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今日あった事、感じた事を自分の言葉で自然体で

アフリカの瞳

2005-08-18 22:08:37 | entertainment
今、読んでいる本は 『アフリカの瞳』 帚木 蓬生:著

帯に書かれていた言葉
 ― ここではエイズという絶望すら、白人資本に狙われる…。 ―

実は、まだ読んでいる途中だけど・・・

南アフリカのHIV問題、貧しい医療事情。

HIV感染
毎日200人の赤ん坊が、HIVに感染したまま生まれてくる
だが、貧しい彼らには高価な治療薬など手に入れることはできず、
かろうじて国産の抗HIV薬と称した、価格は欧米の百分の一の
少なくとも白人は効用を信じていない「ヴィロディン」を飲むしかない。
そこへ付け込んで、治療を装いほんの涙金でエイズの新薬の治験を
行う欧州製薬会社。


そして貧困問題
~アフリカの現状に対して、世界各国からさし伸べられる援助は
 おしなべて無益なものが多い。…
 加えて、援助が被援助国の文化経済を破壊する加害者にもなって
 いる。 … 先進国から放出された余剰食糧が飢えた国の自前の
 食糧生産を妨げ、さらに飢えを強めて援助依存の悪循環を生むだ
 けだ。…小麦の援助がもともとアフリカにあった伝統的な主食を
 追いやってしまう。
 中古の衣料品が大量に援助物資としてはいってくると、もうその
 国の伝統的な手製の織物はたちゆかなくなり、消えるしかない。
 そうした実状を真に理解している先進国がどれほどあるだろうか。
 おそらく無理解のまま、善意の援助が節操なく続けられている。 ~
(以上、本文より抜粋)

アフリカの状況があまりにも如実に描かれていて
ドキュメンタリー??と思うほど。

“この国に重くのしかかっている何重もの苦しみ” ショックだった。


でも、目をそらしてはいけないことが、たくさん詰まってた。
急ぎ、続きを読みたい。



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