーなどの公共の交通手段で行くしかないので、この“あかんだな駐車場”からバスに乗る予定。

夜の10時出発だし、最初のドライバーになれば良いタイミングで交代して寝れるかも・・とあわよくばな思惑を胸に出発時から運転席に座るも、11時過ぎに寝てしまった助手席のホーリーを横目に高速の最終降り口の中部縦貫自動車道「高山IC」まで1人で運転する羽目になりました・・。しかも、途中すんごい霧で、めっちゃ怖っ。(泣)
無事に着いてよかったですよ、ほんとに。。

ところで、中部縦貫自動車道。前にたつさん家にも教えてもらってたのですが、随分伸びて高山市内を通らなくてもOKになってました!かなり時間短縮ですね~。去年来たときは、高山市内を通らないとダメだったので、途中にある例の「丸明」で肉食べたなぁ。。あの肉は何の肉だったのでしょうね。w

まぁ、そんなことは良しとして、何やかんやと“あかんだな駐車場”に到着したのは2時前。駐車場が開くのは2時半だったので、それまで星空を拝んだり、ちょっとだけ写真撮ったりとダラダラ過ごすものの、すんごい寒い。猛暑の大阪からは考えられないような気候。ここで、これだけ寒かったらもっと標高が上がるとどうなるんだろう・・。。と少しドキドキ。
その後、駐車場に入り、ビールで到着の乾杯をして、少し仮眠・・のはずが、興奮気味で眠れないまま、4時50分発の始発に乗るため4時に起床。
「眠い~!」とグズりながらも空は超快晴!嫌でもテンションあがります!^^
何とか始発にも乗れて5時半位に上高地のバスターミナルに到着。すでに人もゴロゴロしております。出発準備を済ませ、6時にターミナルを出発。


<ザ・上高地の河童橋。やはりここからの穂高の眺めは良いですよね。>

ほとんど人がいない河童橋を経て、明神、徳沢まで順調に進みます。去年、日帰りでUターンした徳沢以降は未知の世界。それでも、景色の大きな変化はなく横尾に到着。


<横尾のテン場近く。青空が気持ちよかった!>

相変わらず天気は抜群!日が当たると暑いけど、日陰を歩くことが多いので、薄手の長袖でOKでした。荷物も、私が16キロ位、ホーリーが20キロ位ではありますが、平坦な道が続く道中だけに、重さにも慣れて順調。

その後、横尾を過ぎると景色も少し変化してきます。青空がスコーンと顔を出してきて、左に雄大な屏風岩が望めたり、道も少し登山道らしくなってきます。視界も開けて眺めもよし!気分良くそのまま快調に本谷橋に到着。


<絶好調に晴れ!日差しがきつかったです。>

と、まぁ、ここまでは順調。よくある話です。^^;
このルートをご存知の方は、ここからの変化はよくご存知のこと。初体験の私たちも、本谷橋で少し長めの休憩をして、「さぁ!ここから本番!」と気合を入れて出発!
いきなり始まる急登。今までが今までなので、ギャップが激しいのですよね。^^;
それでも、何とか進むものの、歩くスピードが今までの3分の1ほどに激減。進むにつれて、荷物の重さが肩に響き、日差しも暑くなって、心拍数も上がりまくり。。「しんどーい!」大声で叫びたい気持ちも、余計に疲れそうだからやめ。><
慌てずゆっくり、ゆっくりと一歩一歩進んでいき、たまに休憩を入れて、またゆっくりを進んで行くこと数時間。。


<ふと見上げるとキレイな飛行機雲がくっきり!きれ~!だけど、しんど~い!><>

「涸沢は見えてきてからが長いんだよね」
よく聞くセリフですが、初めてだし、思った以上に雪が積もってるし、どれが涸沢かハッキリしない。。
「あの見えてるのが、涸沢やんな」「多分、そうやろ」みたいな曖昧な会話。
というか、登ることに必死で会話も流暢にできない状態。

まぁ、結局それが涸沢だったようで、林道を抜けて出てきました雪渓。これほど積もってるとは思ってなくて驚きましたが、思ったより滑ることもなく問題なくクリア。今年は梅雨の雨が少なかったので、例年以上に雪が残っていたそうです。


<うなだれて登っております。ゴールまであとちょっとだ!頑張れ~!>

相変わらず、歩くペースはめちゃ遅の中、とうとうヒュッテと小屋の分岐に到着。「え?ほんまに着いたの?」と驚きを隠せない私。しかし、ここで一気にテンションアップするには体力が足りない。。><
とにかく、ほんとのゴールまで頑張ろう。。と、まっすぐ、ヒュッテに向かって登っていくも、ほぼ限界。
「めっちゃしんどいわ。。」
心の叫びと共に、ゆっくり歩いていくと、とうとうヒュッテに到着。そして、見えたのは目指していた涸沢カール&テント場。
「やった~!」
なんて、飛び跳ねて喜ぶような元気はないけど、ただひたすら広がる穂高連峰の絶景に感動。「着いた・・」独り言のように言いながら、何だか幸せな気持ち。体はどっぶり疲れてるけど、こみ上げる充実感。


<写真ではよく見た涸沢ヒュッテ。後ろに見えてる北穂もくっきり!>

誘惑にやられる前に、そのままの勢いでテン場に行き、テントの設営場所を確保&設営。この段階では、思ったより空いてて、割と自由な場所に設営できました。その後、待ってましたの生ビール&おでん。
ちょっと、ビールの冷えが甘かったかな?という気もしたけど、標高2300mで生ビール飲めることに感謝、感謝。とにかく体に染みわたりました。^^

結局、バスターミナルを6時に出発し、到着したのはお昼の12時半。徳沢、横尾、本谷橋で休憩したことも考えれば、まずまずです。
その後、ビール飲んだら、睡魔がガツーンと襲ってきて、そのままテントでお昼寝。
2時間ほど、グーグーと眠ってしまいました。

あぁ、何て幸せな時間なんでしょ。
これからの楽しい旅を暗示しているかのようですね。^^

その後、夕方前に目が覚めるとテントの数もかなり増えておりまりました。


<カラフルなテント群とガレ場が涸沢に来たことを実感させてくれます。>

その後ウロウロと散策していたら、涸沢ヒュッテでとうとう見つけました!piyosukeファミリーご一行様(笑)。ブログの記事に涸沢行きのお話しを書いてらっしゃったので、カヌーオフ会ぶりにきっと会えるだろうと楽しみにしておりました。^^


<小学生のお嬢ちゃん2人も元気に歩いてこられたとか・・。本当かっこいいですね!>

その後、木谷橋からの苦行などを語りあったり、なぜ荷物が重かったのか<答えはコチラ(笑)>などの話で盛り上がりました。こういう場所でお知り合いに会えるって良いもんですね。
しんどいことも、幸せなことも、分かち合えるような気がします。^^
お嬢さんの登ってる様子なども詳しく書かれてますので是非ご覧ください→「みどり原人の部屋」(笑)

楽しい出会いの後は早めの夜ご飯と担いできた缶ビールで乾杯。星が少し見え始めたので軽く星空撮影をして8時ごろに就寝しました。


<夜中になればもっとキレイかなぁと2時に起きたけど曇ってたので涸沢唯一の星写真です。。>



写真まとめましたので、良ければ見てください。

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やっと1日目が終了した所なのに、長文になっちゃいました。
まだまだ続きがあるのに~。。

とりあえず今回はこれにて終わり。

次回は、翌日のピークアタック編につづく・・。