私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

オリーブの木

2019-08-29 17:45:03 | 日記

August 29, 2019

猛暑の夏も終わりに近づいたようだ。せみ時雨が耳につき、朝夕が少し過ごしやすくなった。7月、8月、暑い暑いと言っているうちに過ぎていき、いったい何をしていたのか。プルーストやドストエフスキーをゆっくり読みたいと思っているのに、それどころか、読書会の本でさえ、まだ読了していない。まあ涼しくなってから考えよう。住まいの集合住宅が大改装して以来、ベランダの鉢植えは、オリーブの木だけになってしまった。1度実を一つ付けたことがあったので、実がなることを願っているが、いっこうにその兆候がない。ネットで調べてみると、実際は2本ないと実はつかないとのことだ。多分偶然どこからか胞子が飛んできたのだろう。このオリーブは、小さな100円の苗を買って育てたものだが、今回、この木の相棒に1本鉢植えのオリーブを買うことにした。安いものだし、もしうまくいかなくても、鉢植えとして楽しめばいいだろう。

今日は、9月6日。ブログを中断してからだいぶ時が過ぎた。夏の暑さの疲れが出たのか、ブログを書く力がないので、しばらくお休みします。


六本木

2019-08-19 11:57:24 | 日記

August 22, 2019

妹の息子の奥さんが日本画家で、六本木で個展を開催しているという。妹とは、メトロ日比谷線の6番出口で待ち合わせるということだった。最近の加齢による心もとない状態では大丈夫かなと思いながら、時間に余裕を取って出かけた.何とか出会え、中華料理店で、昼食をごちそうになった。こういったことがなければ、六本木に出かけるということもない。そういえば若いころ、このあたりにもよく来たなと思いながら見回すと、交差点角にあった俳優座が目に入った。ゆっくり作品を鑑賞し、車で来ているという言う妹の家族と乃木坂で別れて帰宅した。楽しい時間だった。

帰宅してパソコンに向かうと、突然マウスが動かなくなった。電池を変えてみたが反応せず、パソコン中毒になっている私は、この機器がないと不安だ。すでに夕闇が迫っていたが、急行で隣の駅にあるヨドバシカメラまで出かけ、新しいものに買い替えた。なんにでも耐用年数がある。今日は長い1日だったと思いながら、早目に床に就いた。

 

 


8月に

2019-08-08 14:01:31 | 日記

August 8, 2019

暑さにかまけてグタグタした日常を送っているうちに、気づけば8月に入っていた。8月は、私にとっては戦争の記憶が大きいが、今年は特にメディアでの戦争に関係する報道が少なかったように思える。若いゴルフプレイヤーが世界の舞台で活躍したとか、誰それと誰それが結婚したとかいったニュースばかりが目立っていたように思う。もちろんそんな話題がニュースになっているのは、平和なことかもしれないが、原爆が投下されたり、終戦を迎えたあの暑い日々のことを、私たちの世代は忘れないだろう。

昨年5月に、広島の原爆資料館を訪れる予定にしていたが、途中の都市に住む妹たちと合流し、奈良までは行けたが、広島まではたどり着けなかった。妹の家からでも、一泊はしないと無理かもしれない。秋の紅葉の時期に行けたらいいなと、ささやかな希望を抱きながら、大江健三郎『ヒロシマ・ ノート』(岩波新書)を読み返したりしている。

話題は変わるが、今、朝日新聞の文化文芸欄の「人生の贈りもの」というコーナーで、詩人の金時鐘が取り上げられている。この詩人については、以前ブログで書いたと記憶するが、私の好きな詩人のひとりだ。彼の詩に触れるとき、いつも、かなり前に見た韓国映画の一場面が浮かぶ。それは戦火の後の焼け野原で、兄の遺品の万年筆を探す男の姿だ。この場所は済州島で、もっと具体的な物語があるのだが、いま思い出せない。ただ映画館の大きな画面に映し出された映像は、しっかりと頭に焼け付いている。この映像がきっかけで、金時鐘の作品を読むようになったのかもしれない。8月という毎年訪れる月を、私はこれから何度迎えられるかわからないが、戦争に関連した様々なことが思い浮かぶ、忘れない月として残っていくだろう。反戦の思いを新たにして。

画像は、住まいのある団地の庭で撮った。このユリは種で増えるのだろうか。突然庭のある場所で花が咲き、翌年はなくなり、別のところに移って花を咲かせる。猛暑の中でも変わらず美しい。