『海月姫』で東村アキコ先生の存在を知り、
さかのぼって同氏の『ひまわりっ 健一レジェンド』を知りました。
コツコツとブックオフでこつこつと購入すること数ヶ月、やっと8巻まで揃いました。
あと2巻(既刊10巻)、そろそろ書店で買うべきなのか
この漫画、説明するのがすごく難しいです。
初期のコンセプトは
「主人公の女の子がお父さんの理解不能な動きに振り回される」
話だったと思います。
ところが、2巻ぐらいからサブキャラクターが勝手に動き出して
「主人公の女の子が会社の先輩後輩、天然ボケの彼氏(?)に振り回される」
話に大幅転換。 俄然、話が面白くなりました。
サブキャラクターがとても馬鹿馬鹿しくてよいです。
特に副主任と蛯原先輩のコンビが良いです。
副主任のようなキャラは従来は「おばさん」のカテゴリーにいれられて
あまり目立たないのが常だったのですが、
この漫画の中では思いっきり暴走、妄想してくれて
主役をくいかねません。 いや、くってます。
蛯原先輩も「少女漫画の魂をもつヤンキー」という
キャラ自体はよその漫画でも見たようなキャラなのですが、
副主任という触媒を得て伸び伸びと動いています。
3巻ぐらい読み進まないと真価が分かりにくい漫画です。
絵については好き嫌いあると思います。
お世辞にも丁寧に書いているとは思えないし。
ただ、その勢いのある絵と勢いのあるストーリーが絶妙にマッチしています。
東国原知事もびっくりの宮崎愛に満ち溢れたこの漫画、
疲れた時に読みましょう。そのくだらなさが貴方を元気にしてくれます。
最新の画像[もっと見る]