らんかみち

童話から老話まで

深夜食堂、本当にそれでいいのか!

2009年04月05日 | 童話
 今回のビッグコミックオリジナル深夜食堂は、起承転結の起の、しかも一こま目を見て結を想像してしまって、まさかな~っていやな予感がしました。ぼくだけじゃなく、将棋ファンならみんな思ったでしょう。
「名前は林六段だが、だれもそう呼ばない」って、風貌も森信雄六段のそれと酷似。弟子を深夜食堂に連れてきたところで、そりゃ故村山九段の修行時代じゃないか! 唖然となって、お約束のハッピーエンドは予想通りのプロ合格。

 森六段といえば弟子の村山九段との関係で有名ですが、村山九段を育てて開眼するもがあったのか、まだ50台にしてすでに関西の名伯楽と謳われるほど多くの弟子をプロにしました。
 村山九段、増田、山崎、安用寺、片上、糸谷、そしてこのたびプロになった澤田と大石。なんと下半期に二人ものプロ入りだからすごい。しかも弟子たちはいずれも人気棋士で、片上は東大在学中にプロ合格、糸谷は阪大合格前にプロ合格。とまあ、名伯楽の下には優れた弟子が集まるものなんでしょうか。
 
 話は変わって、テレビで白い犬がしゃべるのはソフトバンクのCMだけど、最近になって茶色い犬がしゃべっているCMも流れています。それがなんと、色い犬にそっくりな物言いするじゃないですか。何のCMだったか、おいそれでいいのか? とあまりに無節操な設定に画面に向かってしゃべってます。

「剽窃は絶対に許しません」と、童話教室のお師匠さまは常々おっしゃってました。自らの首を絞める行為に他ならないということでしょう。茶犬のCMが剽窃とまでは言いませんが、白犬人気にあやかったというより、他人の褌で相撲を取っているようなもんじゃないのかな? 
 今回の深夜食堂も似たようなもんでしょう。森六段に一言くらいことわって掲載したなら、森先生がブログで毎日出題する詰め将棋を解いて楽しんでいる、勝手弟子のぼくとしても大歓迎なんですが……。


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