不思議な学校

たった１年しか通わなかった調理学校のクラス会がありました。
いつもの５人に加えて４人。　開校７０周年だったかな、式典があり、その流れです。　式典には参加しなかったが、久しぶりの仲間に会いたくて飲み会に出ました。

卒業以来会っていない４人のうちの１人はすぐ見分けることができて、びっくりするほど変わらない可愛い女子だが、すでに子供２人のお母さん。　もう２２年も経っていて、みんな４０代になり、世の原動力世代です。
いつも会っているメンバーは気にしないが、やっぱり卒業以来という３０歳年下の集まりにはチョット恥ずかしい思いだったのに、いつの間にか昔話に大盛り上がりでした。

気になったのが、まったく思い出せなかった男子。　昔のアルバムを見せられて、やっと分かった。　本当に地味で目立たなかったコが、「このハゲ～！」と言いたくなるようなテカテカ頭に精悍な顔立ち。　鎌倉の大手蕎麦屋さんで働いているそうです。
「自分の店を持たないの？」　と聞いたら、いまどきは調理師でもサラリーマンの方が無事安泰だって。　大恋愛の末に、調理学校のあの助手先生と結婚したと聞いてビックリ。　２人の娘に恵まれて幸せな筈なのに、朝から酒を飲むとか。
マズイよ！　Ｔちゃん（この人はよくランチする心強い６０代）と２人で説得しました。
専門機関と相談しなさい！！！　肝臓悪くして死ぬよ！！！
強面てになったけど、この集まりで一番嬉しそうでよく喋っていました。　殆どアル中になってしまった彼の人生に何があったのでしょう。
１年だけのクラスメートなのに、瞬く間に２２年前に戻ってしまう不思議な学校です。