映画鑑賞感想綴

映画館で観た映画の感想です。

『毎日かあさん』

2011年02月23日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 人気漫画が原作だそうで、読んだことはありませんでしたが
 TVアニメを何度かチラッと見たことありましたが
 特に興味をくすぐられるというほどは感じませんでした。

 しかし夫婦役に現実に“夫婦だった”
 小泉今日子さんと永瀬正敏さんがキャスティングせるというのを
 見てこれは見逃せないと思って観て来ました。
 
 監督だかプロデューサーだか誰だか分かりませんが、
 元夫婦に夫婦役を頼みに行った方はなかなか度胸のある
 人物にお見受けいたします。アンタはエライ!

 見所は、小泉今日子さんのキレイさカワイさと
 永瀬正敏さんの演技の凄さです。
 
 キョン×2はおいくつくらいになるんでしょうか?
 いくつになってもキレイだしカワイイし
 年齢を重ねてもキレイな人やカワイイ人はそれぞれ時々いますが
 キレイでカワイイを両方を備え持った人には
 なかなかお目にかかることは出来ませんねぇ~

 それから永瀬正敏さんの演技というか
 特に終盤の方では演じる姿勢に、鬼気迫るような凄さを感じて
 こういうのを役者魂というんだろと思いながら観ていました。

 ママ友役に柴田理恵さんや鈴木砂羽さん、北斗晶さんまで出ていたり
 古田新太さん、大森南朋さん、光石研さんなど脇役の人も豪華で
 いいスパイス的な演出になっていたと思います。

 家族があったり、子どもがいたりする方はもう少し違う目線で
 違うとらえ方で観れるのかもしれません。
 
 どんな家族でも・・・愛があればいいんですね。

『クレアモントホテル』

2011年02月17日 | Weblog
 ☆☆☆★★(満点5星)

 予告と映画評を観て気になっていたので観て来ました。

 ロンドンの一風変わったホテルを舞台に年老いた女性と
 小説家志望の青年との心温まるというか切ないような
 いろいろと考えさせてくれた映画でした。

 この、クレアモントホテルは長期滞在型とでもいうんでしょうか
 人生をすでに終盤を迎えつつある人たちが集うような
 天国への入口のようで、こんなホテル実際にあったら
 人生を終えるその前に泊まってみたいような気がします。
 天国へ行けそうな気が・・・


 人生を普通に生きていたら、いろいろな出会いがあるわけで
 その分別れても来ましたが、そんな人たちへも感謝の気持ちです。

 そういうのを繰り返して来て、今度こそこれで最後かと思って
 全力で挑んでみましたが、自分の愚かさで取り返しのつかないことに
 なってしまい、悔やんでも悔やみ切れない日々を過ごしています。

 後悔と言ったらいいのか、反省と言ったらいいのかも分からずに、
 いまだにどうにか取り戻すことが出来ないものかと思っています。
 
 自分の愚かさが情けないです、悔しいです、悲しいです。

『RED/レッド』

2011年02月10日 | Weblog
 ☆☆☆★★(満点5星)

 ベテラン俳優陣がぞろぞろ出ている予告を観て
 ちょっと気になり観て来ました。

 そうそうたるベテラン俳優たちが元CIAなどの
 隠居していた、おじいさん、おばあさんたちが(言い過ぎですかね)
 もう一花咲かしちゃった感じの痛快娯楽作品でした。

 でも、ブルース・ウィルスとモーガン・フリーマンと
 ジョン・マルコビッチとヘレン・ミレンが同じ映画に出ている
 というのに最後まで違和感が拭えませんでした。

 それぞれのチームで頑張って来たエースが引退を前に同じチームで
 一緒に投げましょう的なものに見えたりもしました。


 それから、最後までタイトルの「RED/レッド」の意味が分からずに
 帰ってこの作品のことをネットで見てはじめて、
 そういうことを「RED/レッド」と言うのが分かりました。
 作品の中で言っていたのに聞き逃したのかなぁ~

 しかし年齢の割にアクションは「お体、大丈夫ですか?」
 と思うくらいに凄かったです!

