乳臭さに大興奮

今、私は演劇をやってない時間が多くて、
それは前からなんだけど、じゃあ芝居をやっていない時間はなにをしているかというと、したくもないし、将来性もない仕事をやってお金を稼いでいる。
ビジネスはビジネスとしてしっかりやらねばならぬのはいいとして、どうせならもっとやりがいのある仕事をしてお金をもらいたい、という熱が去年の秋ごろから起こりはじめた。
それで心機一転、職業を変えることにした。
保育士になる。
去年から、免許をとるのの勉強をしている。
そして、免許がなくても勉強中なら雇ってくれる保育所を探して、今日が実習面接の日。
行ってきました。
すげえ楽しかった。
いままで書面でしか知り得なかったことが実際に体験できるのはなんとカンドーすることか。
1歳未満の赤ちゃん、片腕で抱くのはもう結構重いです。
昼寝の時間になっても寝やーしません。
発見！こめかみ撫でると寝ます。
ベビー服の機能性とファッション性に脱帽。
はかせるオムツは大発明や！
免許もなく、子育て経験もない私にとって、そこは異文化だった。
赤ちゃんワールドもそうだけど、働くスタッフさんたちもすごかった。
みんな、一人に一つ、武器を隠し持っている。
ある人は手遊び歌の魔術師。
ある人は身体で遊ばせる名人。
ある人は後光さす笑みで寝かしつけの天才。
ある人は否定でなく強制でもない言葉で操る子供使い。
専門職である。
かっこいい。
「来週からね」と言われたので就職できたのだろう。
まずは７０人いる赤ちゃんの名前をしっかり覚えなくては。