雪月花徒然

中国ドラマ大好き。『琅琊榜』『一枝梅』『金玉良縁』なんかが好き。
胡歌さん、霍建华さん、张智尧さんのファンです。

顕勝門 (琅琊榜ツアー16)

2016-11-26 23:55:29 | 2016.11 琅琊榜ツアー第1弾
昼食後、顕勝門を目指す。
『琅琊榜』第一話で、誉王が琅琊閣へと登る、あの道である。
無論、通常、日本人観光客がこんなところへ来るはずもない。
怪しすぎる日本人グループである。

このあたりは、『神鵰侠侶』で言うところの、絶情谷である。

↑これはトイレである。
ガイドの陳さんが、少し中国語なまりの日本語で
「こちらは絶情谷のトイレです。トイレ行きたいヒトはどうぞ」
と言ってくれる(笑)。陳さん、カワイイ。

そして、顕勝門が見えてきた。



テンション上げ上げで進んでいくが、やがて道は極めて危険な状態に‥‥‥。
わしゃ川口浩ではないのだが(古っ)。



オマケに雨は降ってくるわで、これはかなり恐怖。
あとで聞いたところによれば、地元の山仕事して降りてきた男性が、
このところ人が通ってないから滑るので気をつけろと教えてくれたそうで。
そりゃそうだよなー‥‥‥。
断腸崖や観音洞のような長い階段ではないものの、
とにかく『危険』としか言いようが‥‥‥www

ここから先は本当に危険なので、行きたい人だけ行くようにと言われ、
通常ならば運動神経の鈍い私は当然待機すべきなのだが、
やはりここで断念するわけにはいかない。
濡れた飛び石を渡り、岩肌に張り付いて進み、というような
かなりヒヤヒヤする道の連続。


( ↓ この一枚は葛さんのツイートから拝借した画像)

去年のドイツ旅行のときにはいてた靴なら、まず間違いなく滑って
大変なことになっていたと思う‥‥‥。
今回の靴は、相変わらずニッキュッパの安物ながら、スーパーの店員さんが
歩きやすいと勧めてくれたもので、なるほど疲れにくいし滑りにくい。
スーパーの店員さんサマサマである。

そうこうして、一番上に着いた!!
誉王サマも、この険しい道を登られたのね!と感動ひとしおである。
あとはもう、とにかく滑らないように気を付けながら、
今来た道をひたすら戻る戻る。
戻りはますます恐ろしいが、来た以上は戻らぬワケにもいかぬ。
そして一番の難所を戻り終えた途端、
あれ!? 雨がやんだ!!!
なんでやねん、おい(´-ω-`)。
あれは琅琊閣を訪れるための試練だったのか‥‥‥?

そして戻っていく道の向こうから、あれあれ? ヤギの一団が‥‥‥。

主はおらぬ様子。
野良ヤギ?
放し飼い?
子ヤギもいて、「ユキちゃん!」と写真を撮りまくる我ら。
子ヤギと見るとなんでもユキちゃんと認識する日本人。


こうして、琅琊榜ツアー4日めは暮れていったのである。
疲労困憊の、サバイバルな一日であった。


そして、夕食時。
なんとなんと、添乗員さんが、手炉を用意して下さった!
宗主がいつも持っておいでになる、あの手炙りである。

宗主のものに比べるとちょっと金ピカで可愛らしいが、
初めて触れる手炉に皆コーフン!!
かなり熱々なので、布越しに持たせていただく。
私以上の世代は、豆炭を入れたアンカなども使用した経験があると思うので
(実際、わたしはオトナになるまで豆炭のアンカを使って寝ていた)
なんとなく懐かしい感じがしたかもしれない。

ようやくホテルに戻り、『琅琊榜』を見る。
誉王殿下が出ておられた。

殿下、琅琊閣への道は険しゅうございましたね、と語りかけてみる。
あんな苦労をして麒麟の才子のご託宣を得たというのに。
とんだ詐欺に引っかかったもんである。
お気の毒な殿下‥‥‥、顕勝門を登ったからこそそう言えるのである。

                         (つづく)

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