晴れ間の彗星

楽しく生きよう!

≪6・7≫ オリジン 上下

2018年06月29日 | 読書録
ダビンチコードのダン・ブラウン最新作。

版権の関係から上下巻に分かれたパターン。

テーマが

「我々は、どこから来たのか?

 我々はどこに行くのか?」

この文句は、当然

「サイボーグ009 神々との闘い編」を思い起こします。

ピラミッドやイースター島、石舞台などの歴史遺跡を巡りながら

ジョーが絶え間なく自らに語りかける言葉。

「人間とは…そして、神とは…」

そんな疑問への問いかけか。と思って読んだのですが、

話はあまりに科学的

原始の海で、海底火山からの噴出物や、絶え間ない電撃の中で自然発生する生物。

これまでの数年単位での実験では結果が出なかったが

天才科学者の生み出した量子コンピューターが、何十万年もの変化をシュミレートとする。

そして、生命の発生を証明する。

しかし、パターンとしての生命体は偶然でも可能だが

遺伝子のようなコードは、ある意志を持って出ないと作れない…と終わる。

「神」またはそれに準じた者の力「意志」無くして生命の進化はあり得ない。

人間の身体・自然・食物連鎖

肇から完璧でないと意味の無い世界は、どうして作られたのだろうか?

サイボーウ009 「神々との闘い」は終わらない。


≪5≫ ローダンNEO 8 テラナーズ

2018年03月11日 | 読書録
ローダンシリーズといえば、列記と知れた「大河小説」であるが、

このNEOは、大河の大河 緩やかな流れのようだ。

8巻と言えば、もとのシリーズでは、地球は一つとなり

もう外敵宇宙人とドンパチやって、不死を探す旅に出ているころだが、

NEO第1シーズンとされるこの8冊では

地球上で、やっとローダン勢力が、テラニアに集結した。

しかし、アルコンの宇宙船は破壊され

これからどうやって宇宙へ進出するのだろうかと言うところ。

まあ、それだけ小説としての完成度は高いし

話も入り組み。

登場人物の掘り下げも徹底している。

太陽系帝国まであと何巻かかるんだろう。

また、夏から、第2シーズンに追われるのかな。

というか、活きている内にどこまでよめるのだろうか。

元シリーズは「トーラの死」あたりで止まっているのだが…

グィン・サーガもモンゴールふっかつまで行っていないし。

≪4≫ SAS モンテビデオの天使

2018年02月22日 | 読書録
1980年と言うから、40年近く書庫に眠っていたこととなる。

紙がだいぶ黄ばんできている。しかし、この本が日本でまた出版される事は無いだろう。

SFの名作など、新訳版なで出て、

新しい本として、活字大きめでよめるのだが、

再版されることのない、面白い本もいっぱいある。

創元社が出版したシリーズものの呼んでいなかったものを

もう読まないと間に合わなくなってしまう、

ということで

「プリンス・マルコ・シリーズ」20巻「モンテビデオの天使」を持ち出しました。

この時も、確か毎月1巻出版されていたんだったろうか?

原作は年4巻ペースで出版されていたようなので

本当に、プロの作家の筆の速さには驚かされる。

モンテビデオ 聞いただけではどこにあるかも見当が付かない

そんな町、国での反政府テロ組織と闘う話。

魅力的な主人公と脇役。

そう、知らない国の内政問題に絡む活劇…ゴルゴ13を思い起こします。

007と比較されていたようですが、架空の悪の組織と闘う007は

日本で言えば仮面ライダーだろうか…

濡れ場・拷問シーン・危機に陥る主人公…

私の小説にも、必要なシーンなんだよな、となんとなく納得。



≪3≫ ローダンNEO 7 エスケイプ

2018年02月06日 | 読書録
テラニア建設編 ともいうべき

ローダンNEO 第1シーズン も佳境入った

人類の新しい道を求めて「テラニア」を宣言したローダンが

中国政府の陰謀による核爆弾の脅威から、ローダンを求めてある待った群衆を守るため

テラニアからの脱出をよぎなくされた中で

中央政府に裏切られ、核爆弾で殺されかけた、テラニア包囲軍のバイ・ジュン将軍とその軍隊が

ローダン支持を宣言。

ミュータントたちも集結してきた。

金星で遭難したトーラも、旧アルコン人の基地をみつけ、クレスト救援を決意する。

あと1冊で長編小説が読み終わる。

しかし、この長編小説はまだ、プロローグなんですよね。

今回は、どこまで付き合えるのでしょうか?


≪2≫ パリ風俗犯罪ファイル1 調教師

2018年01月24日 | 読書録
ローダン7に続けて入りたいところですが

まだ、発売されていないので

書庫に眠っていた「刑事コランタン・シリーズ」を読んで見ました。

作者は ジェラール・ド・ヴィリエ

SASプリンス・マルコ・シリーズの作者です。

1990年10月発行ですから、30年近く放っておいた事になります。

マルコも 60冊ほど発行されていますが、まだ半分読んでいないと思います。

そこに行くと「死刑執行人 マック・ボラン・シリーズ」は創元社版・ハヤカワ版は読破しました。

ただ、ハーレクィン版はまだですが。

今回のタイトル「調教師」は、もうSMみたいですが、

中身も、元閣僚の公爵か何かが、15歳の少女を誘拐・監禁・薬漬けに…

母親の依頼で、探し回るコランタン

しかし、元閣僚の名が出てくると、上層部からの圧力が…

「相棒」のような展開になりますが、直接の上司が見逃してくれて

少女の救出に成功する。

アメリカの刑事ドラマでも、政治家の介入は良くありますが

日本のように「個人」では無く「警察組織」を護る為

という理屈が出てこないのは大きな違いだと思います。

ドラマでも「キャッスル」や「リゾーリ&アイルズ」などでも

かなり猟奇的な事件が多いですが

アメリカってそうなんでしょうか?

まあ、日本でもこの頃

訳のわからない事件がありますが。