 こんな風に歳をとっても元気でいたいものです。
  

『ザ・タウン』

2011年02月09日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 「ルパン三世」の影響だと思いますが以前から強盗モノが好きで
 しかも気になる才能のベン・アフレックが監督、主演ということで
 少々またハードル上げ気味で観て来ました。

 アメリカには、こんな町(タウン)がこんなコトがあるんだぁ~
 ボストンの町で強盗が頻繁に起きて、しかもその強盗団が世襲性って
 何なんだそれはと、平和な日本に住んでいると思ってしまいながら
 また、この町が素朴な感じでいい雰囲気があってなんてのも
 伝わってきて、それなりに楽しめました。

 ただの強盗モノだけではなくて恋愛、友情、復習なども絡みつつ
 FBIのマヌケぷっりもプラスされていてグッドでした。

 エンドロールのスペシャルサンクスのところに
 ボストン警察やボストンレッドソックスなどの名前があって
 あまり町としては良いイメージを持たれない作品かもしれないのに
 協力するという映画にたしてのキャパシティの広さを感じました。
 
 きっかけはどうであれ、好きになった人のために自分を変える
 こういう姿勢のダグ(ベン・アフレック)を見習って
 今のボクも変えて行きます!!!

 この賛否がありそうな終わり方、希望を感じてボクは好きです!

『バーレスク』

2011年02月03日 | Weblog
 ☆☆☆☆☆(満点5星)

 これもあの人が好きそうな作品だったので観て来ました。

 何といってもシンプルなサクセスストーリーで
 また、お決まりの恋愛ネタを散りばめてってのも
 分かりやすくて楽しい2時間でした。

 主演のクリスティーナ・アギレラはラジオなどで流れているのを
 聴くくらいできちんと聴いたことはなかったけれど
 なかなかの声量で歌い上げていて田舎の女の子が成り上がって行く役
 にはピッタリではなかったのではと思います。

 あとシェールも素晴らしかったです!
 すでにかなりの年齢になると思いますが、中盤でのバラードは
 パワフルで切なくて凄く良くてウルウルしながら聴き惚れてしまって
 速攻!iTunesでサントラを購入してしまいました。
 
 元気ハツラツ!バーレスク!!! 
 (古るすぎですね
 
 一人で観てこれだけ楽しめて元気をもらえたのだから
 一緒に観られたらもっと楽しめてたくさん元気を
 注入してもらえたような気がします。
 
 まさにシェールのバラードを贈って元気になってほしいと思いました。

 DVDになったら一緒に観られるようにします。

『レオニー』

2011年02月01日 | Weblog
 ☆☆☆★★(満点5星)

 何度か予告を観ていて、あの人が好きそうな作品だと思って・・・

 それにデザイナー イサム・ノグチの母親の波乱万丈ストーリーということで、
 家具や公園のデザインなどでイサム・ノグチの名前は知っていましたが
 どんな人かというのまではあまり関心がなかったから、
 これを機会に知れればいいな~くらいな感じで観に行きました。

 あくまでも母親レオニーさんのストーリーでイサム・ノグチさんのことは
 ほとんど分かりませんでした。だからタイトルも「レオニー」なんですね。


 女性は強いというか、レオニーさんは強いです!
 自分の居場所があるところになら何処へでも行きます
 のような覚悟が素晴らしくてカッコよかったです。
 
 逆に男は情けないというか、米次郎は汚いです!
 最後まで自分ことしか考えていなくて、世間体とかエゴとか
 こんな男だけにはならないように生きて行きます。

 その情けない米次郎役を中村師童さんが、演技なのか演技でないのか
 ダメ男ぷっり炸裂でピッタリに見えました。

 それから周りの役者さんたちの吉行和子さん、竹下景子さん、原田美枝子さん
 中村雅俊さん、大地康雄さんらが脇をキッチリと固めていて
 いい仕事してますねぇ~という感じで安心して観ていられました。


 ボクはいまだに自分の居場所を見つけていなような気がします。