先週から今週にかけて、北海道ツアーと、ついでに帰省もセットにして、のべ10日間という贅沢な北海道滞在でございました。
ツアーのほうは、昨年に引き続き、さすらいのブルースマン・井上大地くんと廻る4日間。長津さんと廻る室蘭ええねん、苫小牧MAGIC SAM、そして故郷でもある札幌LOG、旭川は以前もご一緒させていただいている渡辺さんのブッキングでNEW KID IN TOWNという行程でした。
室蘭、苫小牧と天気が悪かったこともあり、8月と思えないような寒さに一気にやられてしまいました。本当に北海道に住んでいたのかと疑ってしまうような軽装だったことが悔やまれます。それでもライブはなんとか乗り越えた。頑張った。ちゃんと自分のステージをやりきったと思います。が、それにしても、ひさびさの北海道、アルバムを引っさげての北海道で、ベストコンディションじゃなかったことが悔やまれます。
そんな想いはありつつも、旅という部分も楽しんで廻ることができたかなぁ。
大地くんは、一人でニューオーリンズまでギターを弾きに行ったこともある生粋のジャーニーマン。彼と廻る旅は、ミュージシャンの旅のあるべき姿を思い出させてくれるようで、本当に楽しく刺激的です。苫小牧の街をカホンを担いで歩いたこと、旭川の焼き鳥屋さんで流し営業したこと、きっと忘れることは無いでしょう！
北海道でも、CDショップにご挨拶に行ったり、ラジオ局にお邪魔したりといったことをやってきました。
学生の頃に、ずっと聴いていたラジオ局や、いつも新譜をチェックしていたCD屋さんに売り込みに行くのは、また独特の感慨があるものだなぁ、と思います。
こうして自分の音楽を電波や流通に乗せていただくのは、想像もつかなかったのは勿論なのですが、あの頃、想像もつかなかったところに、今、大きなリアリティを持って携わっていることに、改めて感動を覚えたり、はたまた、流れた時間の多さにうろたえたりもするのです。
あとは、ラーメンを食べたり、フォークジャンボリーやハイジャックに飲みにいったり、旭山動物園の新しい飼育舎を観に行ったり。
もともと、仕事貧乏性と言うか、休みの時間もあまりのびのびと過ごせない性格だということは、ブログでも何度か書いてきたかと思いますが、今回もやっぱり「ああ、こうやって北海道で遊んでいる間に、みんなバリバリ頑張っているんだ」とか、まあなんともあずましくない気分で過ごした休日でした。体調を崩していたり、かと思えば営業に廻っていたり、なんだか、いつも以上にオンとオフが切り替えられず、悶々と過ごしていたようにも思います。
じゃあ、休むんじゃないよ、っていう話ですね。でも、休みの大切さも知っている。じゃあしっかり休めばいい、でも、とか、毎度毎度そんなことの繰り返しです。自分で自分が嫌になっちゃうなぁ。
とは言え、カラダはしっかりと休めて、東京に帰ってまいりました。
北海道とは10度以上も違う気温差にびっくりしていますが、これからまた過酷なツアーが続きます。しっかり踏ん張って、またここからの戦いに備えようと思います。
写真は、旭川の焼き鳥屋さん「いいね」にて、打ち上げのひとコマ。
お世話になった皆さん、室蘭ええねんのウッシー、苫小牧MAGIC SAMのHENさん、オクヤマケイ君、但野くん、渡辺さん、小野さん、長津さん、大地くん、ありがとうございました！
