ブログはなやさい

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2014年10月07日 17時12分04秒 | Weblog
『今年はしないんですか?』

『まだやんないんですか?』

ここ最近よく問われる質問だ

ランチタイムでも聞かれる


お待たせしました

今日からです




これは牛すじ




盛り合わせでご提供

おでん、でんでん。

5種盛 800円

3種盛 600円


ところで先日、お客様よりこんな食材をいただいた




取り出すと





答え







はじめて目の当たりにする

食い物商売しとるやつがそんなことでどうする

そう叱責されて怖々食ったが

軽い食感が具合よく

酒にも飯にも合うと思った


後日、雑炊に入れてみた


これはちょっと画像に残せない

かなりグロテスクで

見てくれが悪かった







策士

2014年10月05日 23時19分19秒 | Weblog
少し前、オダサクの『夫婦善哉』について触れた

ちゃんと読んだことがない、という理由で読んだわけだが

そもそもなんで『夫婦善哉』に目が行ったかというと

実はこの本を読んでいたからだった





パンク出身の作家が書いている、

時代の寵児としてもてはやされている、

アラーキーと共著がある、

中島らもが絶賛している、

などなどの初歩的情報は得ていたが

アングラな作品を読むにはもう歳をとり過ぎていると思い

彼の著書を本屋の書棚で見かけても

軽く会釈する程度でほぼ素通りしていた


だが先日ある古本屋さんで、

整然と並んだ文庫本の背表紙に軽く中指を触れ

つーっと左から右に指を移動させながら

あるマ行の名の作家の本を探していたときのことだ


中指がこの本の背に触れた瞬間、

ここで読まなきゃもうこの作家の本を読むことはない

となぜか強くそう思ってしまい

マ行の作家のことはすっかり頭から消えて

じゃ、読もうと

買って帰ったはいいが

テンポのいい文章を読むうちに

この本はひょっとして、『夫婦善哉』のパロディも含んでいるのではと勘ぐり

ということは『夫婦善哉』をまずしっかり読まねばとなり

それで前述のとおり『夫婦善哉』を読むに至ったわけである

結果的にパロディではなかったが。


で、『夫婦茶碗』である

町田康は感情を言葉に落とし込む才に長けてる

主人公の妄想というか幻覚というか

思考がエスカレートしていく様にも親近感を持った

ただの流行作家ではないんだ

彼ときちっと関わりたいと思い

続けてもう一冊読んだ





2編収録されている

『夫婦茶碗』のような軽妙なやり取りはないが

妄想、幻覚に溺れる者がここにもいた

ちょっと読みにくい本ではある

だからこの本は活字を追うということに拘らず

感じるように読めばいいと思う

すると町田康の計算が見えてくる

この作家、策士でもある


これで芥川賞を獲ったそうだ



















旬来

2014年10月05日 23時03分31秒 | Weblog
もう間違いなく秋である

立派な茸やしゃんとした秋刀魚を安定的に見かけるようになった

となると酒である

ワインの季節でもあるが

実は日本酒の季節でもある

『ひやおろし』である

ざっくり言うと、

春に造られた酒を秋まで熟成させた酒である

生酒を除く日本酒は、通常二度火入れ殺菌するものだが

『ひやおろし』は一度だけ

酒が完成した春に一度だけ火入れし、

その後秋まで熟成させている

で、どんな味かというと

フレッシュさもあるが落ち着きも伴っている

言葉で言っても仕方ない

グラスを片手に語り合いましょう